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ニューヨークのベーグルってなんでこんなに夢みたいにおいしいのか

ニューヨークで一番おいしものは何?と聞かれたら、答えはひとつ。ベーグルだ。

ニューヨークのベーグルって、ちょっとなにがどうしてこんなにおいしいのっていうぐらい美味しい。
ぶあつくて、もちもちで、噛み応えがあって、でもしっとりしてて。
本当に、どこで食べても(みるからに汚くて安そうな街のデリとかでも)はずれがないと思う。

ニューヨークで安くて味が信じられるものは、ピザ、ホットドック、ベーグル。これは覚えておこう!! 

いろんなトッピングがあって、それを選ぶのも楽しい。

定番はジェリー&バター。
いかにもアメリカらしい、ピーナッツバッターとブルーベリージャムの組み合わせ。なんでどっちものせるのか疑問だけど、やっぱりおいしい。

あと私がすきなのはベーコン&チーズ
ただ、ベーコンは調理がいるので、頼むときに勇気がいる。
「べーけんえんちー」となるべくつなげていうのがおすすめだ。

「ベーコン アンド チーズ」
「はー?」
「ベーコン アンド チーズ」
「はー?」
「べーけんえんちー!!」

「はー?」って必ず3回ぐらい言われる。
心折れそうになるけれど、そのさきに手にしたベーコン&チーズベーグルは格別だ。勝利の味。

朝食なんてついてないやっすいホステルに泊まって、いちばんに近くの汚いデリに行き、3ドルのベーグルと2ドルのコーヒーを買って公園のベンチで朝ごはんを食べる、というのが私のなかで一番ニューヨークを感じる瞬間である。

あー食べたい。ニューヨークのベーグル。

<よたばなし>
ニューヨークでベーグルがおいしいのは、ユダヤ人コミュニティが根強いから。Netflixで見られる「アンオーソドックス」っていうドラマでは、ウィリアムズバークに住む伝統的なユダヤ人コミュニティが描かれていた。ナチスの支配から逃れるためにアメリカ移民になったユダヤ人の、末裔である女の子が、ニューヨークを抜け出してベルリンに逃げるっていうのが時代を感じるドラマだったな…

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