弱さとかもろさと、それを表現すること
2021年は「自己開示をして、自分の弱さや脆さをなるべく表に出すこと (vulnerableであること)」を意識していたのですが、うまくできていたのだろうか。
去年までは、弱みや脆さを表面に出したところで課題は解決しないし、意味がない&周りにも申し訳ない&何となくかっこ悪いし、といろんなことを考えては、自分がvulnerableになることは無意味だと決めつけていた。そんなことよりも行動で示せ!みたいな。(それも大事なこと)
一方で、当の私は「人間くさい人間」に魅力を感じることを思い出した。
素敵なサイドだけを見せてくれる一見パーフェクトな人間(もちろんその人にもいろんな弱みや不得意があるんだろうけど)に、めちゃくちゃ惹かれる、とかは正直ない。
それよりも、なんだか難があったり、きれいな話じゃなくても正直に腹をわって話してくれる人、弱みや繊細さを見せてくれる人の方が私は親近感が湧くし好きだ。(距離感云々はさておき)
また、私が他者から励まされたり、勇気をもらえるタイミングというのは、「そんなとこまで正直に話してくれるの?!」と感じるときだ。
それなのに、先述の理由から、自分はそんな人物になれていないように感じた。
いろいろ試してみてわかったこと
そこで、2021は公私共に自己開示することを意識して動いた。
わかりやすい例でいくと、職場では去年よりも、自分の弱みや不得意なことを積極的に伝えていった。すると、チームの人たちには前より私のキャラクターをわかってもらえたし、助けを求めやすく&サポートしてもらいやすくなった。
また、新しい試みとして、初めて会う人にも自分という人物や背景をさらけだしてみる、ということをやってみた。(もちろん人は選ぶけど)どんな反応をするかな?とこわさもあったけど、そんな心配はいらなかった。結果、強いつながりを作れたし、そのとき限りではなく、これからもつながっていくのだろうなーと思える関係性を構築できた。
そんなことを繰り返していると、想定外の副産物もあった。というのも、人全般への信頼感があがった感覚があったのだ。「あ、割と人ってあたたかいし理解してくれるんだ」と。
おそらくそれは、自己肯定感が上がったとも言えるのだろう。
というのも、自己肯定感は「自分はありのままの姿でいていいと自分で自分を肯定できる感覚」であるため、「自己開示と自己肯定感は密接につながっている」と言われているが、それをまさに実感したのだろう。
(逆に「ありのままの自分」を他者に開示して認めてもらう、という経験がないと自己肯定感は養いにくいらしい。(以前心療内科の先生に仕事で話を聞く機会があった)が故に、ありのままの姿を開示しにくいLGBTQ当事者の自殺率は高いとも言われているそう)
そんなこんなで、学びや発見が多かった「自己開示」チャレンジ。
まだまだ人や場面は選んでしまうし、びびってしまうこともある。
全然完璧ではないけど私のペースで2022も引き続き挑戦したいと思った。
なぜなら、簡単なことではないけど、十分その価値はあると知ったから。
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