見出し画像

今日のごはんと本 つわり編 10/7(土)〜13(金)

妊娠12週目。
ついに4ヶ月。
がんばった。がんばってる。がんばろう。

10/7 土曜日 晴れ

間食
梨。

朝ごはん
キャベツツナチーズトースト、鶏の照り焼きキャベツ海苔マヨトースト。
早起きしすぎた子どもが二度寝したので、夫と一緒に朝ごはん。
食欲が戻りつつあるので、料理したい気持ちもふくらみ、キッチンに立つ。
あるもので、あれこれと作る。
鶏の照り焼きは焼き鳥缶を活用。
トーストの味は、まあまあ。

昼ごはん
巣ごもり玉子、納豆明太子、梅干しの炊き込みご飯。
引き続き、自分で作る。
みんな一緒に昼ごはんを食べるうれしさ。
子どもは、炊き込みご飯の梅を抜いたり、卵はキャベツを使わずにただゆでたり。
おいしいと言ってたくさん食べてくれた。
よかった。
昼ごはんのあと、みんなで公園へ。
木陰の砂場で砂遊びをする。
つめたい砂に手をうずめたら気持ちよかった。
それから約2ヶ月ぶりに、スーパーへ買い物に。
気持ち悪さも我慢できるレベルで、早足にはなりつつも、落ち着いて店内を見て回れた。
回復しているとまた実感。
今日は2時間くらい外にいた。

間食
みかん、梨。

夜ごはん
にんじんとパプリカの胡麻和え、さつまいもバター炒め、明太子、納豆玉子かけごはん、きのこの黒酢スープ。
やる気が続き、きのこのスープを大量につくる。
それ以外は夫が作ってくれる。
きのこのスープ、味が決まらなかった上に、黒酢がどうもまだ無理らしく、あまり進まず。
たくさん作ってしまい、途方に暮れる。
夫が引き受けてくれるという。申し訳ない。
つわり、すっとよくなるものではないと、わかっていても、もどかしい。

間食
梨。

読んだ本
『朝ごはん亭』1巻
ごはんを作りたい、という気持ちが湧いて、読んでみたマンガ。
食べ物がおいしそうで、ごはんを作ろうというやる気が出る。

『銀河英雄伝説』26巻
終わりが近づいてきているのをひしひしと感じる、息詰まる展開。
絵が壮麗。

『でも、たりなくてよかった』
「たりないふたり」の企画・演出をしてきた方の本。
面白くて一気に読んだ。
読書の集中力も、少しずつ戻ってきている気がする。

『私を忘れないで』
ベルギーの作家さんのバンドデシネ。
逃げ出し、追い詰められていくような展開なのに、絵の持つ透明感、明るさ、しなやかさによって、物語の隅々まで光で満たされている。
素晴らしい作品。
泣きながら読み終えて、抱きしめた。

『村上春樹 映画の旅』
眠れなくて、ぱらぱらとめくる。
エッセイかと思いきや、演劇博物館の企画展をまとめた本だった。
演博、自分もお世話になったので、懐かしさが湧いた。


10/8 日曜日 くもりのち雨

もう夏には戻れない涼しさ、というか寒さ。
冬用布団を引っ張り出して干す。

間食
みかん。

朝ごはん
鮭フレークのチーズマヨトースト。
適当に作ったら、塩気が強くなりすぎた。
これもまた練習。
夫が子どもと出掛けたあと、鼻血がでた。
妊娠すると鼻血が出やすくなるという情報を、本で見かけたばかりだったので、これか、と思う。
妊婦、一気にいろんなことが降りかかりすぎでは。

昼ごはん
台湾料理のお弁当。
散歩がてら、台湾料理のお店へ行き、お弁当をテイクアウト。
近くのコーヒーショップでコーヒーも買う。
帰宅して、映画『最強のふたり』を鑑賞しながら、のんびりと食べる。
エンドロールが流れ出したとき、夫と子どもがにぎやかに帰ってきた。
幸せだなと思った。

間食
梨、みかん。

夜ごはん
鶏団子鍋、にんじんの黒ごま中華サラダ、さつまいもごはん。
久しぶりに、まともに料理を作る。
といっても、冷蔵庫にあったもので適当に。
鶏団子の鍋は、昆布と干し椎茸で出汁をとり、キャベツの千切り、しめじ、豆腐を入れる。
集中してあれこれしていたら、完成間際にめまいがしてくる。
閃輝暗点。
こんなに短期間でまた起きるとは。
鍋を仕上げるだけにして、ベッドで休む。
少しすると、目のチカチカは落ち着いたので、みんなで夜ごはんに。
頭痛がし始めたものの、全部おいしく食べられた。
特に鶏団子が大成功で、子どももおいしいと言ってしっかり食べてくれて、うれしかった。

間食
梨。
やっぱり夜はまだまだ気持ち悪い。
ただ、吐くことがなくなったのはよかった。
ひとり眠れず、子どもの寝息を聴きながら本を読む。

読んだ本
『ぱっちり、朝ごはん』
朝ごはんについて書かれた、いろんな日本の作家の随筆やエッセイを集めたアンソロジー。
ぱらぱらめくって、気になった献立の作品を読んでいく。

『HI,HAW ARE YOU?』
お笑い芸人ピース綾部さんによる、アメリカでの暮らしを綴ったエッセイ。
夫が図書館で借りてきたので、へーと興味本位で手に取ってみたら、素晴らしい本だった。
ページをめくる手が止まらず一気読み。
アメリカで暮らすことへのわくわくした気持ち、その弾む足取りが、なんの装飾もなくまっすぐに語られていて、こちらにまで伝播する。
飛び抜けて頭がいい上に、その知恵はすべて、借り物でなく、感覚を駆使し体を使って、やりたいことを脇目もふらずにやり、新しい環境に飛び込んできた経験によって、血肉になったものなのだと思う。
ぼくのいちばんのファンはぼく、という言葉が、たまらなく素敵だ。
ネタ的にではなく本気で、むちゃくちゃ格好いい。
本のすみずみまで陽の気が溢れているから、読み終えたとき、ひなたを、というかサニーサイドを散歩したような気持ちになった。
わたしはややこしい陰キャなので、綾部さんのような人間になりたいとは少しも思わないのだけれど、綾部さんのような人がいるこの世界が好きだと思えたし、すごくパワーをもらった。
読み終えてすぐにこの感想を書きつけて、今からネットで紙の本をポチります。

『料理の意味とその手立て』
うっすら吐き気がしているのに、料理に関する本を読むのをやめられない。


10/9 月曜日 雨

寒い!
ここ数年の秋は駆け足だ。

間食
みかん。
夜明け前、お手洗いに起きて、みかんを食べる。
夫はもう起きていて、綾部さんの本を読んでいた。
読みかけなので、感想を語りたいのを我慢してベッドに戻り、布団にくるまる。
寒い日の布団を愛してる。

朝ごはん
バターのトースト、鮭のチーズマヨトースト。
パンを焼いて、みんなで朝ごはん。
子どものはブルーベリージャムと蜂蜜。
大人のは、2種類のトーストを半分ずつ。
みんなで食べるだけで、おいしくてうれしい。
夫と子どもは、雨の中を出掛けていった。
ひとり留守番し、おいしい紅茶を淹れる。
タンブラーに淹れた一杯を、大事に味わう。

昼ごはん
魚介のトマトクリームパスタ。
冷凍のシーフードミックスに軽く塩をし白ワインで蒸し、バターを絡めてから牛乳150ccとトマト缶のトマト1/3と混ぜてソースに。
粉チーズもドバッと入れる。
パスタは今日もがっつり100gで。
分離したけど、おいしくできて満足。
本を読みながら、ソースがページに飛ばないように気をつけつつ、あっという間に食べ終わる。
ごはんが食べられるって、なんて素敵なことだろう。

おやつ
ベイクドチーズケーキ。
傘をさし、野菜を買い足しがてら散歩し、ついでにケーキ屋さんにも寄る。
帰宅して、本を読みながら、おやつの時間にする。
ケーキ、今回はおいしく食べられた。

間食
みかん。
夕方ごろ、夫と子どもがくたびれて帰宅。
子どもは遅めの昼寝。
夫としゃべりながら、みかんをむいて食べる。
ほっとする。

間食
れんこん焼き。
いいれんこんを買えたので、フライパンで素焼きにして、塩を振る。
夕飯のおかずにしようと思っていたけど、おいしそうだったので、出来上がってすぐ、夫と食べる。
子どもはプリン。
夫、ハイボールが欲しい、と言うので、ハイボールも作ってサーブ。
いい夕方。

夜ごはん
鍋焼きうどん。
引き続きごはん作り。
夫にも子どもにも好評でうれしい。
わたしの担当だった土日の食事作りに、やっと復帰できそうなのもうれしい。
夫も綾部さんの本を読み終わっていたので、思う存分、感想を語り合う。
うれしいことがいっぱい。

読んだ本
『料理の意味とその手立て』
続きを読む。
料理とはなにか、レシピとはなにか、改めて考えさせられる。
つわりを通して、生きていくなかで食べることの比重がいかに重いかを、痛感している。
食べることについて、たくさん考えたいし、手を動かして、向き合いたい。
この本も、何度も読み返そう。

『列』
待ちわびた中村文則さんの最新作。
いつ読もう、と頃合いを見計らっていた。
心してページをめくっていく。
列に並ぶ痛苦、人間の性質、猿の進化、知性が悪を生む、最後に辛うじて残る砂粒ほどの希望。
この本のことを何度も思い返して、考えると思う。
ただ自分は、この小説の主人公ほど、人類に悲観してはいないな、とも思った。
それがわたしの無知による甘さなのかも、また考えていきたい。


10/10 火曜日 くもり

間食
梨。
モーニング梨オンザベッドも、もうすぐ卒業できそう。
そんな予感を覚えつつ、今日もまた寝起きにベッドで梨をかじった。
うっすらとした気持ち悪さが、まだ居残っている。
もうええわ、と歌い出したいけど、焦らずにいこう。

朝ごはん
温泉玉子納豆ごはん、明太子。
気持ち悪くなってきて、慌ててあるものでごはん。
温泉玉子、レンジで作るレシピを試したけど、白身が固くなっていまいち。
食べ終えてもまだ少し気持ち悪くて、ベッドに後戻り。
一進一退。いや、二進一退と思いたい。

昼ごはん
ツナとしめじのトマトクリームパスタ。
あるものでパスタを作って、昼ごはん。
夫が借りている映画『竜二』を観ながら。
やるせない、いい映画だった。
最後の子どものセリフが秀逸。
今日はやっぱり、ちょっと調子がよくないみたいで、気持ち悪さがうっすら胃の辺りにまとわりついている。

間食
みかん、梨。

夜ごはん
蒸しキャベツの梅あえ、さつまいものバター炒め、もち麦入り白米、明太子、豚汁。
みんなで一緒に同じものを食べる。
いつもの習慣が、やっと戻ってきつつある。
豚汁、おいしくておかわり。

間食
梨。

読んだ本
『来世は他人がいい』
最新刊まで読み返す。


10/11 水曜日 くもりのち晴れ

間食
みかん、梨。
今日は、梨オンザベッドナシで起きられた!
起き出したあとで、すぐに食べたけど。
また小さく一歩前進。

朝ごはん
納豆玉子ごはん。
昨日の温玉失敗を受け、生玉子は好きな食べ物だし栄養もあるし、しっかり洗って殻に気をつけ、食べていいことにした。

昼ごはん
鰤のカルパッチョ、羊と野菜のロースト、パンナコッタ、パン、グレープフルーツジュース。
つわりがよくなってきた記念に、暴食したくなり、ひとりランチへ。
つわりの鬱憤を晴らすように、たくさん食べた。
その後、いい天気なので散歩がてら、本屋と古書店を巡る。
長時間歩いて、くたびれたけど、体力はなんとかもった。
しかし帰路、お腹が張っている感じになってきて、少し休憩を入れ、帰宅後すぐに横になった。

間食
みかん。
少し無理したせいか、久しぶりにオエっとなる。
でも吐くまではいかず、ひと安心。

夜ごはん
野菜ときのこと鶏肉の蒸しもの、もち麦入り白米、豚汁。
夜は夜で、しっかりと食べた。
子どもが早々に寝てしまい、静かな夜。
明日は検診。
お腹の中の人の無事を、日々祈る。

読んだ本
『僕はお金持ちの付き人』
本屋さんでジャケ買い。
楽しく読んだ。
付き人になってからの話も面白いけど、そこに至るまでの道のりも、主人公である著者独自のものだった。

『同志少女よ、敵を撃て』
積読していた本をついに開く。
こわごわ読み進めていく。
出だしから痛ましく、読みながら体にぎゅっと力が入ってしまう。
戦争、ミルフィーユのように折り重なる差別、あらゆる階層で起きる戦い。
相手を人間扱いしないことで成り立つ残虐な行為。
人間とは思えない行為。
同時に、同種を同種とみなすのをやめるという、ある種器用な錯覚を、故意にも無自覚にでもできてしまう動物は、人間だけなんじゃないか。
となると、人間ならではの行為とも言える。
続きが気になって、最後まで読んでから寝る。
著者はなぜこのテーマを選んだのか知りたいなと思った。


10/12 木曜日 晴れ

間食
梨。
梨には本当に助けられている。

朝ごはん
トースト、目玉焼き。

昼ごはん
豚肉とレタスとねぎのしゃぶしゃぶ、うどん。
今日は検診。
お腹の中の人は、無事にすくすく育っている。
うれしい。
おすすめしてもらい、インフルエンザ予防のワクチンも打ってもらう。
打たなきゃと思っていたので、とてもありがたい。
第一子のときにもお世話になった、行くといつも元気になるクリニック。
通院後、夫と散歩して、元気になったら絶対行くと決めていたお店でランチ。
野菜たっぷりで、とてもおいしかった。
お腹いっぱい。胸いっぱい。
小さなことでも、やりたいことは逐一全部やりたい。

間食
梨、みかん。

夜ごはん
メンチカツ、蓮根とエリンギとキャベツの蒸しもの、納豆、明太子、もち麦入り白米、豚汁。
昼間たくさん食べたけど、夜は夜でたっぷり食べる。
空腹感はそこまでじゃないけど、気持ちの面で、食べるという行為に飢えている。
食べられるのがうれしくて、食べまくってしまう。
体重、気をつけつついこう。

間食
林檎。
この秋、初の林檎。
真っ赤でつやつやの林檎を、夫が八百屋さんで買ってきてくれる。
お目が高い! と八百屋のみなさんに褒められたそうだ。
それはなんだかうれしくなるね。
子どもも林檎をぱくぱくと食べ、おいしい、と笑っていた。
よかったよかった。

間食
梨。
夜はやっぱり胃に違和感。


読んだ本

『セクシー田中さん』1〜6巻
心地いいマンガ。

『私は赤ちゃん』
『育児の百科』の著者の本。
わくわくして読み始める。


10/13 金曜日 晴れ

仕事再開。

間食
梨、林檎。
モーニング梨。
起きた後、おいしい林檎も食べる。
そろそろ、つわり対策の常備フルーツは、梨から林檎に交代。

朝ごはん
トースト。

昼ごはん
鶏胸肉としめじのトマトパスタ。
鶏胸肉を白ワインで蒸し煮にしてしめじを加え、黒胡椒をたっぷり引いて、そこにトマト缶の残り1/3全部ととろけるチーズ、牛乳を少し。
パスタ、残りが240gと半端だったので、エイヤと120g茹でることに。
たっぷりのパスタ、しめじの味が濃くておいしくできた。
お腹いっぱい。

間食
梨、林檎、チョコレートひとかけ。
もういつ以来かわからないチョコレート、おいしく食べられた。

間食
みかん。

夜ごはん
マッシュルームとかぼちゃとにんじんと豚肉の蒸しもの、納豆キムチ玉子ごはん、かき玉と玉ねぎとキャベツのお味噌汁。
昼間たくさん食べたけど、今日も腹ぺこになり、白米をおかわりした。
今夜は、ついにいけそう、と感じて、久しぶりにキムチを開封。
匂いが少し気になりつつも、食べることができて、感動。
とはいえ、食べてすぐに歯磨き。
玉ねぎとねぎももいけるけど、にんにくだけは、解禁タイミングに慎重になる。

間食
林檎。

読んだ本
『セクシー田中さん』7巻
田中さん、素敵だ。
心がうっとなる要素がほとんどない、人と人が尊重し合う姿にほっとするマンガ。

『二月の勝者』最新刊
子どもが泣く姿を見ると、それだけで泣いてしまう。
みんなよく頑張った。
ばっちり感動させられつつと、中学受験というジャンルに決してのめり込まない人物がこのマンガの主要キャラクターであることが、とても大事なポイントだなとも思った。

『ど根性ガエルの娘』1〜7巻
前々から夫に話を聞いていたマンガ。
夫のKindleでついに読む。
凄まじかった。
すごくよかった。
刺さりまくった。
人間のどうしようもないところを、むきだしに描いている。
なんでもむきだしにすればいいというものでもないのは大前提として、作者さんには卓越したマンガの才能があり、このマンガは描くべくして描かれたものだと直球で伝わってくるから、こんなにも刺さる。
読んでよかった。

『子どもが幸せになる言葉』
夫おすすめの育児書。
とてもよかった。
著者の提案する子どもにかけたい言葉は、自分が子どもの頃に言われてみたかった言葉ばかりだった。