LOCUST(ロカスト)

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LOCUST(ロカスト)

「旅と批評のクロスポイント」をテーマに刊行中の雑誌『LOCUST』編集部の公式noteアカウントです。有料マガジン「LOCUST+」では、毎月、編集部員による連載・コラム・旅の情報などを配信しています。ぜひ、ご購読ください。

最近の記事

「LOCUST+最終号」(お詫びPDF)の配布に関しまして

いつもロカストを応援いただきありがとうございます。 以前、下記の記事で告知していたお詫びのPDF配布につきまして、ようやく準備が整いましたので、現在順次配布を進めております。予定より大幅に遅れてしまい、重ねてお詫び申し上げます。 今回「LOCUST+最終号」と題して配布いたしますPDFは、編集部員11名によるエッセイ(計8万字程度)です。過去にマガジン「LOCUST+」を一度でも購読いただいたことのあるnoteユーザー全員に無料配布いたします。 配布にあたり、noteの

    • note版『継続のためのトレイントーク (共喰い的制作考)』販売開始(伏見瞬&河野咲子)

      2023年11月11日文学フリマ東京にて頒布し、好評につき短時間での売り切れとなった新作小冊子『継続のためのトレイントーク (共喰い的制作考)』note版を本記事にて販売します。 言葉をめぐる昨今の状況を振り返りながら、「共につくる/書く」ことの可能性について検討する(擬似)対談。 コロナ禍、エッセイ流行、過熱する文学フリマ、フロー化するコンテンツ。めまぐるしく変化する環境下で、わたしたちはどのように群れをつくり、自らの執筆/制作をつづけることができるか? 以下、冒頭無料

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      • 刊行のお知らせ+冒頭無料公開:『制作のためのトレイントーク(共喰い的制作考)』ロカスト編集部

        2023年11月11日文学フリマ東京[て-21]にて、ロカスト編集部は書き下ろし対話篇『制作のためのトレイントーク(共喰い的制作考)』および『LOCUST』バックナンバー(Vol.04 長崎特集, Vol.05 北海道特集, Vol.06 福島特集)を頒布します。 新作対話篇は、言葉をめぐる昨今の状況を振り返りながら、「共につくる/書く」ことの可能性について検討する(擬似)対談。 コロナ禍、エッセイ流行、過熱する文学フリマ、フロー化するコンテンツ。めまぐるしく変化する環境下

        • LOCUST編集部からのお知らせ

          みなさま、こんにちは。LOCUST編集部です。  noteでの購読マガジン「ロカスト+」を楽しみにしていただいている皆さん、いつもありがとうございます。そして、更新が滞ってしまい、大変申し訳ございませんでした。  金銭を定期的にお支払いいただく以上、私たちにはなにかしらのお返しをしなくてはいけない義務が生じます。ここ数ヶ月、私たちは義務を怠っており、皆さんの信頼を大きく損なってしまったと存じます。誠に申し訳ございません。    今回、編集部内で協議し、ロカスト+のマガ

        「LOCUST+最終号」(お詫びPDF)の配布に関しまして

          [V系SF] 伏見瞬賞:Mantra Digital「luv garden」

          ロカスト編集部の河野咲子が、猿場つかさとともにパーソナリティを務める第6期ダールグレンラジオ。「ゲンロンSF創作講座」の提出作を批評するラジオ番組であるにもかかわらず、SF作家・樋口恭介およびロカスト編集長・伏見瞬をゲストに迎えたトークから派生して講座とは無関係に独自の「V系SF」企画がスタートしてしまい、応募作のなかから受賞作が選出された。 ロカストプラスでは、本企画と関連して受賞作のうち2作品および河野咲子の書き下ろし作品を配信する。 本ページにて配信するMantra

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          [V系SF] 伏見瞬賞:Mantra Digital「luv garden」

          [V系SF] 河野咲子「窓だらけの寝室」(書き下ろし新作)

          ロカスト編集部の河野咲子が、猿場つかさとともにパーソナリティを務める第6期ダールグレンラジオ。「ゲンロンSF創作講座」の提出作を批評するラジオ番組であるにもかかわらず、SF作家・樋口恭介およびロカスト編集長・伏見瞬をゲストに迎えたトークから派生して講座とは無関係に独自の「V系SF」企画がスタートしてしまい、応募作のなかから受賞作が選出された。 ロカストプラスでは、本企画と関連して受賞作のうち2作品および河野咲子の書き下ろし作品を配信する。 本ページにて配信する河野咲子「窓

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          [V系SF] 河野咲子「窓だらけの寝室」(書き下ろし新作)

          [V系SF] 伏見瞬・河野咲子賞:渡邉清文「恐るべき子供たち Les Enfants Terribles」

          ロカスト編集部の河野咲子が、猿場つかさとともにパーソナリティを務める第6期ダールグレンラジオ。「ゲンロンSF創作講座」の提出作を批評するラジオ番組であるにもかかわらず、SF作家・樋口恭介およびロカスト編集長・伏見瞬をゲストに迎えたトークから派生して講座とは無関係に独自の「V系SF」企画がスタートしてしまい、応募作のなかから受賞作が選出された。 ロカストプラスでは、本企画と関連して受賞作のうち2作品および河野咲子の書き下ろし作品を配信する。 本ページにて配信する渡邉清文「恐

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          [V系SF] 伏見瞬・河野咲子賞:渡邉清文「恐るべき子供たち…

          喧嘩の仕方を蓮實重彥に学ぶ。批評と言語行為とメディウムにまつわる重めの夜話|LOCUST vol.06刊行記念トーク(2/2)

          LOCUST vol.06の刊行を記念して数回にわたって実施されたTwitter Spaceでの刊行記念トーク。新刊宣伝のつもりで話しているのに毎度本誌の内容を逸脱し、宣伝の域を超えた密度の話が展開されるに至ったため、トーク最終回の内容を座談会記事としてお届けします。 蓮實重彥・宮川淳とメディウムの問題、ファンカルチャーと批評、前衛運動とエコロジカルな自然観、そして有用な喧嘩の作法などなど話題は多岐にわたりました。メインスピーカーはLOCUST編集部の伏見瞬および南島興、さら

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          喧嘩の仕方を蓮實重彥に学ぶ。批評と言語行為とメディウムにまつわる重めの夜話|LOCUST vol.06刊行記念トーク(1/2)

          *新刊の購入はこちらから! *** 批評の〈語り〉が重要である 南島:今号に参加していただいた執筆陣は、一見してジャンルの決め難い文章を書く方が多かったと思います。特にわかしょ文庫さん、れみどりさんの文章は、小説でも批評でもエッセイでもなく、ジャンルとしてなんと呼べばいいのかわからない。それに美術作家の岩崎広大さんは、雑誌の中で絵本のような紙面をつくっていました。 伏見:わかしょさんご本人は自分の書くものを「作文」と呼んでいるんです。あの、エッセイとも小説とも言い難い

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          LOCUST旅行記(会津・中通り編) 寺門信

           初日の旅程は全くの白紙だったため、行きの新幹線の中では郡山市についてひたすら検索をしていた。すると、どうやら郡山市田村地区には「お人形様」という巨大な鬼の人形があるらしいことを知る。念の為買っておいた『るるぶ』にも載っておらず、『LOCUST』で取り上げるのにもちょうどよさそう。土地の伝承文化となると、谷さんが興味を持ちそうだな。そういえば今回のゲストには、民俗学が専門の石橋さんがいるな。そんなことを思いながら、グループLINEに「お人形様」の話題を投げてみると、他にも関心

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          LOCUST 旅行記(会津・中通り編) 河野咲子 ③7月18日(月)金山村、桃園

          ****** 名和晃平的なぶくぶく・・・ ホテルでの朝ごはんのときに寺門さんのすがたが見えた気がしたけれど、話さなかった。 桃、もも、モモ、と1日目からずっと頭の中でこだましている。七月。福島にゆかずとも、東京のスーパーを物色しているだけで桃の季節の盛りであることがすぐわかる。スーパーでいちばん安い桃を買って、よく冷やして剥いてたべるだけでも幸福はやすやすと訪れる。旅行に出かける前の金曜日、すばらしいパティスリーでいただいたパフェにも桃のジェラートが乗っていた。 もも、

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          LOCUST 旅行記(会津・中通り編) 河野咲子 ③7月18日(月…

          LOCUST 旅行記(会津・中通り編) 河野咲子 ②7月17日(日)大内宿、会津若松

          ****** 制作と「オタクであること」 集合時間が早かったので少し寝坊してしまい、いそいそと支度をして、谷さん・岩崎さんと合流する。そこからレンタカーに乗って山道をぬけ、大内宿へ。この日は(車は複数台に分かれるけれども)旅行のメンバー全員で大内宿に向かい、そこで集合することになっていた。

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          LOCUST 旅行記(会津・中通り編) 河野咲子 ①7月16日(土)郡山、田村市

          ****** 桃、モモ、Momo 郡山着。ホテルに荷物を置く。「Go Go Round This World! Books&Cafe」というブックカフェに谷さん(谷美里)が向かっているというので、わたしもおなじお店にむかってみる。少し先んじて同じカフェに出向いていたらしいわかしょさん(わかしょ文庫)とすれ違いながら、カフェに到着。ブックカフェには旅の本やZINEがたくさん揃っている。谷さんと落ち合い、わたしはつめたいカフェオレをオーダーする。谷さんが注文したドライカレーを

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          LOCUST旅行記(会津・中通り編) 谷美里

           初日。正午ちょうどに郡山駅に着いて、集合時間まで少し余裕があったので、わかしょさんオススメのブックカフェ「Go Go Round This World!」で、河野さんとランチをする。本当は伏見さんもいたのだけれど、2人席がひとつしか空いていなかったので、伏見さんは隣にあったハンバーガー屋にひとりで行った。申し訳ない。けど、米沢牛のハンバーガーは美味しそうだった。私の食べたキーマカレーもとても美味しかったけれど、出てくるまでに30分かかった(おかげで集合時間に少し遅れた)。

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          LOCUST旅行記(会津・中通り編) 谷美里

          LOCUST 旅行記(会津・中通り編) 太田充胤

          ****** 1日目 - 1130 東京駅からやまびこ135号に乗り込んで郡山へと向かっている。グリーン車にしておいてほんとうによかった。最寄駅から電車に乗り込んだ時点で嫌な予感はしていた。東京駅で電車を降りると、構内がスーツケースを引きずる人で溢れかえっていた。出発の数日前からCOVID-19の第7波が話題になっていて、昨日の感染者数は10万人に上ったという。判断を間違えたかもしれないという懸念が拭いきれないが、ドライバーという立場もあり引き返せないという事情もある

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          LOCUST 旅行記(会津・中通り編) 太田充胤

          【無料】LOCUST vol.6 刊行のお知らせと巻頭言先行公開

          いつも『LOCUST』をご支援いただきありがとうございます。 編集部の太田充胤です。 このたび、旅行する批評誌『LOCUST』の最新号 Vol.6が刊行となります! きたる11月20日(日)の文学フリマ東京にて頒布後、書店や通販での取り扱いがはじまります。 この2年間、『LOCUST』的にもほんとうにいろいろありましたが、こうしてなんとか刊行のご報告ができることを大変ありがたく思います。 今回の行先は、そう、福島県です。 福島のなかでも、我々が訪れたのは郡山・福島・会津

          【無料】LOCUST vol.6 刊行のお知らせと巻頭言先行公開