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自分にとって心地いい選択

今日はクラスの中でサプリを摂るか摂らないかという話題が出ました。
そこから考えたことについてまとめてみました。


サプリを摂る前に考えたいこと

話題のきっかけはカルシウムが不足してるかどうかってことから。
閉経後の女性はエストロゲンの減少に伴って骨粗鬆症のリスクも上がり、気になるところです。
ただカルシウムはマグネシウムとのバランスが大切だし、カルシウムの吸収にはビタミンDやビタミンCも大切。そうなると骨を強くするというだけでも、どれだけサプリを摂ったらいいんでしょう。

私は基本的には、栄養は食事からバランスよくと考えています。もしもヴィーガンや何かしら栄養素が欠けることを自覚する食事法を選んでいるなら、その分をサプリで補うのもありだと思います。骨折した時や貧血の時なども意識して多めに摂取したい栄養素をサプリで補うこともあります。

ただし、どんなにいい食事もサプリも消化吸収力が不足していたら栄養を吸収することもできません。
じゃあ消化吸収力を上げるにはどうしたらいいのか?
栄養学を学べば、消化吸収力にはたんぱく質が必要だという知識が入ってくるし、中医学からみると消化が弱るのは脾が弱っているから。そこからのアプローチも様々な方法があります。

最初の話に戻ると骨を強くするには、栄養素だけでなく骨に刺激を与えることも効果があります。栄養は十分なのに運動不足な人もいれば、運動量に対して栄養が不足している人もいるかもしれないし、精神的なストレスで栄養が吸収できていないことだってあるのです。

私たちはみんなそれぞれのバランスでできている

つまり、どんなことにも1つだけの正解はないし、誰かにとって良いことが自分にとっても良いこととは限らないということ。
先天的に違う体質や身体をもって生まれて、後天的にはそれぞれの生活習慣の中で生きている私たち。一人として同じはずはないのです。

大切なのは、自分にとって心地いいものや習慣を選択すること。
そのためにもまずは自分のことを知ること。もちろん、自分にとって役に立つ正しい知識を取り入れることも大切なことです。
食生活だけ切り取ってみても、結構、それぞれにパターンや癖があって、いつも同じようなものを食べたり飲んだりしているものです。
食日記をつけてみるのがオススメ。面倒なときは、いまは写真で撮るのもいいですね。

ついつい不安になると何かを足して補いたくなるけれど、まずは無意識にとり過ぎていたものをやめてみたり、心地よくない生活習慣をやめてみることからでも変化は起きていくものです。

大きな視点で、大きなバランスの中で今ある自分を知り、自分の身体や内側の声を素直に聞いて、小さな自分が心地いい選択を重ねていった先に自分なりの健康があるのではないでしょうか。

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