【ドラマ感想】調査官ク・ギョンイ

調査官ク・ギョンイ | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

最後までノンストップで面白かった。
二転三転するストーリー展開。
味方か敵かわからなくなる入れ替わりの激しさ。
個性的なキャラクター陣。
全12話という手頃ながら、中身は濃い。
個人的な感想としては…

ロ、ロ、ロ、ロサ様〜！！！！

である。恐ろしい、の一言。「国民のお母さん」…演技の幅にあっぱれ。

悪人は殺すべきか。悪人も殺すべきではないか。
答えは明白ではあるけれど、
身近にいなければ、
テレビの中だけの世界ならば、
いや、その被害者であれば、もしかしたら心の中で思っているかもしれない。
「こんなやつ、この世の中からいなくなればいいのに。」なんて、
恐ろしいことを。
ろくでもない夫。
ろくでもない父親。
陰で悪いことばかりをする非道な上司。
金に物を言わせて、自分以外を人間とも思わない扱いをする最低なやつ…
このドラマの中で、殺人鬼であるKを何処か憎みきれないのは、
彼女がそう言った人ばかりを標的とし、
そしてポリシーを持っているところ。
「この人は殺さない」と。
下手をすればヒーローに祭り上げられそうだが、
やはり凶悪犯。
見誤ってはいけない。間違ってはいけない。
殺していい人間などこの世に居ない。
それを許してはいけない。
それを許せば、人間ではなくなる。
社会では無くなってしまう。

そのために一番必要なのは、仲間であること。
誰か一人でも、大切だと思う人、大切だと思ってくれる人がいること。

サンタさんの謎は解明されたような解明されていないような
ミステリアスな感じに終わったが、もしかして続編があるのかしら。

このままミステリアスに終わるのもありかな、と個人的には思う。