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ひとつは全体としてあらわれ、全体はひとつに集約される

最近、私の身には色々なことが同時に展開されて、正直あともう一人自分の分身が欲しいと思うくらい><💦中でも本業の研修がなかなかハードだ。
でも自分でやりたいって受けたのだからしょうがない!頑張るしかないかという感じ。

そんな中で、心理カウンセラーの勉強をしたいと思いがつのり、だけどこの状態で果たして新しいことを初めてもいいのだろうか??って先週はずっと悩んでいた。
そんな時、ちょうどSHEのコミュニティのMTGで次回のイベントの企画の話をしている時に、みんなで年齢の話になった。
やっぱり、40代になると人生の終わりを意識してしまうよねって。そんな中でおそらく一番年長のアラフォー先輩は子育てを終えて「今がやっと私のターンなの!やりたいことは今やらないといつやるの!?って思ったから今私の青春取り返してる気分。」という名言をその日残してくれた。

また、日曜日は干支一回り以上歳下のぞみちゃんの体験コーチングを受けた。60分間のコーチングの間に、どうなっていたいかと聞かれて、私は新しい一歩を踏み出すことに対して心から前向きな状態になっていたいの。っていう目標を設定させてもらった。

対話の中で気づかせてもらったのが、私は新しいことをする「一回0(ゼロ)になってしまう。今よりも低いところからのスタート」という思考を持っていた。でも、考えてみたら、これまで40年積み上げたものが確かにあるのだから、本当はゼロになることなんてないんだよね。
そうだよ、毎日私たちは成長してる、どう考えてもプラスにしかならないんだ!
60分間で私の私の気持ちはすっかり前向きになっていて、たとえ忙しくても、スタートするのは一日でも早い方がいい!という思考に切り替わっていた。ちなみに、のぞみちゃんはとっても素晴らしいコーチとして今後活躍されていくと思う!今回、貴重な時間を使ってくれて、私の意識を変えてくれたことにとても感謝の気持ちでいっぱいです😌💓

そんなわけで、基礎的なところから自分のペースで学んでいきたいと考えて、キャリカレの通信講座「メンタル総合心理」学んでみることにしてみました。まずはスモールステップから。今後、学んだこともアウトプットしていきたい🌟

ところで、私の心に関する探究は今に始まったわけではないの。
たぶん20代の頃から、学んできた体系は違えど、その頃からずっと続けてきたと思ってる。
今日は、この新しいことをはじめる節目に、私なりにこれまでの人生の中での心や自己探究のプロセスを簡単に振り返ってみようと思う。
これは、私という人間を読み解くストーリーです✨
結構、マニアックな内容なのだけど、良かったらお読みください😊

般若心経の「空」って何?

20代前半も色々なことに挑戦できていたけれど、
同時にとても不安でいっぱいな時期だった。
スキル、知識、技術、経験…、常に何か、自分には足りない気がしていた。
よくある例えでいうと、心にぽっかり穴が開いてるみたい。
足りない何か、いつも何かを埋めようと必死だった。
今ならそう客観的に振り返られる。

私はこの漠然とした問題の解決方法が知りたくて、本屋さんへ。
そこで出会ったのが「声に出して読む般若心経」

照見五蘊皆空(しょうけんごうんかいくう)
=人間は五つの要素が集まって作られているが、それらの五つの要素はすべて「空」である(実体がない)ということを、はっきり認識して

声に出して読む般若心経

この世の中の形あるものは「空」でできている。ということは分かったけれど、「空」が一体なんなのか、全く検討がつかなかった。
この本にも、「空」についての説明はこうあるのみ。

では、その「空」をどうやったら理解できるんだ、と言いたくてうずうずしてるでしょうが、その問いには残念ながら答えられないのです。図書館にある本全部を、その説明で埋め尽くしたとしても、「空」を説明することはできませんし、それを読んだ人が理解して、生き方が変わるとは限りません。

声に出して読む般若心経

分かりやすく書かれていたのだけれど、肝心の「空」の説明が曖昧だった。

「空」ってなんだろう…。空っぽってこと??無心になれば良いのだろうか。「悟り」ってどうやって得られるの??「悟ったら、今より楽に生きれるのだろうか…」私の理解はそんな感じだった。

ヨガの哲学を学ぶ

般若心経の理解は曖昧なまま、とにかく仕事を頑張っていた20代後半。念願のグラフィックデザイナーになれて、私、周りの人にはとっても恵まれてたと実感できていた!大好きな有名ゲームタイトルのお仕事も関わらせてもらえて、深夜残業からの、始発で出社みたいなのを繰り返してるうちに、心身共に不調になって、それがヨガを始めたきっかけだったの。

休職して1ヶ月くらい、毎日ヨガスタジオのクラスに通っていたら、体も柔らかくなって心もすごく安定してきたことが実感できた!ヨガってなんだかすごい!どうしてこんなに変化できたんだろう!ヨガの魅力にどんどん惹きつけられていった。そして、当時色々な流派のヨガスタジオを巡り始めた。
IYC、友永ヨーガ、綿本スタジオなど、ヨガ界では誰もが一度は聞いたことがある先生のいるスタジオに体験にいった。

そのうちに、ヨガのことがもっと知りたい!そう思って、ヨガを勉強できるスクールを探すことに。アシュタンガヨガの正式指導者クランティ先生がいる代々木にあるアンダーザライトというヨガスクールでT T(ティーチャートレーニング)を受けることにした。

アンダーザライトでは、各分野で一流の先生から、アーサナ(ポーズ)、呼吸法、アナトミー、哲学などを日常生活で実践しながら半年近く学んだ。

学んだことはそれそれ独立しているのではなく、全て繋がっているのだけれど、私は特にヨガ哲学を学んだ時がとても気づきが多く、私の意識の変化が大きかったと思った。
なかでも、ヨーガスートラでは、心は本当の自分ではないといわれていて、これは私の中でインパクトが強かったと思う。
喜んだり、悲しんだり、怒ったり…喜怒哀楽を感じている私はどうやら本当の私ではないみたい。じゃあ、本当の私って一体どこにいるの!?って。
本当の私は、心を観る存在なんだと。色々な感情を体験しているのを静かに観ている自分がいたということ。言われて意識しないと気がつけなかったから。

「本当の自分は、心ではない。心は自分の内なる道具である。心を扱う者、心を観る存在、それが本当の自分自身である。苦悩から自由になる術は、心に引きずられないようにしていること。
「問題は世界にあるのではない。苦悩は他人の言動にあるのではない。世界は何1つ変えることはできない。この世界でただ1つ変えることが出来るのは、自分の心の在り方。変えることが出来ない物を受け入れ、変えることが出来ることを努力と意志と、勇気をもって変えること。それがYOGAの生き方である。心を観て正すことによって、世界の受け止め方が変わる。心の習性を変えることによって、世界は豊かな経験と学びの場であるとわかる。
心を知らなければ、心に使われ、心に苦しめられる。しかし、心という物を知り、扱い方をマスターすれば、心は自分にとっての最強の友となり、最高の道具となる。

そして、私はT Tを修了した後、動く瞑想と呼ばれるアシュタンガヨガにハマった。彫刻家でありイラストレーターであり写真家でもありアーティストなヨギーニのあや先生に師事することにした。

アシュタンガヨガっていう流派は、決まったポーズを自分の呼吸に合わせて動き続けるスタイルのヨガ。基本は一人で自分のペースで進めるマイソールスタイルで、とことん自分の体と内面と向き合うにはピッタリのヨガ。

そこで、ヨギの間ではよく言われている、マットの上のYOGAの練習は人生の縮図であることが体感できたり、現実世界で生きている時の体や心の癖と向き合うことができた。

呼吸に合わせてポーズを変化させ、絶えず動き続けるフローの中で、自分の体や心が一番心地良くいられる場所を探す練習だといわれている。
ドリスティといわれる視点を集中させる位置が決まっているので、
意識が体全体に向けられるようになるのが分かった。

自分の外側の環境が、どんなに変化しても、それをいつも冷静に変わらない私がちゃんと見つめている、ここにいるんだと感じられるようになったからなのか。
ぽっかり空いていると思えた私の足りない何かが、少しづつ自然と埋まっていった。またそれは、沢山の繋がりで出会えた素敵な人たちのおかげでもある。

それから2年くらいで、私はアシュタンガヨガを一旦卒業することにした。
生涯やり続ける人はもちろんいるのだけれど、
私のゴールはヨガではないということが見えてきたから。
まだ出来ないポーズも沢山残ってたけれど、もう十分やったな。って思えたし、得るものはちゃんと得られたという感覚を感じられた。

空(アカシャ)を読むために自己認識に励む

アンダーザライトでTT受講中に、アカシックレコードというものがあるということを知った。私が最初に認識してたのは、この地球で起こったことやこれから起こる未来のことなど、ありとあらゆる出来事なんでも知ることができるという不思議な宇宙の図書館的なものがあるという。
私が一番知りたかったのは、もちろん自分のこと。

ちょっと怪しさも感じたけど、好奇心の方が増していたので、勇気を出してアカシックレコードの学校ノウイングスクールと、のちに講師の斉藤つうりさんが設立するブッダプログラムに通って、アカシックリーディングのトレーニングを積んだ。トレーニングといっても、ヨガの延長のようなものが多かった。比率呼吸や瞑想、自己認識がメインで、特に自己認識のワークで徹底的に自分の気持ちと感情と向き合ったのが、自己理解につながって今もあの時やって良かったと思えるワークだった!
こうゆうのを、学校とかでもやったらいいのにって思った。

アカシックレコードの講師であり、400年続くお寺の住職でもあるお坊さんの斉藤つうりさん。
つうりさんも子供の頃、椅子に座ってられないほど好奇心旺盛な人だったそうで、今は仏教をはじめ、密教&キリスト教など西洋・東洋のスピリチュアル・心理学・占い・呪いなど古今東西あらゆるスピネタの探究者で、講義のお話はとても興味深いもので、どれもとても面白かった!
そして、つうりさんの講義の中で、あの20代の頃の般若心経の「空」の謎がここでようやく理解が繋がることとなった!
この講義を受けた時は、「あ!これ、私がずっと知りたかったこと!」って人生の謎の一つが解けて、喉に引っかかってた小骨がやっと取れたみたいに!

華厳経の世界観
ごくシンプルにいえば、華厳経のエッセンスとは、無限のエネルギーである「空・アカシャ」があらゆる事物の本体であるために、個体としてあらわれているものは、空の現れであり、すべては空・アカシャのネットワークを通じてつながっている、とする捉え方です。
華厳五教章では、縁起の法則によってあらわれる、この世界の本質的なありようについて次のような10項目で描かれています(十玄縁起)

4.因陀羅(インドラ)微細境界門
この地球の表面にはインドラ神が投げかけた網のようなものがあり、その結び目にはひとつひとつ宝石が埋めこまれていて、その宝石にはこの世界で起こることのすべてが映り込み、互いに反射する。法界(=アカシャ領域。この世界の背後にある法則であり、純粋なレンマ的知性)の世界ではこのように全体で起こることは、一つに反映され、一つで起こった変化は全体の変化として現れる

スピリチュアリズム探究クラス 第五章「ロゴスとレンマ」斉藤つうり

これは、科学的な根拠は全くないのだけれど、そんな解釈ができるとしたら、般若心経で全てのもは(=私たち人間も含む)「空」でできているとしたら、私たちはみんな空(アカシャ)でつながっているのだと解釈できる。
私たちは全体としてひとつであり、ひとつは全体としてあらわれている。それで、目の前の人は、自分自身であるといわれる所以なのだと思った。

だから、人は、自分を通して相手の気持ちを理解することができるんじゃないか。なんとなくだけど、誰かの気持ちが分かったり、インスピレーションが降ってきたりするのは、この空(アカシャ)から伝わってきたものであり、伝わるものなのかもしれないと私は解釈してみた。

心理学を学んだその先は…

これが私のこれまでの自己探究のプロセス。
それで、今、こうしてこれまで学んできたことを振り返ってみると、私がやってきた事、通ってきた道は、一見行き当たりばったりのようで、実は繋がっているよう。

心理学を学んでみたいなと思ったことも、私が選んだ道も、全て私が選んでいるようで、もしかしたら仏教でいうところの縁起の法則の中で動いているだけなんじゃないかと思ったりもする。

心理学を学んだその先も、もしかしたら今の私が想像していないものが展開されるのかもしれないし!最近はもし未来が読めるようになったとしても、私は見ないでおいた方が幸せな時もあるのだろうなと思った。

今の私が考えていること、これまで沢山の人のサポートを受けてここまでやってこられたから、今度は私が関わっている人、影響し合っている人たちに私が与えられるものは何かを考え、常に新しい道を指し示すことができたらいいなと今は漠然とそう思う。
お互いにサポートし合える存在、繋がりを大事に、これからも進んでいこうと思いました。これが、今のところの私の物語🌟

またまた長文になってしまいましたが、お読みくださりありがとうございました🌈✨

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