蓮の花 愛でるためには 早起きを 朝露の粒 映えにも良しと
平日は眠い目をこすって通勤電車に乗り込むから、休日は昼間で寝ることが多い。だが今日は違う。休日なのに早起きをした。理由はある。それは蓮の花が咲き始めたという便りを聞いたからだ。
蓮の花は午前中しか咲かないといわれる。お昼になるとつぼみのように閉じてしまう性質があり、次の日にまた花びらを広げるのだという。だから昼まで寝てはいられない。休日だけど早起きするとさっそく蓮の花を見に寺に向かった。
休日の早起きは気分が楽だ。平日ならこの後仕事が待っている。だが休日は何もない。終わってから昼寝したって許されるのだ。さて、寺の中に入った。さっそく花開いている蓮を見つける。今年も美しい。花はどれも美しいが蓮の花には気品のようなものを感じる。仏教の寺院との相性がこんなに良いのは、蓮以外には考えられない。
これはSNS投稿一直線だと思って花を撮影した。が、その時の視線は別のものを捉えている。それは蓮の葉だ。蓮の葉の中心には朝露と思われる水が溜まっていた。そして表面張力のように浮き上がっている。そこにある小世界は何とも不思議で仕方がない。今日の映え画像はこれにしようかと、カメラを花から葉に向けた。
蓮の花 愛でるためには 早起きを 朝露の粒 映えにも良しと
(はすのはな めでるためには はやおきを あさつゆのつぶ ばえにもよしと)
今日の記事「富田林寺内町浄谷寺の蓮の花」を参考にしました。