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#10.食欲の秋!心も体もよろこぶ食事のヒント(2022年10月号)

アーユルヴェーダって何?

アーユルヴェーダとは、約5,000年の歴史をもつといわれるインドの伝統医学です。

その人の体質や季節に合わせたライフスタイル(食事やヨガなどの生活習慣)を大切にし、現代の日本で身近な西洋医学とはまた違った健康のヒントを教えてくれるものです。

今月はその教えの中でも私たちの健康に大きく影響する「食事」について紹介します。


おいしく健康な食事の秘訣は「消化力」

「消化力」とは食べたものを消化・必要な栄養を十分に吸収し、体の中で使えるエネルギーに変えていく力のことをいいます。

この消化力が弱くなると、食べたものが未消化物=毒素となり様々な病気や不調をもたらすとアーユルヴェーダでは考えられています。
例えば、食べ過ぎや食べるものが偏ったりすると、消化力は弱まります。

消化力を高める食事って?

食べたものをしっかり消化・吸収し、体に毒素をためないために、消化力を高めましょう!

【何を食べるか】と【どう食べるか】がポイント。
どれか1つでも意識してみてください。

何を食べるか

・旬のもの
…寒い季節には体を温めるもの、暑い季節には体を冷ますもの

・その土地で採れたもの
…寒い土地では体を温めるもの、暑い土地では体を冷ますもの

・新鮮なもの

・作りたてのもの

どう食べるか

・適量を食べる…腹八分目

・お腹が空いたら食べる
…前に食べたものが消化されてから食べる

・感謝、集中して食べる
…心配や怒りの気持ちで食事をすると、それが毒素として溜まります。

「食べる瞑想」をやってみよう!

消化力を高める食事の仕方の一つに「感謝・集中して食べること」があります。

アーユルヴェーダでは、落ち着いて穏やかな気持ちで食事をすることを勧めているのですが、忙しい時にやりがちな早食いや“ながら食い”は、消化力を弱めると考えられています(私もよくやります…汗)。

でも確かに、目の前の食事に集中して素材の味をじっくり味わう食事は心も体も元気になる気がしますよね。

実はヨガにも、いま食べているものをじっくり味わい感謝しながら食事をする「食べる瞑想」があります。

坐禅を組む瞑想よりもずっと手軽にできますし、いつものご飯がよりおいしく感じるので、ぜひやってみてください。

食べる瞑想のやり方

(1)食事を目で見て楽しむ。
(2)香りを楽しむ。
(3)口に運び、舌触りや食感を楽しむ。
(4)味わいを楽しむ。

美味しさはもちろん、目の前の相手と一緒に食事ができることや食事ができる元気な心と体に感謝しながら食べても良いですね☺️


今月のちょこっとコラム

早いもので、このなかいちでの朝ヨガクラスをスタートして1年が経ちました。

出会うタイミングは人それぞれですが、この空間でご自身のカラダと対話をする1時間が、日々頑張る自分へのささやかな贈り物になっていたら嬉しく思います。

そして改めて、様々なご縁でここで皆さんとご一緒できている奇跡のような本当の話に、一人感無量です…!

いつもありがとうございます。
これから来る寒い冬にもぜひ心と体をあっために来てくださいね。


今月も読んでくださりありがとうございます!
次回のヨガ通信もお楽しみに!

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