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今日のごはんと本 つわり編 10/14(土)〜20(金)

妊娠13週目。
つわり、このまま終わるかと思いきや、ぶり返す。

10/14 土曜日 くもり時々晴れ

間食
林檎。
今日から林檎オンザベッド。
梨よ、いままで本当にありがとう。
林檎、よろしく。

朝ごはん
しらすトースト、鮭チーズマヨトースト。
夫が作ったしらすトーストを一切れもらい、自分でもトーストを焼く。
しらすトースト、おいしかった。
ちょっとしたごちそうの味。
子どももむしゃむしゃ食べていた。
鮭トーストも安定しておいしい。

昼ごはん
スシロー!!
ひと月半ぶりに、夫と子どもと電車に乗ってお出掛け。
うれしい。
出先でスシローへ行き、お寿司をたくさん食べる。
子どもは初めて、生のマグロを自分から食べた。
おいしい! と言っていてびっくり。
よかったね!
子どもは、階段の昇り降りの足取りがしっかりしてきて、走る速度も上がっていた。
男子三日会わざれば刮目して見よ、と思わずつぶやくと、いわんや一ヶ月半をや、と夫が言い、げに、となった。

間食
林檎。
帰宅して、くたびれてぐったりと昼寝。
夕方やっと起き出す。
子ども、銭湯に行きたいと言い出し、夫と出掛けていく。
荷物の受け取りがあったわたしは留守番。
気持ち悪さがやってきたので、林檎をたくさんむき、いくつか食べ、その後ひとりでのんびりお風呂に入る。

夜ごはん
豆苗としめじと豚肉のオイスター炒め、茄子の煮浸し、納豆、もち麦入り白米、かき玉とキャベツと玉ねぎのお味噌汁。
休日の夕食作りに復帰。
味の濃いものばかり作ってしまう。
茄子、アク抜きのあと水分を拭きとるのを子どもが手伝ってくれた。ありがたい。
煮浸しは、とろとろに仕上がって大満足。
夜ごはんも食べすぎた。

間食
林檎。
夜はやっぱり少し気持ち悪い。
とはいえ、全然耐えられる程度。
ここまでこられてよかったなぁ。がんばったなあ。

読んだ本
『私は赤ちゃん』
続きを楽しく読んでいく。
痛快。

『いやはや熱海くん』2巻
あじわい深いマンガ。
大好き。


10/15 日曜日 雨のち晴れ

間食
林檎。
昨日の疲れがどっと出て寝坊。
いきなり動きすぎた。
自分が妊婦であることを忘れないようにしたい。

朝ごはん
バナナチョコトーストのバニラアイスのせ、トマトハリッサチーズトースト。
献立をなにも思いつかないけど、とりあえずキッチンに立ち、あるものでよきように。
子どものチーズトーストは、トマトケチャップにする。
子どもに、アイス食べたい、と言われて、バニラアイスを買いにコンビニに急ぐ。
外は雨で寒い。
子ども、バナナの盛り付けを手伝ってくれる。
途中でたくさんつまみ食いしていて、楽しそう。料理の醍醐味。
トーストはどちらもいい具合に焼けて、おいしかった。

昼ごはん
鶏もも肉とマッシュルームのトマトパスタ。
夫と子どもはお出掛け、わたしは大事を取って今日は留守番。
久しぶりに生のトマトでパスタつくる。
にんにくはまだ入れずにおく。
今日もパスタ120gでいく。
トマトをオリーブオイルで炒め、鶏肉を皮から焼き、白ワインと茹で汁で煮込んでマッシュルームを投下、パスタと絡めて出来上がり。
黒胡椒を挽いて食べる。
おいしい、トマトは天才。
120gあっという間に吸い込む。
食欲完全復活。
アニメの呪術廻戦の最新話を観たあと、映画『幸せのレシピ』を観る。
食い気がとめどなく溢れる。
観てる途中で、夫と子どもが帰宅。

間食
マロンクリームデニッシュ。
疲れが取れずにしっかり昼寝。
子どもは元気で、寝ずに夫と遊んでいた。
夕方、パンが食べたいという子どもの提案で、みんなで散歩してパン屋へ。
八百屋やドラッグストアなどにも寄って帰宅。
デニッシュをみんなでわけあってかじる。
おいしい。秋の味。

夜ごはん
チキンカツ、イタリア菜のサラダ、蓮根とさつまいものフライ、茄子の煮浸し、もち麦入り白米、かき玉とキャベツと玉ねぎのお味噌汁。
昨日鶏胸肉が安かったので、気合いを入れて揚げ物。
油の匂いはもう大丈夫か、検証も兼ねて。
チキンカツは、昨日なに食べた? のレシピを見て作る。
揚げ物を作ったら力尽きることは目に見えているので、ほかは作り置きで済ますことにする。
と思ったけど、サラダは水分を拭いたりして、案外手間がかかった。
食べたい気持ちが面倒くささを凌駕し、楽しく手仕事できた。
フライとチキンカツは、大成功。
カツ、さっくりしつつも柔らかくて、とてもおいしい。
油の匂いにクラクラきたけど、吐くまではいかなかったので、それもよかった。
気持ち悪さはグレープフルーツジュースでごまかす。
夫と子どものお風呂上がりにすぐごはんに。
チキンカツ、ふたりにも好評で、やったーとなる。
子どもはフライもぱくぱく食べ、昼寝しなかったので、食後にすやと寝る。
夫と『昨日なに食べた?』のドラマの録画を観て、さらに映画の残りとピースのトークライブを観たりして、のんびり過ごす。

間食
林檎。
やっぱり夕方から夜にかけて気持ち悪さの目盛りが少し上がり、主張をはじめる。
揚げ物の匂いもやっぱりきつかった。
林檎を食べてごまかす。

読んだ本
『12月25日の怪物』
サンタクロースのルーツを追った旅の本。
サンタクロースを知る本としても、旅の記録としても、おもしろい。
わくわくしながら読んでいく。



10/16 月曜日 晴れ

いい天気。
洗濯日和。

間食
林檎。

朝ごはん
トースト、目玉焼き。
子どもの残した分を食べる。

間食
バナナ。
10時ごろ、気持ち悪さが高まってくる。
なぜ。
朝食が足りなかった?
しかし特段空腹感はない。
慌てて、目についたバナナをお腹に詰め込む。

朝ごはん再び
納豆玉子かけごはん。
バナナだけでは吐き気が消えず、やむなく追加で食べることに。
子ども用の小さい冷凍ごはんの包みを解凍し、納豆と生玉子と一緒にかきこむ。
生玉子はもう、ちょっとくらいなら食べていいことにした。
食べ終えて、少しマシになるものの、気持ち悪さはしつこく居残っている。
つわりとの付き合いは、もう少し続きそう。

昼ごはん
トマトパスタ。
今日はシンプルにトマトだけで。
気持ち悪さが高まり、急いで作る。
生のトマトをオリーブオイルで炒めるうちに、とろっとしてくる瞬間がたのしい。
吐き気対策に辛味を足すため、ハリッサを少し入れる。
おいしくできて満足。
勢いよく食べるものの、気持ちがうっすらと残る。

間食
林檎。
昼食後、時間が経つにつれ、うっとなる昼下がり。
夫に頼んで林檎を切ってもらい、かじって凌ぐ。
週末は調子よくきていた分、気持ちの面できつい。
夫、前とは別の品種の林檎を買ってきてくれる。
今度のもおいしい。
やさしい。

夜ごはん
鶏もも肉とマッシュルームとかぼちゃと玉ねぎのオリーブオイル蒸し、茹で小松菜、納豆梅干しごはん、ニラと豆腐のお味噌汁。
気持ち悪さの波がどんどん高まる。
頭痛もしてくる。
つわりめ。
吐き気を打ち消すべく、夫の作る夕食を、ばくばく食べる。
お腹ぱんぱん。
ぐったり。
でも、ピーク時より断然マシ。
耐え抜ける。いける。
夜は、子どもと布団でかくれんぼ遊びをしながら、すこんと寝落ち。寝かしつけられずにほんとにごめん、夫。
頭を押さえつけられて、夢という名の沼にずぶずぶ沈められているような、圧倒的眠気。
つわりよ、もういいよ。


読んだ本
『ハラが減っては育児はできぬ』2巻
楽しみにしていた2巻。
授乳中いかに酒を飲むタイミングを作るか、わたしも工夫していたので、深く共感してする。
写真家の植本一子さんが登場して、おお! と嬉しくなる。
食べるもの全部おいしそうで、生活の喜びが詰まっている。
最終話、ひたひたと胸に迫った。

週刊少年ジャンプ最新号
『逃げ上手の若君』最新話、素晴らしかった。
読み手への鋭い問いかけ。

『ははが生まれる』
積読していた随筆集。
つわりでぼーっとしながら、読んでいく。


10/17 火曜日 晴れ

間食
林檎。
おはようとともに林檎を食べまくる。
昨日の反省をいかし、朝からしっかり食べることに。

朝ごはん
チーズオムレツトースト。
バターを塗ったトーストにチーズオムレツをのっけて、黒胡椒を挽いて食べる。
シンプルでおいしい。
満ち足りる。

間食
林檎。
お昼前に波が高まり、夫が切っておいてくれた林檎をかじる。

昼ごはん
鶏胸肉としめじのトマトパスタ。
気持ち悪さの波が引かず、急いで昼ごはんを作っていたら、吐き気がビッグウェーブに。
久しぶりに吐く。胃が空っぽになるまで。
オート落涙。
きつい。
ここへ来て揺り返しが来るとは。
吐いたら落ち着き、改めてごはんを作った。
つわりとの縁はいつ切れるのか。

間食
十穀クッキー。
吐き気対策に、3時のおやつに大きなクッキーを一枚食べる。
軽い頭痛。
つわりはまだ終わってないんだと、認識を改めることに。

間食
林檎。
今は林檎が頼り。

夜ごはん
豚肉とエリンギとさつまいもと水菜の蒸しもの、なすの煮浸し、納豆ごはん、ニラと豆腐のお味噌汁。
吐き気を止めるため、午後はずっと林檎をちょこちょこ食べていたので、あまりお腹は減らず。
とはいえ、しっかり一食分は食べる。

読んだ本
『火の鳥 乱世編』
うちにある火の鳥は、高校生のとき本屋で見つけた巻だけ買ってそのままだっため、長らく全巻そろっていなかった。
歯抜けになっているのをずっと気にしていた夫に、ない巻もう俺買っていい? と先日ついに言われる。
すみません、お願いします、と甘えることにし、長い年月を経て全巻そろった。
今まで家になかった乱世編を、新鮮な気持ちで読む。
おもろいなあ。

『1日2回』1〜3巻
いくえみ綾先生は沼。
昔の作品はあんまり読んだことはないものの、最近の著作がとても刺さる。
なんでこんなにも面白いのだろう。
出てくる人たちが、可愛くて愛しい。
4巻も読みたい、と思いながら、眠気に勝てず寝落ち。


10/18 水曜日 晴れ

間食
林檎。
林檎オンザベッド。
起きたあとも林檎。

朝ごはん
チーズとしめじのオムレツ載せトースト。
吐き気を鎮めるべく手早く作る。
黒胡椒を挽いて、今日はケチャップもかけてみた。
おいしく食べられて、吐き気も弱まり、一安心。

間食
林檎。
やばい、となりかけたら林檎。
林檎の存在に感謝。

昼ごはん
アボカドチーズバーガー、フライドポテト。
ハンバーガー食べたい、とピンと来て、テイクアウトする。
荒々しくかぶりつき、気持ち悪さをかき消す。
この一連の感じが、いかにもつわりっぽい。
もうええて。

間食
林檎、じゃがりこ。
わかりやすく食べつわりの症状。
うっとなるたびに食べる、食べる、食べる。
久しぶりにじゃがりこも食べた。
無の気持ち。

夜ごはん
鶏もも肉とパプリカとマッシュルームと玉ねぎの白ワイン煮込み、さつまいものバター炒め、茹で小松菜、納豆玉子かけごはん、ニラと豆腐のお味噌汁。
夫の白ワイン煮込み、とろっと乳化していて、とてもおいしかった。
間食し続けているので、今夜も量は控えめに。

間食
林檎。
夜の友、林檎。
朝も昼も友だけど。

読んだ本
『1日2回』4巻
面白すぎてうなる。

『火の鳥 鳳凰編』
昨日に引き続き、欠けていた巻を改めて読む。
学校の図書館で読んだことがあったようで、読みながら記憶がよみがえってくる。
そうそう、こんな話だった。
こうして思い出せるほど記憶に刻まれているのんて、やっぱりすごい。

『文学キョーダイ!!』
『同志少女よ、敵を撃て』の著者と、その姉であるロシア文学者・作家さんの対談。
すごく面白かった。
どうして『同志少女』を書いたのか、なぜあのモチーフとテーマだったのか、とても伝わった。
男性である著者が小説全体を通して、フェミニズムを他者の問題としてではなく、かといって過剰に男性性を自己否定したり嫌悪したりするのでもなく、冷静に掲げられている印象があり、著者を信頼しながら読み通せた。
ポップなタイトルだけど、語られている内容は深くて豊か。
おふたりの著作をもっと読みたくなった。

『新しい戦前』
読みながら暗澹たる気持ちになるけど、それでも面白い。
読み進めていく。


10/19 木曜日 晴れ

この頃は晴れ続き。
窓から日がたっぷり差して、気持ちがいい。
つわりの調子は相変わらず。
停滞中だけど、少しずつ回復している。はず。

間食
林檎。
ベッドで林檎。
子どもに起こされて、リビングに移動して、また林檎。

朝ごはん
鮭チーズトースト。

間食
林檎。

昼ごはん
とり天ぶっかけうどん、真鯛の漬け丼。
つわりが高まる中、なにか食べたい、作る元気今日はない、と、吐き気止めに林檎をかじりながら外へ。
行こうとしたイタリアンが、なんと閉店していて、大ショック。
夫にLINEで知らせ、悲しみ合う。
予定を変更し、うどん屋さんへ。
つわりを抑え込むべく、たくさん食べまくった。
この時代に、個人でお店を営むのは、大変なことだ。
その店ならではの考えとスタイルを持った個人店が、わたしは好きなので、応援したい。
お金持ちじゃないから、行けるときに通うとか、人においしかったと伝えるとか、そんなささやかなことしかできないけど。

間食
林檎、パン。
空腹を回避すべく、ちょこちょこと食べる。
夫がまた、品種の違う林檎を買ってきてくれた。
おいしいしうれしい。

夜ごはん
麻婆豆腐、茹で小松菜、もち麦入り白米、野菜のコンソメスープ。
夫にリクエストして、麻婆豆腐を作ってもらう。
うまい!
お腹はそんなに空いていないのに、するすると胃に入っていく。

間食
林檎。

読んだ本
『新しい戦前』
夕方、子どもとごろごろする合間に、読み進めていく。

『新しい家中華』
刊行を楽しみにしていたレシピの本。
どのレシピもシンプルで、ものすごくおいしそう。
わたしにも作れそう、というハードルの低さもありがたい。
ひき肉を、ミチっとした食感、ミチミチしている、と表現しているのを目にするだけで、作る・食べるモチベーションが高まる。
熱のこもった本。

『レーエンデ国物語 喝采が沈黙か』
楽しみにしていた最新刊。
一気読み。幸せ。
血にまみれ、絶望的なラストを迎えた前作は、この物語に直結していたのだと、深く納得。
とても面白かった。
物語に飛び込む喜び。
ため息が漏れた。


10/20 金曜日 晴れ

間食
林檎。
モーニングアッポーののち活動開始すると、朝から閃輝暗点。
もうええて……。

朝ごはん
しらすトースト、トマトと玉子の中華炒め、納豆、もち麦入り白米。
子どもの食べ残したしらすトーストをふたかけもらう。
おいしい。
その後、目眩に加えて波がきて、慌てて自分の朝ごはんを作る。
どんぶりに、ごはん、納豆を盛り、その上に炒め物もどんと載せ、かき込む。
ことなきを得る。しかし軽めの頭痛。
トマトと玉子の炒め物、はじめて作った。
吐き気対策で慌てて食べたから、しっかり味わえなかったので、またチャレンジしよう。

昼ごはん
ガパオライス、グリーンサラダ。
午前中、夫と妊婦面接で役所へ行き、その後、広場で日光浴をしつつこれからのことついてあれこれ話し合ってから、頭痛軽減を見込んでアイスコーヒーをテイクアウト。
帰宅して、夫が昼ごはんを作ってくれる。
夫の定番メニューで、とてもおいしい。
ぺろりと平らげた。

間食
ココアクッキー、林檎、ティラミス、林檎。
ちょこちょことおやつをお腹に入れる。

夜ごはん
水菜とにんじんと豆腐と舞茸のねぎの鶏団子鍋、もち麦入り白米、野菜コンソメスープ。
出汁の香りがおいしそうだと感じられるようになってきた。
夫に伝え、よかったね、と喜び合う。
昆布としいたけ、鶏の出汁が出た鍋、ぽん酢をちょっとと、山椒で食べる。
おいしくて、ほっとする。
たくさん食べて、お腹ぱんぱんに。

間食
林檎、じゃがりこ、また林檎。
深夜に本を読みながらかじるじゃがりこはうまい。


読んだ本

『新しい戦前』
最後のページまで、みっちりと議論しまくっていた。
感情を出さないこと、感情で動かないことが、唯一の正解、正しい態度では決してないよな、とあとがきを読んでしみじみと思った。
それはクールなことでは別になくて、あるものを無視する行為だ。
もどかしさと失望に満ちながらも、やっぱり面白い本だった。

『機龍警察』
『文学キョーダイ!!』で紹介されていた小説。
警察小説でありミステリでありSF。
めちゃくちゃ面白い。
昼間にアイスコーヒーを飲んでおり、カフェイン効果で目が冴えていたことも手伝い、止まらず一気読み。
読んでいる途中で、続編を慌てて注文。
こんな面白い未読の小説が、シリーズでさらに何冊も刊行されているなんて、最高。

つわりとの切れないつきあい。
お腹に子のあるしるしでもあるので、あまり今の日々をうとまずにいたい。
そう思えるのも、回復してきたからだけれど。
妊婦はままならない。