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設営ボランティアに参加したら文学フリマがより楽しくなった
好きなイベントがあったとして
ただ参加するのも良いけど
何かしら運営を手伝う、という形で関わるのも楽しいのでは?
そんな軽い好奇心から
文学フリマ(以下 文フリ)の会場設営を手伝ってみた。
結果として、イベント自体がより楽しくなった。
以下、当日の記録である。
うおォン 俺はまるで人間フォークリフトだ。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/91641275/picture_pc_05891c1dcdf5d668e816264251c1dad0.jpg?width=1200)
前方の建物の中の第一展示場前
8時20分頃、会場である流通センターに到着。
集合場所に行くと、既に多くの人が。
ほとんどが文フリに出店する人たちのようで
会場設営も手伝いに来た、という感じらしい。
スタッフさんに軍手と会場設置図を渡される。
図面を見てみると、とんでもない数の机を並べるようだ。
この人数で大丈夫なのか…?
簡単な説明を受けて移動。
会場に着くとあまりの殺風景に圧倒される。
あるのは白い床と天井を支えるデカい柱のみ。
というかめっちゃ広い。
この人数で大丈夫なのか?(2回目)
荷物を置いて、スタッフさんの指示に従い作業開始。
ひたすら長机を運び、並べることを繰り返す。
会場設営の制限時間は1時間半。
この後のスタッフさんの負担を軽減する為にも
ひたすら動く。
うおォン 俺はまるで人間フォークリフトだ。
…めっちゃ汗かいた。11月なのに。
殺風景な空間が段々と会場になっていく。
1時間ほどすると作業終了のアナウンスが。
何もなかった空間に長机がズラっと並んでいる。
いや〜やりましたねと、スタッフさんを囲み、みんなで拍手。
張り切りすぎてお腹が減っていた。
駅前のゆで太郎で朝蕎麦を食べながら
達成感に浸る。
(イベントはまだ始まっていない)
まるで我が子の成長を見ているみたいだ…。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/91642840/picture_pc_fc63397d1fe988bcbc2ad4839d271954.jpg?width=1200)
12時になり、再び会場に向かう。
中に入ると、100を超える出店者と多くの人で大賑わい。
必死に並べた長机も立派な売り場になっていた。
テーブルクロスやブックスタンドなど、様々な工夫がされている。
何の変哲もない机がこんなに華やかになるんだな、と驚く。
朝の殺風景な状態を知っているからか、
一段と、賑やかになった会場が感慨深い。
まるで我が子の成長を見ているみたいだぁ…。
なにより、文フリという「場」を通して交流する人たちの嬉しそうな顔。
それを見たらこっちまで幸せになってくる。
日曜の朝から、汗だくになって設営を手伝った甲斐があった。
この幸せな「場」を作るのに、微力ながら協力できてよかった、としみじみ感じた。
ちなみに自分が当日購入したのはこちら。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/91644458/picture_pc_e699455fd82ebc7b313aa3f08d1c3c96.jpg?width=1200)
発行所 ロカスト編集部
「旅行誌を擬態する批評誌」
ただの旅行記じゃなさそうな所に惹かれた。
編集部・執筆者全員で一つの土地を旅して
それぞれ感じたことを一冊にまとめているとか。
noteでも活躍されている三宅香帆さんも執筆している。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/91644435/picture_pc_eab14c5d3942cffd67beda08e308e957.jpg?width=1200)
著者 宮脇慎太郎
発行 サウダージブックス
写真家の著者が書く、屋久島とインドの旅行記。
装丁と冒頭の文章の雰囲気が気に入って購入。
出版社のサウダージブックスのコンセプト
旅と詩と野の教え
っていうのにも惹かれる。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/91644436/picture_pc_5ac943725ded09d2d44a4f1b6e86602c.jpg?width=1200)
ただ参加するのとは違った経験
文フリは年々、規模を拡大している様だ。
毎回運営を頑張っておられるスタッフさんたちには感謝しかない。
スタッフとして本格的に関わる
まではいかなくても、こんな風に当日ちょっと手伝う
というのも案外ありかもしれない。
小学生の頃、女の子に騎馬戦で負けてた僕でもできたので
大抵の人なら大丈夫だろう。
殺風景な会場が熱気あふれる「場」になる感動を多くの人に知ってほしいなと思う。
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