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noteでみつけたたからもの

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そっとのぞいてみてほしい。わたしのスキのライブラリー。いつかの、だれかの、珠玉のことばたち。
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#言葉

「ことばの日」、ぼくらにできること。

夜の深いところからこんばんは。だいすーけです。 日付変わって18日。今日は、「ことばの日」…

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なんで諦めちゃったの?

以前、編集者や広告制作として勤めていた会社をやめるとき、お世話になったライターさんたちが…

Mica
4年前
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「無理矢理されたのまで律儀にカウントしてんじゃねえよ」

「触ってもいい?」  切羽詰まった様子でそう言った彼は、私の答えを聞く気なんてないみたい…

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碧月はる
3年前
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書くことが、めちゃくちゃ好きかというとそうではなかったのかもしれない

 と、最近思う。  書くことは呼吸することだと信じていたし、「続けられるかどうか」という…

不確かだから、愛おしい。

私は今年、39歳になる。この年まで生きてきて思うのは、過去の自分と今の自分は全く違う生き物…

碧月はる
3年前
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結婚できないわたしが、恋人の両親に何度も頭を下げに行ったら、渡された洋服のこと

「結婚させてください」 勢いをつけるでもなく、ひたすら丁寧に。 わたしは、古い考えだった…

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男のわたしがコスメカウンターに座って口紅を買い、初めて入ったバーで自慢した話

「しをりちゃん、俺も口紅塗ったら、可愛いと思う?」 甘えている、どこまでも。 "初めて"の花束を想う。過去は霞ませるものではない。靡く、短い髪には硝子の軌跡。いつの日か、「女性」が終点にはならない。「わたし」の姿が水面で跳ね返り、宙を舞う。舞台がなかったとしても踊り、太陽がなかったとしても内から輝き、人をやさしく包めるだろう。 「似合っていますか」 その問いに、恋人の肯定が必ず"手紙"のようにやってくる。それには背伸びした切手が貼られているわけでもなく、ちいさく折りた

『いちとせしをり』の、書籍化に対する想い

「ねえ!聞いてください!」 過去が分散し、それが光彩にみえる。 あまりに望みが叶いそうだ…

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自分の力でマニキュアを買おうと思ったら、初めて会った高校生に助けてもらった話

「わたしも最初はこれだったから」 今更来た夏に、自分を重ねる。 幸せになればなるほど、わ…

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転職した会社でトラウマが蘇り、化粧室に嬉し涙を飾った

度々わたしは、自分を卑怯だと思う。 「…止められない」 演技はできないのに、全員に舞台が…

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やっと見つけたわたしの居場所は、LGBTフレンドリー企業でした

平日、履歴書を買いに行く瞬間、人はとびきり臆病である。 「いらっしゃいませ」 声が聞こえ…

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セクハラを会社で報告したら、つながった勇気のこと

「言わなければよかった」 "大丈夫"の境目がわからない。 つらく、苦しいことを体と心の中で…

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ハラスメント相談窓口に、エッセイを書いた

傷ついた言葉を残すなんて、性格がわるい。 「今日はどうですか?」 愛する人に聞きたいこと…

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わたしはもう、サンドバッグから卒業する

「うつ病の人」 そういえばあの頃も、そんな名前で呼ばれていた。 本人は聞こえていないと思っているのか、それともわたしに聞こえるように言っていたのかはわからない。なんにしても「迷惑」をかけているのは自分なのだから、愚痴をこぼしてはいけない、弱音を吐いてはいけない。悪口なんて、以ての外だ。とにかく目の前の仕事をこなし、息をしなければならない。 パソコンを見ながら、悪夢を見ている。 臙脂色の瞳。内側から突き上げられるような恐怖と痙攣。力強く、繰り返し目を閉じていなければ、あ