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【読書の思い出】栗原はるみ

私は料理が苦手だ。
子どもの頃、全くと言っていいほど手伝いをしてこなかったツケは
きちんと結婚してから支払うことになった。
家事のいろはも知らない私が専業主婦をやっていて、
ちゃんちゃらおかしいと自分でも思う。
私も専業主婦になるつもりなんてなかったので、
人生は分からない。
やれることはやっておいた方がいい。

で、料理ができない私がお手本としていたのが
栗原はるみさんだった。

母の本棚にあったということもあるのだけれど、
栗原はるみさんの本を何冊か手元に置いて、
あれこれ作っていた。
最近では検索してスマホと睨めっこしながら作ることが
増えたが、スマホ検索が定着するまでは
ずっと栗原さんの本が私の料理の師匠だった。

煮物から揚げ物、基本的な料理をわかりやすく、作りやすくアレンジされていて
料理初心者の私にはかなり重宝した本だった。

今やネットで色々と検索できるものの、これらは手放せずにキッチンの棚にしまってある。
雑誌でも出版されているので時々購入していた。母と被ることもしばしば。

今日は何を作ろうかな〜とパラパラめくりながら献立を考えていたこと。
食べることばかり考えて印をたくさんつけたのに、未だに作っていない料理がたくさんあること。
見るだけで割とお腹いっぱいになれること。
たくさんの思い出が詰まっている。

こちらで覚えて、好評だったのが「夏野菜の揚げ浸し」と「坦々麺」。
坦々麺は個人的に好き。

坦々麺にはこちらの中華麺を使用するのが私のお気に入り。
かぼちゃの煮物とか私は好きなんだけれど、私以外の家族が食べてくれないのであまり作れないのが残念。
プリンは子どもたちに好評で時々作る。

昔ながらのプリンのレシピもあるが、こちらはゼラチンで固めるので、プルプルとろりとして口当たりがよくて好き。市販のプリンは食べない娘もこちらはぺろりと平らげる。

結婚して十数年。レパートリーを増やす努力も、意欲も失いかけている今日この頃だが、久しぶりにパラパラとめくりながら、新しい料理にチャレンジしてみようかな。

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