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WHY なぜ創るのか 【クリエイティブはどこへゆくのか】#1

どうも。EATALK MASKの中の人、ミムコです。

これは、人はなぜ「創る」のか、私はなぜ「創る」のか、というお話です。


「創る」は「狩り」に似ている

小さい頃の私は、ひとりでずっと外をふらふらしている子どもでした。友達が一緒じゃなくても平気でした。
タンポポの綿毛を瓶いっぱいに詰めてみたり、雀を捕まえようと罠作ってみたり、最強の氷柱を探し回ったり。

面白いものないかなー? って、いつも何かを探しながら、キョロキョロしていたような気がします。

ウチは家族でよく海や山に出掛けたのですが、今流行りのおしゃれアウトドアではなくてですね......どちらかというと、採集なんです。
海に行けば貝や魚をとり、山に行けば、キノコや山菜をとる。もちろん、夕飯に食べます。
北海道から東京に来て、アウトドアが高級な遊びだということに驚きましたよ。ホント。

粗大ゴミの日に車で近所をまわったりしたこともありました。使えるものを拾うんです。ゆるい時代ですね。

こんな話書くと、すごい貧乏だった......みたいな不幸話っぽいんですけど、いや、実際貧乏ではあったと思いますけど、楽しかったんですよね。宝探しみたいで。

多分......私の家族は狩猟民族の習性が濃く出ちゃってるんじゃないかと思うんです。
ついつい獲物を探したくなっちゃうし、狩りモードになるとノルアドレナリンが出ちゃうのではないかと。

でもでも、農耕型かもしれないあなたも想像してみてください。自分の知恵と技術で獲物に挑み、狩る......最高にエキサイティングじゃないですか?

そして、これ、
かなり「創る」ことに近いと思うんですよ。

何か創ろうと思って調べる時、アイデアを頭の中で練る時、ハンターが獲物探す感覚と似てません?
そして、作品の完成を目指して手を動かす時、獲物に狙いを定めて緊張と興奮がない混ぜになる感覚と似てません? 作品が完成した時の達成感。まさに獲物を手に入れた! そんな感じしません?

手芸のキットやプラモデルも楽しいですが、ちょっと自分アレンジを加えたいと思ったことありませんか? 決まった完成をつまらないと感じたことはありませんか?

それは多分、自分の知恵と技術を試したい。そして、自分の力で特別な「完成」を手に入れたい。そういうハンターの血が騒ぐのかな、と。

逃げてしまうかもしれない特別な「完成」を、自分の持てるすべての力を使って追う時、ノルアドレナリンがバーッと出て、その「完成」を捕らえた時、ドーパミンがドドッと出る......これが「創る」理由の基点かもしれません。

あ、学術的な話ではないです。あくまでイメージ。

次回は、ソロハンティング(孤高の作家)とチームハンティング(コラボ)の話を書きたいな、と思います。

続く......多分ね。

あ、続きました。

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