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#9.アーユルヴェーダ流・秋の過ごし方(2022年9月号)

アーユルヴェーダって何?

アーユルヴェーダはインドで約5000年の歴史をもつ伝統医学で、ヨガとも深い関わりがあります。

私たちの健康には〈風〉〈火〉〈水〉3つのエネルギーが大きく関わるとされていて、季節や生活習慣、食事など様々な要因によって体の中で増えたり減ったり、常にバランスが変化します。

この3つのエネルギーのバランスを整えることが心身の健康につながります。

秋に出やすい不調や症状

梅雨の季節から夏にかけて、私たちの体内では"熱"や"湿"の性質をもった〈火〉のエネルギーが増加します。

そして秋になると〈火〉のバランスが乱れ、それにかかわる不調が出やすくなると考えられています。
発熱や皮膚の炎症(湿疹・蕁麻疹)、胸焼けなどが代表的な例です。


秋田の不調は「食習慣」で改善!

アーユルヴェーダでは、普段食べるものや食べ方などの食習慣が健康に大きく影響するといわれます。季節によっても、食べるとよいもの・食べ過ぎに注意すべきものがあるんです。

秋は一体どんな食事をするとよいのでしょうか?

6つの“味”……甘味、酸味、塩味、辛味、苦味、渋味

普段の食事に6つの味をバランスよく取り入れることで、消化機能や心身の健康を助けます。

一つの食材は2つ以上の味を持っていることが多いので、意識すると意外と簡単!

特に夏は〈甘味・苦味・渋味〉を積極的に摂ることで〈火〉のエネルギーを緩和して不調を軽減します。反対に〈酸味・塩味・辛味〉の摂りすぎは〈火〉のエネルギーを悪化させるので注意が必要です。

秋田の不調対策におすすめの食材

きゅうり・サツマイモ・キャベツ・ぶどう・りんご


消化力アップ!カラダにやさしい食べ方って?

普段の食事でほんの少し意識するだけで身体にやさしい食事に!

・自分の消化力に合った食事=腹八分目を心がける

※その人の体質(風・火・水)によって食べ物を消化できる力が違います。

・よく噛んで食べる

…食事の最初の一口でよく噛むのを意識することで、その食事中の噛む回数が全体的に増えることがわかっています。1口ごとに30回は難しいので、【最初の一口で30回!】を意識してみてください♪

・消化しやすいものから順番に食べる

…食事の最初は汁物や野菜(サラダやおひたしなど)から食べ始め、消化の準備運動をしましょう。炭水化物や肉類はそのあとで。


ほかにも、季節の花を飾ったり、月の光を浴びるなどの習慣も秋の心と体の健康に役立つといわれています。皆さんもぜひ自分に合ったものを秋のライフスタイルに取り入れてみてください☺️♪


今月のちょこっとコラム

8月もあっという間の1ヶ月でしたが、一番の思い出は何と言っても秋田生活6年目にして初めての竿燈まつりでした。

言葉にしてしまうのがもったいないくらい、差し手の方々の真っ直ぐな眼差しや、気持ちを駆り立てられる御囃子、紺色の夏空にずらっと浮かぶ灯り。

とにかく圧巻。

祭りに関わる皆さんのこの3年の月日を想うと、涙を流さずにはいられませんでした。

来年は昼も夜も毎日楽しみたいくらいです。


今月も最後まで読んでくださりありがとうございます!
次回のヨガ通信もお楽しみに!

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