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いつもより少し、夜ふかしをして

10年ほど前…社会人1〜5年目の頃の帰宅時間はだいたい22時過ぎでした。遅いと日をまたいだり、ド深夜の幸楽苑(ラーメンチェーン店)でラーメン餃子セットやチャーシュー丼セットを食らうこともありました。(そして8時前には出勤)

そんな私がです。現在の平均就寝時刻は20時ですよ。午後8時!娘を寝かしつけたらそのまま寝るようになったのです。その割に起床時刻は5〜6時と人並みです。

で、20時就寝の私がいつもより少し夜ふかしして参加させていただいたのは、4月25日(土)に実施されたこちらのイベント。

「求められた読み手」 #書き手を信じる  と題されたトークイベントです。

話者は池松潤さん、嶋津亮太さん、仲高宏さん。

オンラインイベントってほぼ初参加だし、ZOOMも使うの2回目で慣れてないし、心配事もあったけど…

参加して良かったです!

単純に話を聞くのも楽しかったし興味深かったし、御三方の語る言葉にうんうん頷くことも多かったです。

イベントレポってあんまり書かない(というか普段イベントに参加してない)んですが、備忘録も兼ねて書いておきます。

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思うところがあったので、今日は自分が書きたいように書きますね。

なお事前に言い訳しておくと、引用がうろ覚えの曖昧なので間違いは遠慮なくご指摘ください

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私は性根が良い子ちゃんで、真面目というかふざけられないタイプです。文章にもなんとなく表れてると思うんですが、正しくあろう、公平であろうという感じ…説教臭さ、堅苦しさが抜けないんです。(皆さんが「そうは思わないよ」と仰るなら、私の書く練習の成果が出たということでせう)

過去のnoteを読み返すと、世の中全員お友達なわけじゃないとわかっていても、万人受けしそうな、無難な書き方になっていることをしばしば感じます。これは小松未歩レビューとかエンタメレビューを書いているときに多いです。

この点、トークイベントで池松さんが「note編集部のために書かない」「オススメに選ばれようとしない」方がいい旨のことを仰っていて、私の次のステップってこれじゃないかって感じました。

もっと自分らしく、自分のために楽しんで書きたい。自分らしさを磨きたい。そう思いました。

もともと承認欲求の強い自覚はあって(だから社会人なりたての頃、成果が目に見えるから仕事ばかりしてたわけで)正直に言えば「編集部のオススメ」に選ばれてみたい願望はありました。

でも狙って書く記事ほど選ばれないもので?というか歩く四角四面がすぐに面白いこと書けるわけありません。圧倒的に技術と経験が足りません。

そういう意味では、トークイベントで仲さんが「読まれることで書き手は変わる」という旨のことを仰っていて、書くことをさらに楽しむために読まれる努力もしたくなりました。

読まれるために書くんじゃなくて、書く楽しさの段階を上げるために、読まれる努力をしたい。

ややこしいな!でも実行します。

一方で、コンテストとか賞とか何かを狙おうとせず、娘の成長日記を書いているときは心底楽しくて、特に飾ろうとしなくても、言葉がスラスラ出てきます。

それが良い文章かどうかは別です。日記、雑記ですから。

それでも、それを読んだ人達がスキしてくれたり「かわいい」とコメントしてくれたりするとたまらなく嬉しいです。もっと書きたいなって思います。noteで良かった、とも。

この辺りが、トークイベントで嶋津さんの仰っていた「伝わる喜び」「もっと伝えたい」という部分かな、とも思います。聞いててすごく共感しました。

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でも一番イベントでビビーっと胸に響いたフレーズは池松さんの引用でした。

カズオイシグロ氏の言葉で「小説を通して心象風景を共有したい」というもの。

今までいろいろゴチャゴチャ書いてきましたが、私が今いちばん挑戦したいことはこれなんです。

「小説を通して心象風景を共有したい」

note上で小説を公開して、自分の思いをたくさんの人に伝えたい、自分の大切なものをわかってほしい。

商業デビューしたいんじゃないんです。(できたら嬉しいけど)

思いを共有したいんです。

故郷に馳せる思いを。

先述の堅苦しい書き方では伝わらない、だけどわかってほしい思いを、主人公の目線で、物語を通して、多くの読み手と共有したい。

今この文章を書いていてもなお力不足をひしひしと感じるけれど…自分がnoteで本当にやりたいことを確認できたことが、私にとって一番の収穫でした。

毎日の雑記投稿やふーちゃんトークは楽しいし、交流している人も多いので続けますが、やりたいことは実現に向けて一歩ずつ進めるつもりです。

一人の書き手として成長することを楽しみたい。

読み手の人達に思いが伝わることを信じて。

なんかジコチューな感じがするけれど、これが誰に取り繕うこともない、嘘偽りのない参加感想文です。

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最後になりましたが、登壇者の皆さん、スタッフの皆さん、参加者の皆さん、とても素敵な企画を実施していただき、また参加させていただき、本当にありがとうございました。

娘が泣いて中座した部分は聴けなくて残念でしたが、御三方のトークはとてもとても面白かったし、参加者の皆さんの反応も見られて楽しかったです。有名なあの人この人も普通の人間なんだ!って安心した部分もあります(笑)

土曜日は、夜ふかしして良かった!

カレーが楽しみです。

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