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筋肉の仕組み知ってる?

本日は基礎シリーズです。
皆さんは普段、意識せずに歩いたり走ったりしていますが、体を動かすためには筋肉の働きが必要不可欠です。筋肉には重いものを運ぶようなダイナミックな働き、細かい作業をするための繊細な動きまで多種多様に働くことができます。
いつもあまり考えることはないと思いますが、筋肉は場面に応じて柔軟に対応してくれているのですね。今回は生活するために大切な筋肉の知識についてお話ししていこうと思います。
筋肉と言われて思い浮かぶもの
例えば、筋肉マン、中山きんに君、筋肉体操など
雑誌で言えばターザンなど、メディアや漫画でも昔から人気があった的な


リハビリのなかで、「いやーここの筋肉が痛くてねー」とか「個々の筋肉が張ってるんよ!」とか普通に言ってる人が多くて、「どれどれ、どこが痛いんですか?」と聞いてみると筋肉じゃなくて骨だったりするんですよね
もちろん、そういう風に原因を詳しく分けるのはプロの仕事なんですけど、ちょっと恥ずかしくありませんか?もちろん、プロは「いやそれ筋肉ちゃうで、骨やん。本間にいたいのはどこなん?」みたいなことは言いませんとも、だけれども知ってるのと知らないの皆さんの気持ちが少し変わりませんか?
というわけで今日は筋肉の基礎についてお話します。

まず、筋肉というと腕や足、体についている、触ることができるものだけだと思っていませんか?実は違うんですよね。体には平滑筋、心筋、骨格筋の三種類があります。平滑筋は血管の壁や内臓にあるもので、心筋は文字通り心臓の壁にある筋肉です。そして皆さんが筋肉だと思っている、いわゆる筋肉が骨格筋です。人間の体には約650個の筋肉があって、体重の40~50%を占めているんですよね。こうしてみると、結構筋肉の割合って多いんですよ。もちろん、個人差はありますが
この骨格筋っていうのがいわゆる筋肉で、皆さんもよく聞くのが上腕二頭筋や三角筋、腹筋ですかね?ちなみに腹筋っていう筋肉はないんですよね、腹直筋、内外腹斜筋、腹横筋みたいなのを合わせて腹筋群っていうんですよ。

それで、皆さん筋肉ってどのように体についているか知ってますか?
ここで焼肉によくある牛の部位の画像などを示したらイメージやわかりやすいのではないか?
なんか内臓みたいに体の中にポツンとあるような感じですか?
漫画の肉みたいに骨に丸ごとくっついていますか?
一般的に筋肉は二つの骨をまたぐようにしてついているんです。骨と骨があってそれをつなぐように筋肉がある。骨と骨の間のことを関節といいます。ちなみに筋肉が力が入って動くことを収縮というんですけど、この骨についている筋肉が収縮すると、骨同士の距離が変わります。そして、筋肉にはつき始めと終わりがあります。一つの筋肉が全身を覆ってるわけではないので細かな小さな筋肉から大きな筋肉まで大小さまざまにあるんですけど、その筋肉のつきはじめを起始といいます。そしてつき終わりを停止といいます。一般的に起始は体幹に近いほうで停止は離れている方ですね

そして最後に筋肉の機能についてです。そういえば皆さん、筋肉ってどんなことしてくれますか?もちろん、骨格筋に限ってで大丈夫ですよ?え?力を入れる?
物を持ち上げる、自分の自信を上げてくれる、(代謝が良くなる)、モテるなど
そうですね、それもあります。ありますがここまで来たのでもう少し詳しくいきましょうか


まず、一つ目は運動することですね。筋肉が収縮すると骨が動いて関節が曲がったり伸びたりします。筋肉の一番の働きといっても言い過ぎではないですかね、でも、筋肉はただ関節を動かすだけではないんですよ。もちろん、力の入れ方を変えれば関節を固定することもできます。例えば、物をもって移動するときなんでトレーニングでない限り肘の曲げ伸ばしを永遠と繰り返してる人いないですよね。

ダンボールを持ってきた宅配を想像してみてさい
 映画のポップコーンを持って行く時
 お盆をもって行く時など
ということで まずは運動に関与しています。

そして次に熱生産です。筋肉は熱を作るんですよ。ランニングした後とか体あったまりますよね、まあランニングに関しては筋肉だけの影響ではないんですけど、もちろん、熱を作るのに一役買っているのは間違いないです。ほかにもあまりにも寒いと体が一瞬ぶるぶるってなった経験ありませんか?これはシバリングという現象で筋肉を急速に収縮させて熱を作っているんですよ、震えながら寒いってよく言いませんか?あれは温度をあげようとしている体の動きですね、ようするにあの震えが出たら体は寒いって訴えてるんですよね
そして最後にポンプ作用です。人間の体を常にめぐっているものがありますよね?そうです、血液です。血液は心臓から動脈を通って静脈に行き心臓に戻る、動脈は心臓の勢いに乗っていきますが、帰りの静脈にはその勢いはもう残っていません、その時に力を貸すのが筋肉です。もちろん、静脈だけでなく、リンパにも同じように作用しますね。人間の体の中で一番心臓から遠くて筋肉の力を必要としているところはどこでしょうか、正解は足です。足は血の巡りが悪くなりやすい場所なのです、だから足はむくみやすかったりするんですけど・・・なのでふくらはぎなんかは第二の心臓っていわれるぐらい筋肉のポンプ作用が強いところです。

さてこんな感じで筋肉について話しましたけど、どうでしたか?意外と知らないことありませんでしたか?少しでも身近に思ってもらえたなら幸いです。では今日はここまで

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