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南河内地域に引っ越して間もなく2年、引っ越ししてから是非行きたかったところが、河南町にある近つ飛鳥博物館でした。
しかし、Yahoo!地域クリエイターの仕事などが入り、どうしても河内長野と富田林の両市を優先する状況になったので、なかなか時間がありませんでしたが、先日ようやく行くことが出来ました。

富田林市の近鉄喜志駅からバスに乗りました。

ちなみに近つ飛鳥博物館に行く前に、今日紹介した上のリンク先の天ぷら屋さん「天ぷら三丁目」でお昼をいただきました。

バスの終点は、博物館を囲む森、近つ飛鳥風土記の丘の前です。

近つ飛鳥とは、奈良県にある飛鳥(明日香村)「遠つ飛鳥」の対比で出てくる言葉で、古事記によれば履中天皇の同母弟(後の反正天皇)が、難波から大和にある石上神宮に参向する途中で二泊したときの場所のひとつ、宿泊した場所をに名前を付ける際に、近い方を「近つ飛鳥」、遠い方を「遠つ飛鳥」としたそうです。

近つ飛鳥は本当はこの地図の上のあたり、羽曳野市飛鳥を中心とした位置だったそうですが、博物館はその南側にある河南町にあります。

風土記の丘と言われる森の中を歩いていきます。晩秋から初冬にかけての時期なので、針葉樹や一部紅葉している木以外はもう、葉も落ちて枝だけになっているのもありますね。

ちょうど川と道という特別展が行われていました。基本的には大阪府内にある古墳とその埋葬物を展示している博物館で、この特別展も大和川流域の遺跡で出土したものが展示してありました。

遊歩道を歩いていくと。

途中で分かれ道があります。右のほうは近道ですが急な坂があるとのこと。

ということで博物館の中に来ました。

建物もデザインにこだわりがあります。安藤忠雄氏が設計したもので、大阪狭山市の狭山池博物館も設計した人。

一部を除いて内部の撮影も出来ました。

パズルなども置いていて、楽しく遊べるようになっていました。

バリアフリーになっていて、出土した土器などが並べられています。

強化ガラスの上から眺められるようになっていました。

世界遺産に登録された、百舌鳥・古市古墳に関する資料も多く、仁徳天皇陵の大きな模型がありました。世界遺産に登録されるよりもはるか前に作られた博物館なので、先見の明があったのかなあと思いました。

こちらが特別展の様子。

これは復元されたものですが、元の物は石をくりぬいて作られたそうです。

中の展示物以外にも見どころがあります。ここは建物の屋上です。

山に囲まれた場所なので、紅葉がきれいですね。

駐車場が見えます。

屋上から大きな階段になっていて下に降りられます。

下から見上げると階段の存在感が際立ちますね。

ということで、念願の近つ飛鳥博物館、風土記の丘に来ることが出来ました。この地域でまだ見たいところはいくつかあるので、こうやってタイミングを計って見にいきたいと、その際にはまた紹介しようと思います。

最後に短歌を詠みましょう。

師走前 近つ飛鳥に たどり着き 古墳の展示 好奇の時に
(しわすまえ ちかつあすかに たどりつき こふんのてんじ こうきのときに)

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