山陰広告賞、未来へ
こんにちは!
毎月、月末あたりに書いているブログですが、この度、6月6日に山陰広告賞の授賞式がありまして、ホットなうちに号外的に書きました!
この度は、「デザイン賞」「ポスター賞」「地方創生賞」そして、
MVPの「クリエーター特別賞」まで、ありがとうございました!
まさか、金屏風の前でスピーチする日が来るとは!
古き良きを感じながら登壇させていただき、貴重な経験ができました。
(いつか、照明やDJ、神楽とか三味線ライブとか入ってイベント化たらいいなー。石切場とかいいなー。)
初めに
今回いくつかの賞を受賞させてもらったクライアントであり、一緒に広告を創った、後鳥羽院800年事業のみなさま。北海道大空高校の校長先生、教育委員会のみなさま。知夫中の先生、生徒のみなさまにもこの場を借りてお礼を申し上げます。
また、受賞はできませんでしたが、米子や大山のクライアントであり、遊び仲間のみなさまもありがとうございました。
そして、一緒に広告を作らせてもらってる、隠岐や色んなところで知り合ったクリエーターのみなさんたちにも。
これは、僕1人の力ではなく、皆さんの力が見えない角度からも合わさったからこそのデザインと、受賞だと思っています。
ありがとうございました!
今回、クリエーター特別賞として、受賞のスピーチをさせてもらいました。受賞をキッカケに考えた事をここで少しお話出来ればとおもっています。
どんなスピーチをしようか考える上で、クリエーター特別賞ってなんですか?と聞いたら、MVPみたいなものですと。なるほど、それはしっかり考えなくては!汗
今回の式典には、クリエーターとメディアの方々がいるので、作品制作の話と、広告メディアの話をしようかなとおもってました。
でも、式の数時間前、松江のホテルのお風呂に入りながら「せっかくだから、何か提案もしようかな」。ちょっと話が長くなってもいいかな。と、3つの内容に決めました。
作品制作の話
今回受賞した、後鳥羽院800年のポスター、大空高校の校章、知夫中生と作ったポスター。それ以外にも自分の作ったものを振り返ってみると、僕がクリエイティブで大切にしているのは、「礼節と反骨」だなと気づくことができました。(リスペクトとアバンギャルド)
クライアントの個性やユニークさはもちろん、見てくれた人、買ってくれた人、全てにリスペクト。そこから始まっています。
そして、コレはこうという固定観念を忘れて、人と違うことも挑戦して行きたい。
そんなふうに考えているんだな。と自分の作品を分析してみておもいました。
島民劇ポスターは、後鳥羽院と島民の力をどのように表現しようか考えました。
キャッチコピーは、両者の視点で、「これぞ、島民劇!」。
グラフィックは、クラシックな浮世絵のような大衆演劇のような、そして、モダンで挑戦的な楽しそうな雰囲気にしようと作りました。
大空高校校章は、大空町の目指す文化創造と自由な校風をどのように一つのシンプルな形にするか考えました。「O」を、ゼロから、無限の創造。そして、好きなように自由に回転させて良いという、(VIの固定観念を覆すレギュレーションで、)可変な校章にしました。
知夫中のポスターは、授業の一環でもあったので、生徒一人一人の個性とアイデアを引き出し、それを形にできるように考え、これ、中学生が作ったの?と驚きのあるようなポスターにしあげました。
そんな、「礼節と反骨」の精神から、革新的な楽しいことがおきればと思っています。
広告メディアの話
先日、友人が描いた飾ってある絵を見て、「作ったものは、その人の一部になるんだな」と、考える事がありました。
そう思うと、服も、車も、家なんかももそうですよね。お米や野菜なんて、間違いなく自分の一部になりますよね。
広告もそうだと思います。クライアントの思いを僕らが形にする。そしてそれは、そのクライアントの大きな一部分になります。ロゴやパッケージで会社や商品の顔になる事もありますよね。
そしてそれらが集まって、山陰の一部にもなっているんですよね。
広告は時代を映す鏡だと聞いたことがありますが、僕らの作る広告は、今の時代の山陰を映す大きな一部だと思います。
そんな広告を通じて、子供も大人も、地元の人も移住者も観光者も、山陰ってなんか良いねって、好きになってもらえるように、これからもステキに作って行きたいとおもいます。そんなのをメディアでステキに発信してもらえたら、ステキな地域になるとおもっています。
そこで、ご提案
そこで、この場を借りて、山陰広告に関わる、来場している全ての方にご提案しました。
山陰広告賞では、WEBサイトのリニューアルや応募項目の見直しなど、広告賞がどんどん良くなっています。
これからも、固定化されていることを少しずつ見直して、もっと楽しく面白く出来ればとおもいますので、
山陰広告受賞の巡回展を鳥取東西部、島根東西部、隠岐でもステキにデザインしてやりませんか?と。
地元の人や子供達にステキな広告を見てもらって、山陰で活動したくなる一石が投じれたら、山陰はもっと面白くなる。さらに、そんな山陰のクリエイティブ(マインド)をみて、面白いと思った他地域の人や世界中がやってきたらステキだなとおもいます。
それは広告主もメディアにとっても、地域にとっても、良い事だらけです。
その地に縁と相性の合った面白い人が集まったらもっと楽しい。そんな人達が切磋琢磨して面白い時代になれば未来もきっと面白いはず。
だから、面白い事やっていきましょう。きっと楽しい未来へつながると思います。
そんなような事を、スピーチさせていただきました。
表彰式の後の懇親会では、
受賞とスピーチをきっかけに色々な方とお話しできて楽しかったです。
来ているクリエーターは全員受賞者なので、お互いの仕事の事とかもっと話したかったですし、メディアの経営陣もたくさんいて、まだまだ話したりなかったです。(夏にでもまた集まって、パーティーしたいな。)
たくさんの出会いと刺激を受けて、僕も出来ることを頑張りたいなとおもいました。
(濃厚な二次会も参加させてもらいましたが、濃厚すぎてここでは割愛します。笑)
山陰広告賞を機に、そんな楽しい未来を描く仲間がたくさん増えたら良いなと思ってますので、これからもよろしくお願いします!
山陰広告賞のページはこちらです。他の作品や講評などもぜひ!
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