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河内長野(奥河内)

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河内長野のスポット情報です。
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#毎週ショートショートnote

春空に 誘われ音の ステージへ 活用なれば 返し断捨離 

部屋全体を見たとき、まだまだ自分の断捨離はまだうまく行っていないようだ。 その時、以前聞…

コンサート 春周年 楽しみに ダンサーの事 蒸し返し無し 

友達からコンサートの誘いが来た。地元の推しのミュージシャンがこの春に周年記念のコンサート…

春散歩 季節感じぬ 工場群 猫の視線は ビームのように

「今日はいつもと違う道に」春の日差しに惹かれながら散歩の相手は、癒しの家族のワンちゃんと…

梅見ずに 目指すはひとつ 猫ミーム トイレ探しは 新たなネタに

「こんな時に、痛ててて」Nは急にトイレが行きたくなった。Nはある画像を手に入れるために外…

旅帰り 不思議体験 如月の 三角の間も レトルト早さ

あれはレトルトな三角関係だったのかもしれない。レトルトというより即席かも。旅が終わりまも…

春先に 地道活動 評価され 横文字響く インクルーシブ

奥にあると言われてきた。だが見たところこれは洞窟だ。「洞窟の奥にお子様ランチって?」テー…

春目覚め 行列できる リモコン絵 子どものヒント 青春こそ

「忘れていたよ」思わず彼女に唸るようにつぶやいた。「忘れいていたってどうしたの?」付き合って4か月。自分で言うのも不思議だが運命の出会いだと思っている相手、少しでも困ったことがあれば何でも相談できる彼女なのだ。 「うん、想像力だよ、子供たちの絵のすごさ」 興奮気味に語る。今俺は絵を描いているが、最近は壁にぶつかっているような気がしていた。無難に絵を描くことはできている。だが違う。絵に力のようなものも、伸びのようなものも無く、つまらない絵なのだ。 だが今日は、暇つぶしに子ど

路地奥に 逃げて見つけた 冬水場 ギリのところで どんでん返し

「よし、どこか隠れるところはないか」後ろを振り返ったが追ってはこない。もう少しのところで…

サークルの 町を歩いた 冬の空 見上げ聞こえる ドローンの音

営業活動のためにある町に訪問した。住宅地だが町が個性的な形をしているという。「公園が中心…

粉雪が 降りし里山 季節感 会員制と 思う豊かさ

「へえ、ここに」友達に誘われて山の上の住宅地に来ている。ここはバブルのころには億単位で売…

大道路 冬の日差しを もろ受けし 見えしクジラは 逆光の時

実際には環状になっていないのに、外環状線と呼ばれている道を冬空を見ながら歩く。町で一番の…

初詣 夜光おみくじ 引いた後 姿暗まし 運は想像

除夜の鐘が聞こえる深夜、向かっているのはいつもの神社である。そこで新年を迎えるのは毎年の…

北向かう 道に見えるは カニ挟み 文字とおもちゃ 愛はどこかへ 

探検が好きな人は、地図で田園地帯が広がる北を目指すことにした。そこには、昔味見をして気に…

冬至前 スマホ滑らせ 白骨化 ケースに慣れて 元を忘れる

探検が好きな人は、山の上にある住宅地の端のほうに来ていた。手にはスマホを持っていて地図を確認している。 「薄暗いな」地図上ではこの下に昔からの集落があるらしい。集落といっても路線バスが走っているので、そこに行けば駅に帰られる。 だがそこまでの道が本当にあるのか気になった。住宅地から降りる階段はあったが、木に覆われているためか、少し鬱蒼として少し不安になる。冬至が近いこの時期では暗くなるのも早いのだ。 「不気味だなあ」と、ひとりで階段を下りていく。手にはスマホを持ったまま。