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今日のごはんと本 つわり編 9/30(土)〜10/6(金)

妊娠11週目。
つわりが着実に軽くなってきた。
穴の底に光がさし入ってくる感覚。

9/30 土曜日 くもり

間食
梨。
ベッドで梨。
気持ち悪さはあっても、ピークよりはかなりまし。
嬉しい。

朝ごはん
トマトチキンカレー。
昨日夫に作ってもらった残りを、温め返して食べる。
毎日食べているのに、新鮮においしい。
子どもは夫と、7時過ぎに朝マックへ。
ハッピーセットのおまけのおもちゃが目当て。
ほしかったものがもらえたようで、大喜び。
よかったね。

間食
梨。
朝食後、少しめまいがして、ベッドへ逆戻り。
だるくてそのまま眠る。
昨日動き回った反動がきた。
妊婦である限り、どんなときも本調子ではないと、念頭に置かないと。
少し寝て、目が覚めて梨。
気持ち悪さはまだ続いている。

昼ごはん
明太子パスタ。
波が来る前に、手早く作る。
子どもと夫には、うどんを茹でる。
誰かのために料理を作るのは、ひと月ぶりくらい。
といっても、麺を茹でただけ。
メニューはバラバラだけど、みんなで昼ごはんを食べられて嬉しい。

間食
バナナ。
夕方、みんなで散歩。
これもまた、いつぶりかわからない。
緑道を歩いて、夕焼けを見上げる。
気持ちいい。
と同時に、気持ち悪さの波が来はじめて、30分くらいで帰宅。
帰ってすぐバナナを詰め込み、ことなきを得る。
ちょこっとでもみんなで出掛けられて、しみじみと嬉しかった。
日常がやっと、戻りつつある。

夜ごはん
トマトチキンカレー。
今日は生姜なし、チーズたっぷりにしてもらう。
気持ち悪くなりながらも入浴を終え、洗面所から駆け出して、かきこむ。
夫のつわり対策カレー、相変わらずおいしい。

間食
梨。
午前中に二度寝したのに、すごい眠気が。
気持ち悪さもうっすらとある。
梨をかじり、早々にごろ寝。
そのまま寝てしまう。

読んだ本
『いってらっしゃいのその後で』
育児エッセイマンガ。
きゅんとくる。

『幸福と平和への助言』
続きを少しずつ読んでいく。
何度も読み返そうと思う。


10/1 日曜日 くもり

もう10月!
9月、つわりでなにもしなかった。虚無のひと月だった。
しかし、1日が長すぎて拷問のようだったのに、つわりが軽くなった今振り返ると、あっという間だったようにも思える。
コロナの咳も、気づけばかなり治ってきた。
時間は伸び縮みするというけど、過ぎ去って振り返るときにも、過去の時間の長さに対する感覚は、変わっていくのだなあ。

間食
梨。
本日もベッドで梨。

朝ごはん
マックグリドルソーセージエッグ。
今日も子どもは夫と、ハッピーセットのおもちゃ目当てに朝マックへ。
食べられそうな気がしたので、わたしの分もテイクアウトしてもらう。
久しぶりに食べて、その重さに驚く。
胃にどーんと来た。
ベッドにダウン。
昨日もたくさん寝たのに、すごく眠い。
これもまたつわり。

昼ごはん
トマトチキンカレー。
昼過ぎ、気持ち悪くなってきて、慌てて昨日の残りを温める。
おいしい。
夫と子どもはお出掛け。
サイゼリヤに行ったとのこと。

間食
梨。
回復してきたとはいえ、やっぱりまだまだ、気持ち悪さがしつこく居残っている。
眠気もずっとある。
ベッドから起きられない。

間食
じゃがりこ。
夕方、気持ち悪くて耐えきれず、一気食い。
子どもにもちょこっとわける。

夜ごはん
トマトチキンカレー。
毎日作ってもらっている。
ありがとう、夫。
食べきれず少し残し、21時ごろに残りをまた食べる。
つわり、よくなってきたと思ったけど、まだまだ気持ち悪くて、今日は全然起き上がれなかった。
先週の金曜日は、かなりよくなった気がして、はしゃいでしまったけど、その反動か、今日はほとんど動けなかった。
気合いで子どもを風呂には入れた。
すっと抜けるようによくなると、勝手に予測して動いてしまっていたけど、よくなるのは、じわじわみたいだ。
週半ばに仕事復帰したいと思って調整してきたものの、怪しくなってきた。
終わりが見えたからこそ、早く終われ、と気が急いてしまう。

読んだ本
『スキップとローファー』
1巻から最新話まで、ゆるゆると読み返す。
あまりなにかを深く考えることが、いまはできない。
不如意。

『カフェでカフィを』1〜4巻
喫茶をめぐるオムニバス。
つわりから気を逸らすべく、ベッドに転がって、のんびりと読む。


10/2 月曜日 晴れのちくもり

間食
梨。

朝ごはん
トースト。
お腹があまり空かず、でも胃を空けておくのも怖いので、食パンを1枚焼く。
バターをたっぷり塗る。
ベランダに続く窓を開けて、さんをまたぐようにして座り、日向ぼっこしつつパンを食べた。
バターがきらきら光って眩しかった。

昼ごはん
トマトチキンカレー。
10時半くらいに、お腹がしっかり空いていたので、昨日の残りのカレー。
気持ち悪さは、相変わらず続いている。
吐くことがなくなったのが救い。

間食
温玉納豆混ぜそば。
15時ぐらいに、胃が空いてウッとなってきたので、久しぶりにそばを茹でてみる。食べられそうな予感がして。
読んでいた本に、おいしいおそば屋さんが登場して、食べたくなったのだった。
めんつゆの味、どうかなと思ったけど、なんとかいけた!
納豆を食べるのも、すごく久々。
わさびをいっぱい入れ、完食。

夜ごはん
トマトチキンカレー。
ごはんを少なめにしてもらったけど、全部は食べきれず。
さすがに、飽きはじめている。
それでも、やっぱりおいしい。

読んだ本
『水車小屋のネネ』
最後までじっくりと読む。
本が分厚いことが嬉しい、幸せな読書をした。

『サキの忘れ物』
短編集。
表題の短編、とても素晴らしかった。
気持ち悪さで集中が途切れながらも、ぼんやりと読んでいく。

体調、思っていたらようには回復していかない。
もどかしいし、つわりという状況に、ほとほとくたびれた。
明日から仕事に復帰しようと調整してきたけど、来週まではやっぱり休むことに。
多方面に迷惑をかけていて、申し訳ない。
それでも、出産は命がけのことだから、今は休もう。
年齢的にも、よくよく注意する必要がある。
無理をして後悔するのは絶対に避けたい。
つわりの影響もあり、メンタルが薄玻璃のごとくパリパリになってきている。
とにかく、人生気楽にいこう、と自分に言い聞かす。


10/3 火曜日 晴れ

間食
梨。
Everyday 梨 on the bed.

朝ごはん
トースト。
今日もベランダで日光浴しつつ、バターを塗った食パンをかじる。
昨日は塗りすぎたらから、少し控えめに。
そういえば小さい頃、海外児童文学の本によく出てくる、バタ付きパン、という言葉に、そそられたなあ、とふと思い出した。
今日もいい天気。
心を整えるためにも、少しずつ、陽の光を浴びたり、風に当たったりしたい。

昼ごはん
昨日残したトマトチキンカレー少し、明太子パスタ。
波が来たので、昨日食べきれなかったカレーを食べている間にお湯を沸かし、明太子パスタを作る。
今日も山椒を挽いて。
おいしかった。

間食
梨。
Everytime 梨 on the bed.

間食
シャインマスカットのショートケーキ。
食べたいような気がして、買ってきてもらう。
若干、時期尚早だったかも……。
夫と半分こした。

夜ごはん
温玉納豆梅干しごはん。
食べたいものが浮かばないまま、18時ごろに気持ち悪さの波が盛り上がり、食べたくなくはないものかつ家にあるものを考えた結果、こうなった。
温玉、ちょっと時間が少なかったみたいで、白身が白くなりきってなかったけど、まあいいや、とそのまま食べる。
生卵は一応避けてるけど、殻は熱湯に入れて洗っているし、大丈夫なはず。たぶん。
ごはんは、美味しく食べられた。

子どもが帰宅して、一緒に入浴。
その後、つわりの気持ち悪さで、夜は早々にダウン。
夫、子ども、ごめん。
もうひと月以上、ベッドにへばりついて暮らしている。

間食
梨。
梨に始まり梨に終わる毎日。

読んだ本
『育良クリニックの軌跡』
助産師さんが活躍する産院の本。
面白くて一気読み。
妊娠出産の本を、貪るように読んでいる。

『タネナシ。』
ダイヤモンド✡️ユカイさんのエッセイ。
自分の半生と、妊活について、ハッピーな語り口で語られていて、これもまた一気読み。
軽やかに書きつづかれているけど、壮絶な半生。
壮絶な半生を軽やかに語れるのが、ロックンローラーなのかも、とも思った。
元気でた。

『シアーズ博士夫妻のマタニティブック』
ひとりめの子のときも読んだ本を、もう一度入手。
以前、この本の出産の項目を読んだおかげで、それほど恐れないで、自然分娩に臨めた。
今回もちょこちょこ読んでいく。

『サキの忘れ物』
残りをぱらぱらと読み終える。
ほかの著作ももっと読みたい。

『太陽よりも眩しい星』1〜6巻
やさしい少女マンガ。


10/4 水曜日 雨

間食
梨。

朝ごはん
温玉ごはん。
卵かけご飯の温玉バージョン。
あまり食欲が湧かず、ごはんは少なめに。

昼ごはん
鮭とキャベツのクリームパスタ。
クリームパスタなら食べられそう、と思い立ち、家にあるもので適当に作る。
ツナ缶を使うつもりが、なかったため、鮭フレークに変更。
生クリームなんてものはうちにはないので、低脂肪乳と粉チーズで。
コンソメを入れたくなかったから、味付けはバターと塩と黒胡椒のみ。さらっとした味に。
これはこれで。

間食
梨、じゃがりこ、そしてまた梨。

夜ごはん
明太子うどん。
明太子パスタのうどん版。
同じ材料なら、パスタのほうがおいしいかも。
ちょっとウッときた。

間食
梨。
つわりに並走してくれている梨。
感謝が尽きない。
梨の旬が終わる頃には、つわりも去っていてほしい。

読んだ本
『れもん、うむもん!』
ひとりめ妊娠中に読んだエッセイマンガを読み返す。
泣く。

『コロナ禍妊娠日記』
こちらもエッセイマンガ。
泣く。

『おひとりさま出産』1〜6巻
ハードな出産をカラッと描いているけど、ものすごく大変だったはず。
無事お子さんが産まれて、嬉しくてまた泣く。

『大丈夫倶楽部』1巻
気になっていたマンガ。
なにか読んで気を紛らわさないと、どうにもならない。

『46歳で父になった社会学者』
本棚の本を再読。
生活をしていくことのなかに、途方もない幸せがあって、それが丁寧に記録されている。
ミシマ社さんの本は、装丁がいつも素敵だなあ。

『世界お産』
本棚の本を再読。
いろんな国の赤ちゃんの写真を、子どもと一緒に眺める。

子どもから、食後にふなっしーのテーマソングと矢野顕子さんの「ごはんができたよ」を聴きたいとリクエストがあり、スマホで流す。
そのまま矢野顕子さんのアルバムを聴き、リビングに敷いた丸くて大きな座布団に一緒に寝転び、本を読むわたしにくっついて、すやと寝た。
かわいい。愛しい。


10/5 木曜日 くもり

間食
梨。
お手洗いに起き、真夜中の梨。
妊娠中のこの時期、一番トイレが近くなるらしいと、そういば本で読んだ。
地味にきつい。
寝起きにも梨オンザベッド。

朝ごはん
トースト。
バターをたっぷり塗って食べる。
バタ付きパンへの憧れを夫に話したら、夫がどんな食べ物かスマホで検索していた。
わたしと同じように、バタ付きパンへの憧れを語っている人がたくさん見つかり、同志の存在にうれしくなる。

昼ごはん
ジェノベーゼパスタ。
夫にジェノベーゼソースと冷凍シーフードミックスを買ってきてもらい、昼ごはんにパスタを茹でる。
おいしく食べられた。
そのことにほっとする。
ただ、つわりのためか、市販のソースは、あと味がちょっときつかった。

間食
梨。
明けても暮れても梨。

夜ごはん
キャベツと豚肉の蒸したもの、にんじんの胡麻和え、かぼちゃの煮付け、納豆、明太子、もち麦入り白米。
メインを夫にリクエストして作ってもらい、みんなで食べる。
副菜も、ひと口ずつくらい食べられた。
おいしく感じられて、うれしい。

間食
梨。

読んだ本
『おひとりさまお母さん』1〜6巻
昨日読んだマンガの続編。
気になって一気読みしてしまう。

『私でも家買えますか?』1〜2巻
おひとりさまお母さんの著者の最新作。
ぐいぐい読んだ。

『世界お産』
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出産に向けて、気持ちの準備をしていく。

『46歳で父になった社会学者』
続きを読む。
言葉が平易で優しくて、子どもへの愛情と祝福の気持ちがこもっていて、涙が出てくる。


10/6 金曜日 晴れ

間食
梨。
起きれずに梨。
1週間後、今度こそ復帰予定。
つわり、もう充分だ、終わってくれ。

朝ごはん
トースト。
今日はバターは少なめに。
マタニティのレギンスを洗濯。
乾燥機不可なので、ほかのものと分けて外に干す。
いい天気。
今日は散歩にトライしたい。

朝ごはん2
キャベツと魚介のクリームパスタ。
トースト一枚では足りず、気持ち悪さの波が引かないし、空腹感もあるしで、昼食に作る予定だったパスタを、朝からもう作ってしまおう、と決める。
今日は、バターと小麦粉とコンソメを使って、ソースをしっかりホワイトソースの味わいに。
迷ったけど、パスタはたっぷり100gに。
おいしくできた。
ただ、かなり満腹になってしまう。
量はもう少し軽くてもよかったかも。

間食
みかん、杏のデニッシュ。
昼過ぎ、ひとり散歩へ。
秋のはじまりは日差しがまだ少し強くて、風も吹いていて、それが気持ちいい。
薄い吐き気をこらえつつ、日光浴しながら、近所をのんびりと歩いて回る。
愛するパン屋でパンを買い、本屋を覗いて、コーヒーショップでアイスカフェオレをテイクアウトし、公園を抜けて緑道を通り、八百屋さんに寄って帰宅。
今日は1時間近く歩けた。ものすごいロースピードだけど。
波が高まっていたので、帰宅後すぐに、八百屋さんで買ったみかんをひとつむく。
この秋初のみかん。
おいしい。
そのあと、カフェラテをグラスに移して、本を読みながら、小さなデニッシュをかじる。
バターの香ばしさ、パリパリの生地、ねっとりと甘い杏、最高。
今日は、散歩したあとに寝込まずに済みそう。
いつもの体調を取り戻していく過程の、山をまたひとつ越えた気がする。

昼ごはん
ハムとチーズのバゲットサンド。
14時過ぎ、デカフェの紅茶を淹れて、パン屋さんで買ったサンドを、本を読みながらゆっくり食べる。
食べられるもの、飲めるものが、増えていく嬉しさ。
離乳食期の子どももこんな感じなのかなーと想像してみたけど、多分違う。
一度は得られていたものを制限されたあとにはじめて、選択肢が豊富であることの特権に気付けるんだと思う。
制限されることの少ない普段は、それが特権であることを認識できない、もしくは、認識するのが難しい。認識する必要もない。
せめてこの困難を、忘れないでいたい。

夜ごはん
蕪と鶏もも肉の煮物、明太子、納豆、もち麦入り白米。
夫のごはん。
みんなで同じごはんを食べる。
蕪と鶏肉の煮物、大好物。
もう、だいたいのものは食べられそう。
にんにくと玉ねぎは、まだ怖いけど。

間食
梨。
昼間にカフェインを摂取したせいか、眠れない。
そのうえ、げんなりするほど、お手洗いが近くて、何度ものそのそと起き出す。
夜が長くて悶々とする。

読んだ本
『超ミニマル・ライフ』
森に住んでいる四角さんの最新著作。
わくわくしながらページを開く。
わくわくできることがあるのは幸せなことだなと思う。
一気読み。

『46歳で父になった社会学者』
最後まで読む。
生活というものを味わおうと、改めて思った。

『かしましめし』6巻
和やかでたのしく、おいしそうなのに、破滅の気配がうっすらと漂っている物語。
ハラハラするけど、なんだってそうなのかもしれない。
いつか終わりが来るからといって、今、落ち込んだり悲しみに暮れたりすることはない。
今は今があるだけ。

つわりの終わりが、来そうで来ない。
それでも山は超えた喜び。