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【覚書】小学生、まだまだ面白い

娘と某テーマパークへ行ってきた。

始まりは、先月、息子が学校のお休みの時に(平日)
友人と某テーマパークへ行ったこと。
えー中学生だけでいくなんて早いんじゃないの?と
思って反対していたのだが、周りは行っているし、もしかして我が子だけ
行ってないのでは…ていうか某テーマパーク内ならば、スタッフの教育は行き届いているし、目も行き届いているだろうから
逆に安心なのでは…という周りの意見もあり、
(なんて意志の弱い私!)
許可することにした。

友人たちは閉園まで遊ぶところを息子は6時には帰るように言い聞かせ、
しかもテーマパークまで帰りは迎えに行くという過保護ぶりを
見せた私だが、それなりに楽しかったよう。

ここで娘が訴える。
「お兄ちゃんだけずるい!!!私も行きたい!!!」

そりゃそうだよなあ。行きたいよなあ。

じゃあ、運動会明けの振替休日に、ママと二人で行こうか、ということになった。

平日の方が空いているだろうし、お値段もちょっぴり安いものね。

と思った数日前の私よ。
お前はなんでいつもそんなに読みが甘いんだ。
お前の読みが当たったことがこれまで一度でもあったのか?
答えてみよ。
そうだ、ないだろうよ。
お前の読みは大体いつも外れて裏目裏目に出るんだぞ?

そう、3連休明けの某テーマパークは激混みだった!!!

なんで?3連休明けだから?
それともハロウィンだから?
それとも人口が増えたの?
なんなの?
平日とは思えない人の多さである。

行きの車の中でルンルンだった娘。
終始私に話しかけ、こちとら慣れない場所への運転は緊張するというのに
ずーっと話しかけてくる。
話した内容はほとんど覚えていない。
ただ、駐車場に着く頃に一度
「なんで(娘の名前)ちゃんは、そんなに芝居がかった話し方をするの?」と
聞いてしまったことだけは覚えている。
テンションが上がれば上がるほど、その喋り方が芝居じみてくる娘。
劇団員でも目指しているのだろうか。

到着した頃は、あれ、ちょっと人多いな程度だった。
着いてすぐに娘お目当ての髭の生えたおじさんのエリアを
予約しようと思い、アプリを開いた私。
あれ?整理券の配布は終了って出てるよ?
抽選って書いてある。
オープンと同時には間に合わなかったものの、先日の息子と
同じぐらいには到着したはずである。
息子は夕方からの予約しか取れなかった…と言っていたものの予約して
髭のおじさんエリアを満喫して、お土産にキーホルダーを買って
帰ってきていた。

とにもかくにも抽選券をゲットして、楽しもうじゃないか、と
娘を励ます私。娘に一応説明はするが、多分この時点ではわかっていない。

幼稚園の頃から娘が好んでいくエリアである、メリーゴーランドやティーカップのあるところへ。娘がまずティーカップを所望する。待ち時間は20分。
そのぐらいならと並び、ティーカップでぐるぐるまわる娘。
楽しそうである。
娘の中で、ママは「付き添い」という意識があるらしく、
「ママ、荷物多くない?疲れてない?大丈夫?」と
気遣ってくる。
幼稚園の頃は、荷物もなく手ぶらで遊んでいた彼女が
大きくなり、気を遣って自分の荷物とさらに私の荷物まで気遣うなんて
成長したもんだなあとしみじみ。

したのも束の間。
次はメリーゴーランドに乗りたい、と並んだ先で
「30分待ち」とみて、「30分も待てない」と列を抜ける。
この時点で、なーんか人が多いなあと思っていたものの、
いや平日だし、このキッズエリアだけかもねーと話しながら
「じゃあ、ジョーズへ行こう」と某サメ映画のアトラクションへ。(いや、名前)
ジョーズへ向かう途中も、人、人、人。なんか徐々に増えてますよね?
アトラクションの前には長蛇の列ができている。そして
待ち時間…100分。
その数字を見た途端、娘の堪忍袋の緒が切れる。

「もう!なんなん!そんなに待たれへん!!!むり!」と地団駄を踏む娘。
半泣きになりながら、訴える。
「じゃあ、先に何か食べる?」と娘の気を紛らわせようとするが、
レストランもチュロスもポップコーンもすでに長蛇の列ができている。
ま、まじか…。
「(娘の名前)ちゃん、もうこれは諦めて覚悟決めて並ぶしかないんちゃう?」と
言うと、
「むり!!!!途中でトイレに行きたくなったらどうするん!!!」とのこと。
娘はトイレを常に確保しておかないと、気が済まないタチなのである。
「でも、覚悟決めんと何にも乗られへんで?」と
私の冷静な説得により、
(おそらくママに付き合ってもらっている、という意識を思い出したのだろう)
気を取り直した娘は
魔法エリアへ行くと言い出した。
お兄ちゃんから魔法エリアのかの乗り物がすごく楽しかったと
コンコンと説明を受けていた模様。
魔法エリア、もちろん人気で100分待ち。
まず、トイレへ行くと所望する娘。
トイレは薄暗く怖いが(演出)、用を足し、
100分待ちに挑むことを決める。
マジカルバナナをしよう、とママに提案する娘。
彼女のマジカルバナナは常にバナナから始まり、「バナナと言ったら黄色」と
なり、大体同じ流れになる。
そして、大体リズムに乗ることなく、徐々に長文になる。
長文になってくると私が面倒になって、終了となる。
次はしりとり。
途中からあの我が家で有名なイケメンしりとりへ移行していく。

100分。こいつはかなりの苦行である。
普段の私なら絶対に並ばない。
アトラクション自体も
20年近く乗っていない。
が、娘が乗ると言うのだから乗るしかない。
並ぶしかない。
本当に100分待ちというのは100分待ちなんですね。
何度も何度も列を折り返しながら、やっとたどり着いたところで、
娘が
「ママ、乗る前にトイレ行きたい」
え!!!!
「が、我慢できひんの?」
思わず聞いてしまう私。
「無理。もれる」
しょうがない。スタッフの人に訳を話し、トイレへ行く。
まあ、列の途中じゃなくてよかった。

魔法の乗り物は確かにすごかった。が、
アラフォーの老体には堪えた…。
三半規管ぐるぐるである。
娘も初めての本格的なアトラクションで相当怖かったらしく、
隣から足を絡め、手をぎゅっと握りしめてくる。
一体どんな顔をして乗っているのか見たいのだが、
隣に乗って頑丈に固定されているのでそれを見ることは叶わない。
ああ、こんなものに乗れるようになるなんて成長したなあ。
3年前はどのアトラクションも身長が足りずに、地団駄を踏んでいたものだ。

お昼になり、抽選結果を見てみると、まんまと外れてしまい、
髭のおじさんエリアには今日はいけないことが判明。
娘は「それが目当てで来たのに!」と失望の色は隠せないものの、
100分待ったことで自信がついた娘はその後、ジョーズにも乗り、
メリーゴーランドも乗り、レストランにも並んだものの、
黄色いバナナ好きの彼らのところでは150分待ちの表示に
「いいわ…」と言う。
夕方が近づくと流石に疲労の色が隠せなくなってきた。
そして、夕方に近づくほどに増える人。
なぜだ、なぜなんだ…。
道路を渡ろうにも渡れず、目的地にたどり着くことすら難しい。
ゾンビを見てみたい、と言うので18時まで園内で過ごすことに
していたが、数歩歩いては疲れた、とぐずり出すようになってきた。
私が間違えて反対方向に歩こうものなら、ガチ切れされる始末。
怖い。
普段は穏やかな娘だが、怒ると手がつけられなくなる。
18時まで1時間ほど…という頃に、
「今日の思い出に何か買ってほしい」と言う娘。
お兄ちゃんもキーホルダーを買っていたし、まあ1つぐらいなら…と
思う親心。
あっちのお店にいき、こっちのお店に行き、物色するが、
「あ、これ可愛い」と思うと、彼女の中で
「これをママに買ってもらうのは悪い」
「これではお兄ちゃんのキーホルダーとは釣り合いが取れない」と
思うらしく、
なかなか「これ」というものが見つからない。
どんどん積もっていく足の疲労。
でも、諦められない「何か欲しい」という気持ち。
ついには泣き出す娘。
(その間、私は黙ってついていくのみで「早くしろ」も一言も言っていない。)
「これ、可愛いやん」とか
「これ、いいやん」と声をかけてみるが、
お値段が気になるらしい。
「もういいやん。思い出やと思って買ったらいいやん、大事に使いなよ」と
埒があかないと思った私は、そう声をかけるのだが、
なかなか強情な娘。
「いらんっていうてるやん!!!」と
なぜだか逆ギレされる。
が、何も買わないという選択肢には至れないらしく、
私もまた何も買わずに帰ると絶対に後で「やっぱり…」と
言い出すのは目に見えているので、彼女のショップ巡りに黙って付き合う。
最終的に見つけた某白い犬のキーホルダを握りしめ、
「やっぱりママにこれを買ってもらうのは悪い…ううっ」と
泣き出すので
「じゃあ、パパに買ってもらうことにする?」と
聞くと、満面の笑顔で頷く。
ゲンキン…

いやはや…幼稚園の頃から成長があるようなないような
娘との一日。
機嫌を悪くしてもすぐに治ってしまうのが、息子と違って楽ではあるが、
喜怒哀楽の差が大きすぎてヘトヘトになるのも事実である。
帰りの車内では私に気を遣ってまたずーっと喋り続けている。
私は疲労を押しての運転で、ヘトヘトで内容をこれまた
覚えていない。
帰ってから、本日のハイライトをヘトヘトになりがながら
夫に話していると、
「ママ、私の黒レシキを言わないで!!!」

それを言うなら黒歴史(れきし)やろ。


娘の成長を感じるが、自分の体力の衰えも痛感。
ワタシ、本当に体力をつけないとやばいな。

息子が友達と行ったことを考えると、あと何回娘と
一緒に行けるかわからないが、
次に行くまでにもう少し体力をつけなくてはならない。

そして、次に行くときは3連休明けは避けようと思う。



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