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賢そうな文章の書き方

 最近どうでもいいことをそれっぽく書くことにハマっている。私のお気に入りの動画のひとつに「TEDxで賢そうにプレゼンする秘訣」という何の話題も研究結果もなしでスピーチに挑む男の動画があるのだが、それの文章版といったところだ。
 少々難しそうに聞こえるが、方法は至ってシンプルなので、3つ紹介しようと思う。


賢そうな文章の書き方

・その1

 1つ目は、動詞ではなく名詞を使うことだ。これが一番重要と言っても過言では無い。例えば「しなければいけない事が多すぎてすごく疲れた」と言う文章があったとする。これを名詞を使って書き換えると「膨大な量のタスクによる疲弊」とすることができる。
 この方法のいいところは、賢そうに見えるということだけでは無い。このこの方法の最大のメリットは、名詞だけを使い動詞を温存することで、この後に動詞を続けることができ、一文に多くの情報を詰め込むことができる点にある。

・その2

 2つ目は、倒置法を使うことだ。先程の文章を倒置法を使って書き換えると「すごく疲れた。しなければいけないことが多すぎて。」とすることができる。
 いかにも外国語を和訳したような文章になってしまったが、使い所によっては読者を惹き付ける文章を書くことができるだろう。

・その3

 最後に紹介したいのが、「だ・である調」で書くという方法だ。言い切ることで曖昧な印象を与えないという効果を発揮する。
 1番簡単かつ文章の印象をがらりと変えることができるので個人的にオススメである。

第一印象が大事

 さて、ざっくりと賢そうな文章を書く方法を3つご紹介したが、中には賢そうな印象を与えたくない、むしろ柔和な印象を与えたいと思う人もいるだろう。そんな人は逆に上記3つを極力避けることを意識するといいかもしれない。

 人は見た目が9割と言われるが、文章もあらかた同じだと思う。初対面での第一印象が外見によってほとんど決まるというメラビアンの法則に従うとすれば、1度賢そうな文章を書いてしまうと、あなたはもう賢そうというイメージから抜け出せないかもしれない。

目的を明確にする

 少々話が脱線してしまったが、ここで重要なことは、どちらの印象がいいのかということではなく、あなたはどんな人に文章を読んで欲しいかということだ。つまりあなかたが与えたい印象を選ぶのではなく、読者が求める印象を選ぶべきということである。

 仮にあなたが将来「月に100万円稼ぐ方法」という情報商材を売りたいのであれば、賢そうな文章を書く必要があるだろうし、「人生を豊かにするコミュニティ」といったオンラインサロンを作りたいのであれば、優しい印象を与える文章を書いて自分をブランディングし、そういった読者層を獲得する必要がある。

好きなことで生きていく?

 自分のしたいことを追求するのではなく、相手が求めるものを追求することがいわゆるソリューションビジネスの真髄だ。やりたいことを仕事にしたのに何か違ったと感じるのはそのためだろう。
 仕事にした時点で「自分にとってのやりたいこと」ではなく、必然的に「相手にとってのやりたいこと」をせざるを得なくなる。そもそも別のジャンルと捉えた方がいいのかもしれない。
 だから私は林修の「できること」を仕事にして、それが気づけば「やりたいこと」に変わっているという考えには大賛成だ。

さいごに

 散々力説しておいて何だが、こういった堅苦しい文章は最近嫌われる傾向にある。
しかし、私はプライベートで文章を書いており、情報商材を売る気もないので、これからも自分の書きたい文章を追求していこうと思う(と言えばますます情報商材を売りそうにも聞こえるが)。
 そして今回は私が書きたい文章の一つをみなさんにご紹介したまでだ。またプライベートを仕事に持ち込む危険性についても分かってもらえたのではないだろうか。今回学んだことをあなたのライフプランに役立てていただければ幸いである。

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