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音楽と私と、お花の話💐

今回のお題は、
【私のキャリア】
〝そもそもキャリアってなんだろう?〟

キャリアという言葉を調べていくと、
普段は仕事での成果や実績の意味で使われることが多いですが、本来はこれまで継続的に積み重ねた経験、生き様そのものを意味するそうです。


私がどう生きてきて、何を感じて、
今に至るのか。
そしてこれからどう生きていきたいのかを
書いていこうと思います♪


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【絵に描いたような幸せな家族】

「何でも、好きなものを選んでいいよ。」
家族でご飯に行くと、いつもそう言われていました。

私が幼い頃、両親は共働き、祖父母も働きながら
お金に困ったこともなく、自然豊かな
恵まれた環境で、大切に育ててもらいました。

産まれたころから身体が弱く、
心も疲れやすい体質。

でも、周りに支えてもらいながら
ピアノのレッスンをはじめ、
たくさん習いごとをさせてもらい、
学校では学級委員や応援団を務めるなど、
のびのびと自分を表現しながら生きていました。

幼いながらも
大きくなったら舞台に立ちたい!
という漠然とした夢もあり、それが今に繋がっているのかもしれません。


活発だった小学生時代



【“生きる”ことへの疑問】


その日は、突然やってきました。
家族が病気であることが発覚したのです。
その病気は、直接生死に関わるものではありませんが、一般的には“治らない”と言われている病でした。


それを機に、私の人生は真っ暗になったような感覚でした。

本人はもちろん辛くて苦しい。
そして見守っている家族も、精神的な負担が大きかったです。その頃から、家族が
【泣いている姿】【悩んでいる姿】【悲しんでいる姿
】があたりまえの生活となりました。


さらに思春期で不安定だった私は
他と比べて自分に劣っているもの足りないものを見つけては
自分のことが好きになれず、自信を無くしていきました。



「みんな人生に苦しんで、生きている意味ってなんなの?」

「幸せってなんだろう?」



そんなことを考えながら、どんどん自分を見失っていき、
捻くれ、自分の殻に閉じこもるように。



私が通っていた学校の隣には
末期患者の方などが入院している大きな病院があります。


私たちがグラウンドで活動している姿を、入院患者の方は窓越しに見ていて、
逆に私たちも、グラウンドから入院患者のことが見える状態でした。


「あの人たちは、もうすぐ生きることを辞められるんだ。羨ましい。」


そんなふうに思ってしまっていた自分のことを、
今でも鮮明に覚えています。



【幼少期の思い出と“音楽”という存在】


いつかはあの頃のように、
  家族みんなで幸せに、
   笑い合って過ごす日が来るかもしれない。

家族との思い出

毎年の家族旅行。
なにげない家族との会話や日常。
まだ病気も何もなく、純粋に笑い合っていたあの頃。


幼少期の楽しかった思い出は、
今でも私の心の中に生き続け、希望を与えてくれています。


私は今、音楽教室の中で
家族で楽しい思い出を作って欲しい」という思いも込めて
親子で参加できるリトミックを行っています。


幼いころに、家族と楽しんだ思い出は、この先の人生を生きていく中で
必ず子供たちにとって“心の支え”になると、身を持って感じています。


親子リトミックの様子


そしてその頃から、病気をきっかけに
家族がぶつかり合うことも多くなりました。
私は逃げるように部屋にこもり、ひたすら楽器を演奏していました。
家族の辛そうな声が聞こえないように、
想いを音楽にのせることで、自分を落ち着かせていました。


私にとって音楽は生活の一部となり、
音楽を進路にすること”を決めました。



人生で何かつまずいた時、
自分の中で何か1つでも
“好きなこと” “心が救われること”があるだけで
また立ち上がることができたり、
新しい道が開けることがあります。

幼い頃からたくさんのことを
見て、聴いて、経験して
自分の好きなことを見つけて欲しい


そんな想いから現在、
いろんな楽器や歌の先生をお呼びして
小さい頃から目の前で演奏を感じてもらえたり、
楽器の演奏体験をしてもらえるような機会も作っています。

子供たちにとって“好き”や“楽しい”を見つける
きっかけになってもらえたら嬉しいです。


バイオリン体験の様子


【夢を追いかける中で〜心の在り方に気づく】


「やるからには全力でがんばる」
自分に足りない部分を見つけて頑張ることは、私の得意なことでもありました。


「こんな演奏じゃダメだ」

「これもあれも足りない」


ある程度上手くなれました。ある程度評価してもらえました。
でも頑張れば頑張るほど
自分がガチガチに固まっていくような感覚がありました。


そして結果を出せば出すほど、求められるものは大きくなる。
背負うものも大きくなる。どんどん舞台が怖くなっていく自分がいました。



でも本当に上手な人、
確実に成果を出して、のびのび成長し続けている人は



 【何かが違う】


この“何か”が“心の在り方”だと分かるまでに何年もかかり、
自分が変わるのにもとても時間がかかっています



私は心を育むのには、大人になってからでは少し遅く、
【子供のころからの積み重ね】が大切だと感じています。



具体的には


・ありのままの自分を見つけ、認めて、愛する力【自己肯定感】

・自分に自信を付け、目標に向かって努力したり、ここぞという時に力を発揮する
【メンタルの強さ】



この2つを持ち合わせていれば、
本来の自分の良さや才能を輝かせながら生きることができる!
幸せを感じながら逞しく成長することができる!

と気付きました。



そして今、その経験を生かし
幼い頃から自己肯定感を育み、才能を最大限に伸ばすことが出来る
“モンテッソーリ教育”
自分に自信を付け、力を発揮出来るようになる“メンタルトレーニング”
の勉強をして、音楽レッスンを行っています。



大切にしている3本の柱

私が今まで音楽を学んできた中で、

日々継続して取り組む力
失敗や成功体験を積み重ね、
1度きりの本番でやりきる力
など

音楽は【心の在り方を育む】のに最適な学びだということを感じています。


“音楽教育を通して、

    自分らしさを輝かせ

       逞しく生きて欲しい”

そんな想いで、子供たちと接しています。



音楽教室の宣伝用画像

【1人でも多くの人の心を救いたい】


あなたは子供の頃、〝夢〟はありましたか?

私は〝音楽を仕事にする〟という夢を追いかけ、それが生きる原動力でした。

日本の子供の幸福度は、世界ワースト2位。
昨年の日本の子供の自殺率は、過去最多。


子供たちが将来に“夢”を描くどころか、
自ら未来を断つという選択をする。
または、今ギリギリのところで
頑張って生きている人も多いのではないかと思っています。


私自身も、
生きることへ疑問を感じた時期もありました。
身近な人が命を絶ってしまったり、命を絶とうとしたこともありました。



どうか、自分の魅力に気づいて、愛して、信じて生きて欲しい。



今は地元の1音楽教室の講師として、
まずは私の身近な人から、伝えていきたい。


そして出来ることなら、
もっと色んな手段を使って
もっと広い世界に、より多くの人の心に
少しでも勇気を与えていきたい。


私たちが生活する中で欠かせない“言葉”。
私は音大卒業後に、母校の広報担当として、
“音大の魅力”や“音楽を進路にすること”について
高校生や親御様向けにお話しをする仕事をしていました。


その中で感じたことは
【言葉】にはとても大きな力があり、
“使い方次第で、相手に多くの影響を与えることができる”
ということです。


人が心の中で感じていることは
“言葉”で表現することにより、目の前の人や
もっとたくさんの人の心に届けることができます。

今、こうして文章を書いていることもそうです。

そして来たる2023年7月15日(土)
名古屋国際会議場
にて
私の想いをスピーチさせていただける機会をいただきました。

私はもっともっと、“言葉の奥深さ”を学んでいきたい。
そして少しでも“言葉”で人の心に勇気や希望を与えられる人になりたい。

そんな想いで、今回Beauty Japanの大会に挑戦しています。


Beauty Japan中日本大会ファイナリストの方々と一緒に




【この世界には、変えられないものがある】


突然訪れた家族の病気。
「家族を元気にしたい」「幸せになって欲しい!」
変わって欲しいと思って頑張れば頑張るほど
私にとっても、家族にとっても負担になっていきました。



社会を生きていると、
さまざまな病気や障害など
“変えたくても変えられない現実”があります。


近年私たちが経験した
新型ウイルスの流行や、経済悪化、
震災や災害などの自然現象もそうです。


さらに私自身も産後に「全身性エリテマトーデス」という難病指定の病気の可能性がある、と診断されました。


病気の可能性があることは変えられない
幼いころから身体が弱いことも、家族の病気も、天気も経済も変えられない


その時私は、何かを変えようとするのではなく、
自分が置かれた環境で、自分が持っているもので
“どう生きるのか”

変われるのはやっぱり
自分の心しかない!
と改めて思いました。



さらに近年では、情報過多の中、
何が正解で誰が正しいのか、何を信じたらいいのか
今まで社会として正解とされていた
【常識】が崩れてきています。

そんな中で、
自分らしく生きる力”が
より一層大切になってくると感じています。



【置かれた環境で、自分の花を美しく咲かせる】


私はお花が好きです。

花にはいろんな種類があって、
大きくても小さくても、少し他と形が違っても、
病気をもっていても、すぐに枯れてしまっても、
それぞれに良さがあり、どんなお花も魅力的です。


私はお花を見ながら、
人間に重ね合わせて考えることがあります。
“どんな人も、どんな人生も美しい”

桜は春の一瞬しか咲かないけれど、
それがまた魅力のひとつで、たくさんの人に愛されています。
薔薇にはトゲがあるけれど、
薔薇にしかない魅力があり、大切な人へのプレゼントとして多く選ばれています。



良く肥えた大地で芽生える花もあるし、
アスファルトの隙間から力強く伸びる花もある。
砂漠でしか咲けない花もある。



たんぽぽはひまわりになろうとしなくていい。
赤く芽生えた花は、青い花になろうとしなくていいのです。



でも、音楽の世界も、どんな分野でも
どうしてもこの社会では
比べられながら、評価されながら生きていくことになります。
人は神様ではないので、万能になることはできません。
自分に無いものを羨ましく思ったり、
自分が劣っているように感じる
こともあるかもしれません。


人間が作り出した“こうあるべき”という理想像と比較して、
本当の自分を見失っている人も多いのでは無いかと思います。

でも、本来はお花と同じように、
一人一人が比べようがないほど魅力的で、一人一人の人生が素晴らしいのです。



「自分はどんな人なのか」
どうしても他と比べないと計れません
大切なのは、無いものではなく
〝有るもの〟に目を向けて、感謝し、
自分をどう輝かせていくか。
前向きな心の在り方”が大切です。



一人一人がありのままの自分を認めて、愛して、信じることができれば
自分の魅力を輝かせられるだけではなく、
他の人の長所や短所、ありのままの姿も受け入れていくことができます。

それぞれが置かれた環境でのびのびと花を咲かせることができれば
社会全体も良くなっていくのではないかと、信じています。


娘とお花を眺めたとき

私の名前は “園子” そのこ と言います。
昔はおばあちゃんみたいなこの名前が好きではありませんでした。


でも、
私の元でたくさんの人が
自分の花を咲かせられる

生き生きとした花が集まる“花園”のような存在になりたい。
そう思えたとき、私は自分の名前に
使命のようなものを感じています。


私にとっての“キャリア”は、私そのもの!


私は、“園子”という存在を輝かせて
自分や家族、身近な人や社会の
役に立っていける存在になりたいです。


最後までお読みいただき
ありがとうございました♪



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