頑張る、ちゃんとやる、最後までやる…何度も言ってきた私の口癖
妹が、「できな〜い!べんきょうなんてきらい!わかんないも〜ん!」そう言って暴れていると、可愛いなあと思いながら私は「頑張って」「最後までゆっくりやってごらん」「ほらちゃんとやって」「やればできるよ」そう声をかけた。
自分に対してもそうだった。
できないはずはない。ゆっくりやってみよう。やり方を変えてみよう。最後までやってみよう。やればできるさ。がんばろう。がんばろう。
その結果のうつ病だ。
できないことはできないのだ。
できないこと、不向きなことは他の人に任せてしまえばいい。自分の得意なことを探せば良い。
それなのにわたしは「できる」という思い込みとプレッシャーを常に自分にかけて、結果なんとか乗り越えると、やっぱり私はできた。余裕だった。そんな顔して物事を進めてきた。
学生にとって、できないことはそんなに無かった。そして、できなくて、困ることもなかった。そうするとそれは私にとってできないことではなく、できなくて問題ないこと、になる。
だから、「できないといけないこと」は「全てできた」のだ。恐ろしいことに。
そのまま社会人になった。
求められたことができない。
「できないの?」と言われる。「できません」と答える。
できないことはできないの。なんでそんな当たり前のことに気がつかなかったの?そう自分をせめてまたうつ的思考に落ち込んでいく。
頑張る、ちゃんとやる、最後までやる…何度も言ってきた私の口癖だ。
これらを、なるべく使わないようにしている。
絶対使っちゃダメと禁止しては前の自分と同じだし、使わない!と宣言するのも違う。
そういう自分にプレッシャーを課すような言葉を無意識に使っていた自分と乖離したいんだ。
できることをできるだけ。
とりあえず、呼吸と、薬を飲むことと、日記を書くこと。
宝塚を見ることと花江夏樹君関連の動画を見るのは大得意。
そういうことからやっていく。
食事、運動、睡眠は今はうまくできない。
でもそういうもんだと認める。
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