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小説

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#恋愛

【小説】どこにでもある恋の終わり#2

【小説】どこにでもある恋の終わり#2

 一人部屋に残された私は冷蔵庫から普段飲まないビールを取り出してプルタブを上げた。
黄金色の液体が喉を伝い、口の中で苦味を含んだ炭酸が弾けた。
彼女が残していった、可愛い猫のパッケージのビールだ。

 彼女はビールを愛していた。
私の家に来る時にはいつも外国の物や、デザインの凝ったラベルの様々なビールを買ってきていた。
つまみの裂けるチーズと共に。

「こんな可愛いデザイン、絶対女に買わせるためだ

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