見出し画像

一期一会の本当の意味

「茶道」は、やっていて良かったと思う趣味の一つだ。

日本の文化がこれでもかというくらい凝縮されている。

書道、華道、香道、着物、陶芸、和食等々。

お茶からの広がりを全て深掘りしていくと人間の一生ではおそらく足りないだろう。

そして、お茶の考え方はビジネスの世界にも、人間力を磨くことにもつながっていると思える。

お茶と経験を通して「一期一会」の本当の意味を知り、腹に落ちた。

今までは恥ずかしながら「その日に出会った人とは今後もう二度と会えないかもしれないのでその人との時間を大切にせよ」という解釈をしていたが、

本来は「例え毎日顔を合わせる家族や友人、仕事仲間であっても、その日そのときの出会いは一生に一度。二度と同じ日や機会がもどってくることはないから大切にせよ」という意味で使われるという。

今、目の前の「生」を大切にせよということだ。
生死を彷徨う経験をするとより実感することができる。

あの有名なスティーブ・ジョブズの言葉も思い出した。

「私は毎朝、鏡に映る自分に問いかける。もし、今日が人生最後の日だとしたら、今からやろうとすることを私はするだろうか?『ノー』と思うことがあるならば、何かを変えなければいけない。日々、自問自答し、その時に本当にしたいことをしなければいけない」

「1つのことをコツコツと愚直に続ける人は強い。形あるものは必ず滅びる。だからこそ命ある間にたゆまず精進し、一瞬一瞬の生を最大限に発揮せよ」

本当にしたいことができているだろうか。

やりたくないことに多くの時間を奪われていないだろうか。

目先の快楽のためだけに時間を浪費していないだろうか。

本当にしたいことをやるために、やりたくないこともしなければならないという時間なら費やしてもいいだろう。

だからといってあまりに考えすぎて、功利的になってもよくない。

バランスも大事だ。

目の前のことを一生懸命やることは決して無駄ではない。

将来思いもよらないところで点と点がつながることもある。

ただぼんやりと、何も考えず言われたことをやる、という状態ではなく、

目的をもってやる、考えながらやるというだけでも繰り返していけば得るものの差はかなり大きくなるだろう。

今を大切にしながらも、常に学ぶ姿勢も忘れない。そんな生き方をしていきたいと思う。

この記事が参加している募集

最近の学び

私のイチオシ

よろしければサポートお願いします!いただいたサポートはまちづくりの活動に使わせていただきます!