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マレーシアでICL手術をする話 5 (手術)

手術当日
タクシーでVクリニック本院へ。
目薬を差されながら「こちらにサインして」と書類を出される。インフォームドコンセントと書かれています。
スタッフ「ここと、ここと、ここにサインを…」
私「あの、読んでいい?これ重要な書類じゃない?」
スタッフ「え、読んでなかったの?もう渡されてたと思ってた」
目薬(散瞳剤)を差されているので、もうぼやけてよく読めません。重要な個所を読み上げてもらいます。

スタッフ「ドクターのメスの何らかの不具合、または患者が手術中動いてしまった場合、メスが水晶体を傷つけてしまうと、その目は確実に白内障になります。その場合ICL手術は中止し、白内障手術に切り替えます。水晶体を抜いてレンズを入れます。」

Σ(〇Д〇llll)すっごく大事な事を言われている

スタッフ「何らかの感染症になる恐れも」
私「過去にありましたか?」
スタッフ「ええ...なくはないけど...」
 目を合わせてくれず、言いづらそう。あったんですか...
術後に患者が目薬を差さず感染症になった話には力が入ってましたが、クリニック側の話はぼかし気味。まあ普通ですかね。

スッキリしませんが奥の手術室へ。
靴は脱ぎ、アクセサリー類はすべて外してロッカーへ。まず顔を洗い、手術用の服に着替え奥へ。目薬は差し続けられます。
手術台の上に横たわり、目にいろいろかけられていきます。目だけが出るカバーをかけられると瞬きもできなくなりますが、いつの間にか麻酔が効いており、水がかけられ続けているので痛くありません。ドクターが手術しながら「動かないでね~」「今もうレンズ入ってますよ~」等言ってます。右目は何かが入ってきて、視界がちょっと変わった気はしたけれどはっきりは見えません。続いて左も同様。おそらくレンズを入れる際、プチ と小さい音がしたのが気になりました。

レンズを入れた直後から視界がくっきり!!という体験談ばかり読んでいましたが、全然見えません。
ドクター「ほら、もう見えるでしょう?」
私「いいえ、ぼやけて見えません」
ドクター「フフフ~しばらくしたら見えるようになるからね」
ここで縮瞳薬(瞳孔を小さくする目薬)を差した模様。もうスモールスモールと言ってました。

手術室の外でしばし待機。また目薬を差される。頭痛がひどく、パナドールをもらって飲む。最後にドクターが目をチェックして問題なさそうなので終了。
ドクター「今何時?見えるでしょう?」壁の時計を差す
私「6時...5時...40分?よく見えません」
裸眼だった時と同じくらいぼやけており、何も見えません。

最初のスタッフの方から目薬2種類をもらう。2時間おきに指すとのこと。
自分の携帯すら見づらいので、この方に手伝ってもらってタクシーを呼び、外まで出てきてもらいます。車のナンバーすら見えません。

帰宅
頭痛悪化、吐き気追加、腹痛および下〇数回。視界はぼやけて全然見えない。食欲全くなし。何かを胃に入れないともらった薬(ダイアモックス、眼圧を下げる薬)が飲めないので、Covid-19ワクチン接種副作用のために買ったゼリーを食べる。パナドールを飲んでも頭痛は全く収まらない。家に合った吐き気止めを飲むが役に立たず、結局2回もどしてやっとすっきりする。ゼリーを再度食べてダイアモックスを飲んで少し落ち着いたのですぐ寝る。
「何かあったらドクターに連絡してくださいね」と、連絡先が書かれた用紙をもらっていたが、何しろ 見 え な い。
後で調べたら「頭痛、吐き気、嘔吐等は眼圧が一時的に上がることによる副作用、めったにない」とあった。何の説明もなかったです。

余談ですが、この副作用は、高山病に似ていました。

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