春目覚め 行列できる リモコン絵 子どものヒント 青春こそ
「忘れていたよ」思わず彼女に唸るようにつぶやいた。「忘れいていたってどうしたの?」付き合って4か月。自分で言うのも不思議だが運命の出会いだと思っている相手、少しでも困ったことがあれば何でも相談できる彼女なのだ。
「うん、想像力だよ、子供たちの絵のすごさ」
興奮気味に語る。今俺は絵を描いているが、最近は壁にぶつかっているような気がしていた。無難に絵を描くことはできている。だが違う。絵に力のようなものも、伸びのようなものも無く、つまらない絵なのだ。
だが今日は、暇つぶしに子ど