パニック障害との付き合い
パニック障害の治療のために、隔週で心療内科に通っています。
多分発症してから、20年以上にはなると思いまが、通院を始めてからは、10数年になります。
明らかに「おかしいな」と自覚したのは、症状が出始めてからしばらくあとでした。
今思えば、あれもこれもパニック障害の症状だったのかなぁ、という意味で20年ぐらいです。
例えば、知人の車で移動中、普通に座っていられず、ぐったりしてしまったことがありました。
その時は、ただの乗り物酔いだと思っていたし、時間が経てば落ち着いたので、特に何も対処はしませんでした。
ただ、パニック障害というものがあることを知って、本格的に治療をしようと思い至ったきっかけというものがあります。
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ある日、知人から野球観戦に誘われて地下鉄に乗ったのですが、途中で具合が悪くなり、観戦に行けなくなる事態になりました。
幸い雨のため中止になりましたが、知人には迷惑をかけてしまいました。
後日、同じ友人に再度誘われたので行ったのですが、また同じ症状が出てしまいました。
こちらも雨で中止になりなって良かったは良かったですが、またしても知人には迷惑をかけてしまいました。
同じ知人に同じことをやらかしたので、当然知人には「健康管理がなっていない」と責められ、それ以来疎遠になってしまいました。
仕方ないですよね。同じ迷惑かけれたら嫌にもなります。
それに当時、「パニック障害」なんて病名も症状も認知されていない頃でしたし、自分がパニック障害だなんて思ってもいませんでしたから、ただでさえ言い訳できないことをしてしまったのに、病気を理由にした言い訳すらもできませんでした。
思えばこの事件というか出来事が、「何かおかしい」と自覚した初めだと思います。
しかもそれ以来、電車に一駅も乗れないくらい症状が悪化してしまい、通勤すらできない状態になり、引きこもる生活が続きました。
何とかしなければと思い調べていくうちに「パニック障害」という病気の存在を知りました。
もしかしたらこれかな、と思い、心療内科に行くことを決心しました。
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実は昔、不整脈と微熱で心療内科に通ったことがあります。
その時は症状が治まってきたので、途中で行かなくなりました。
その時の心療内科の先生とは相性が悪いような気がしていたので、探し回って別の心療内科に行ってみました。
院長の診察と問診の結果、やはりパニック障害であると診断されました。
そして本格的に、パニック障害の治療が始まったわけです。
ただこの心療内科は問題というか難点があって、初診は院長、その後は担当医が治療にあたります。
その担当医達はその医院の勤務医ではないので、数年に一度のペースで担当が変わってしまうのです。
でも今更変えるのも面倒だし、担当医が変わるのも通院先が変わるのも同じようなものなので、今現在もこの心療内科に通っています。
医師との相性って、特に香逝った病気では重要になります。
私の現在の症状ですが、ずいぶんと落ち着き、短距離の電車移動なら薬を飲まなくても普通に乗れるようになりました。
ただ、お守り代わりにお薬は持ち歩いています。
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近年は、有名な芸能人がパニック障害であることを発表するようになって来ていますね。
それだけこの病気が世間的に認知されてきたということで、原因が分からず苦しんでいた人、乗り物が怖くて引きこもっていた人達も、堂々と治療ができる環境になったような気がします。
これを読んでくださっている人の中にも、パニック障害の人、パニック障害ではないけど何かしら心の病気を患っている人がいるかも知れません。
パニック障害はなかなか全快とまではいきませんが、症状が落ち着いて通常の生活に戻ることはできます。
是非治療に積極的になって、毎日を素敵なものにしてもらいたいと思っています。
そしてこのエントリーが、そのきっかけの一助になれば幸いです。
<終わり>
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