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【SF6】たかがゲームの大会で眠れなくなる人多数

競技としてのゲーム、eスポーツに興味がなかったけど、ストリートファイター6の【CRカップ】がすごいのはわかった。

まず、格闘ゲームはプレイ人口が少なくなっている。操作が複雑化して、若者が集まるゲームセンターがつぶれて、スマホで遊ぶのに不向き。子供はFPSやマイクラのほうを向いている。

ストリートファイター6が間口を広げるため、操作や演出を大胆に変えたのは知ってたけど、あらためて「格闘ゲーム難しいと思ってたけど、ちょっとやりたいな」という気持ちを一人でも多く湧かせるために、そして自分たちも楽しむために、こんなに考えてるんだ、と眠気もとんでしまった。

ルールは、1チーム5人のチーム戦。

格闘ゲームに触れたばっかりの vtuber と1日中練習してるプロを同じチームにして練習の様子を配信する。
視聴者層も、ふだん観ない配信者の人となりを知れば思い入れができる。

極端な話、プロのすごさがわからなくてもいい。
藤井聡太のどの手がすごかったかを、話題にしているほとんどの人が説明できないのと同じ。
知っている人が参加しているなら楽しめる。

スト6から新たに加わった簡単な操作「モダン」と、敵チームも戦法をオープンにしておくことで対策が立てやすくなることで、初心者でもワンチャンいけるかも!?ぐらいの空気になる。(簡易操作をモダンと名付けたのも英断。イージーだと、舐められた感ある)

先鋒から大将まであえて初心者とプロをひとつのチームに入れることで、プロゲーマーがみんなにアドバイスする構図になり、初心者もチームの勝負の責任を背負い、真剣になる。
ゲーム自体も大会も、すごくよくできてる。

そして最後は一番知名度があるウメハラさんが締めた!

終わったあとは、プロと生身の人間とvtuberが組んだチームだから、もう二度と集まれない「ひと夏の青春」感があった。

実際に話しようとしたらできるんだろうけど、方向性も違うし、事務所が違えば簡単にコラボもできない。
お互いに活躍を見ることはできても、これだけ濃密に向き合うことはできない。甲子園みたいな切なさ。

検索すると、格闘ゲームやってみようかな、久々にやりたくなった、というツイートがたくさんあった。

読んでくれてありがとうございます。 これを書いている2020年6月13日の南光裕からお礼を言います。