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つべこべ言わずに函館名物ごっこ汁を食うんだ

みなさんは「ごっこ汁」という汁物をご存じだろうか。いいや、ご存じないはずだ(決めつけ)。

私が住んでいるのは北海道の道南・函館市。ここでは「ごっこ」と呼ばれる珍妙な姿の魚が食べられている。コレだ。

正式名称は「ホテイウオ」といい、ぶちゃっとした黒い体が独特のオーラを放つ魚である。ダメージをすべて受け流しそうなほどプヨプヨした魚で、人間に例えるとハート様です

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ちなみにごっこは黒くてまん丸、よく見ると目がつぶらであることから、キャラクター性が高いのかグッズ化されている。函館の金森倉庫という観光名所でよく見かけます。地元民でもちょっと欲しいと思ってしまう。

メルカリで小さなキーホルダーが販売されているのを見かけたが、Amazonや楽天には販売されていなかった。オリジナル通販サイトなるものも見当たらない…そんなにレアなのか?

ということで、函館に来る際はぜひ手に取ってみて欲しい。個人的にはスリッパがおすすめです

話をごっこ汁に戻そう。この時期になるとスーパーにごっこが並び始める。「ずっとこの棚に陳列されてましたけど何か?」みたいな顔で大量に並び始める。当然だが旬のものなのでこの時期しかお目にかかれないわけだが。

一匹丸ごと販売されているケースも多いんだけど、ちゃちゃっとごっこ汁を作りたいならごっこ汁用に切り分けられたセットを買いましょう。卵がプチプチしてうめ~んだなコレが。

【我が家のごっこ汁レシピ】
①ごっこの身の部分を軽く塩と酒でもみ洗い、お湯で流してぬめりを取る
②昆布だし汁を火にかける、臭み取りのネギ(青い部分)があるとなおよし
③酒とみりんをぶち込み、熱くなったらごっこをドーン
④肝も美味いのでこれもドーン
⑤少し火を通して絹豆腐をドーン(崩れるのでほんのり大きめに切る)
⑤顆粒だしとしょうゆ、塩で味付けしていい感じの濃さにする
⑥仕上げにネギを入れてさっと煮立たせて、完成だぁぁぁぁぁあ‼

お好みでタラコを追加して痛風への道を駆け抜けるのもいいでしょう。完成したごっこ汁がこちら。

これと炊き立てホカホカの白米があれば最高です。函館の冬に生きる我が身に沁みます。

ごっこのプルプルした部分をずるんっと食べるのが最高です。他の部分は結構骨にまみれた身なので、取り除くか気にならない方はそのままよく噛んで食べてください(噛めないことはないので大きな骨以外は私は食べてる)。

「ごっこなんてスーパーに売ってねえよ!地元自慢すんな!」と荒れ狂う人々もいると思いますので、「通販でも…買えますよ…」という天啓を与えておくこととする

ぜひ一度作って食べてみてください。コラーゲンの塊なので美容女子にもおすすめしたい。あ、卵が美味しいので個人的にはメスが好きです。

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