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帰り道 光に吸われし 師走夜 小さなイルミ 癒しのときに

「もうこんな時間だ」時計を見ると午後8時を過ぎていた。管理職になって半年、もう管理職だから残業がつかないのに、ついつい残業をしてしまう。

勤務している会社は師走の時期、年末に向けてが一年の繁忙期だ。そして年を越せば暇になるから今が潮時である。
「うちは、忘年会がない代わりに新年会が盛り上がるからなぁ」などと考えながら帰り支度。
「じゃあお先に」部下は一斉に挨拶を返してくる。彼らは後1時間は働くのだろう。

駅に向かって歩く。通り道にある小さな公園が光り輝いている。
「イルミか」と思っていたら足を止めた。そしてそのまま光のほうに吸い込まれる。決して大きなイルミネーションではないが、公園全体を使ってキラキラと光っていた。サンタクロースやトナカイのイルミなどもある。

「うーん見ているだけで癒される」気が付けば10分近くその場にいた。「あ!もう、帰ろう」我に戻って駅に急ぐ。そして途中頭に浮かんだ短歌をつぶやいた。

帰り道 光に吸われ 師走夜 小さなイルミ 癒しのときに
(かえりみち ひかりにすわれ しわすよる ちいさないるみ いやしのときに)

こちらの本日の記事、「富田林駅と富田林西口駅にあるイルミネーションが今年も実施している」という内容を参考にしました。

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