見出し画像

偶然に 知って向かうは 御開帳 得した時間 栄山寺にて(国宝がふたつもある 五條の学晶山栄山寺)

五條シリーズの第3弾です。今回紹介する栄山寺は五條に来るまでは全く意識しておらず、観光案内所で知ったところです。

画像1

栄山寺は五条駅から2キロと少し離れていることもあって、本当に気づかなかったのです。奈良時代の初めのころに創建されたという由緒ある寺院。

画像2

そしてちょうど国宝が特別に御開帳になっているタイミングなので、立ち寄りました。

5月29日まで本堂内陣にある薬師如来や国宝八角円堂内陣が特別に公開しているそうです。

画像3

ということで中に入ってみましょう。

画像10

門をくぐり最初にあるのは。

画像11

国宝の梵鐘です。国宝の梵鐘を調べると全国で13しかないそうです。

画像12

平安時代の917(延喜17)年の物だそうです。

画像13

延喜十七年十一月二日の刻印があります。

画像14

こちらは塔の堂(大日堂)です。

画像15

重要文化財の七重石塔です。

画像16

もっとも古いタイプで貴重なものだとか

画像17

藤原鎌足の孫で藤原不比等の長男である藤原武智麻呂が建立したとあり、裏山を上れは武智麻呂の墓もあるそうです。

さらに南朝の天皇がいた場所とあります。こういうのを見ると五條の町は、河内長野をはじめとする南河内の地域にどことなく似ているような気がします。

画像19

こちらの石燈篭も重要文化財。本当に多いですね重要文化財級の物が。

画像4

こちらが本堂です。

画像5

撮影はできませんが、この中に秘仏でもある本尊・薬師如来座像を中心に木像十二神将立像が6体ずつ左右に並んでいました。いずれも国の重要文化財。

また本堂の裏手には資料室があります。

画像7

寺の境内に神社があるのは古くて由緒ある所では良くありますね。こちらは小島町御霊神社。

画像18

神社の説明文です。

画像20

奥に拝殿があります。

画像22

こちらは本堂前の山門で普段は開いていないようです。この前の空き地になっているところが南朝の行宮跡だとか。

画像19

こちらがもう一つの特別公開している八角円堂です。奈良時代に建てられたものでこちらも国宝に指定されていました。

画像8

普段は入れない内部に特別に入れました。やはりここも内部撮影はできません。真ん中に阿弥陀如来が鎮座しており、柱などにごくわずか破片のように奈良時代の装飾が残っているなど非常に貴重なところでした。

画像20

やはり最後は短歌を詠んでみましょう。

偶然に 知って向かうは 御開帳 得した時間 栄山寺にて
(ぐうぜんに しってむかうは ごかいちょ とくしたじかん えいざんじにて) 

画像21

#栄山寺
#御開帳
#国宝
#重要文化財
#真言宗
#短歌
#今日の短歌
#休日のすごし方
#奈良県五條市
#南河内
#奥河内


この記事が参加している募集

休日のすごし方

今日の短歌

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?