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仕事|【ディレクター歴4年】私流伝わる文章の組み立て方

こんにちは、Mimiです。

きょうはTV局でディレクターを4年経験した私流の
「伝わる文章の組み立て方」をお伝えしたいと思います。

経歴

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某TV局で入社から4年間ディレクターをしていました。

1分ほどの尺のネタを毎日2〜3本、

5分程度の長尺の特集を10日に1本の頻度で制作していました。

  • 取材ネタの選定・アポ

  • 取材

  • 原稿の執筆

  • 映像の編集

  • テロップ制作

  • BGMの選曲

  • ナレーション付け

以上を全て1人で担当します。

入社したばかりの頃は特集の原稿を作るのに1週間かかっていましたが

最後には日々の取材の合間のスキマ時間でできるようになりました。

完全に私流ですがライター業務や動画制作にも
通じるものがあると思いますのでシェアしていきたいと思います。

①起承転結の骨組みを作る

文章を組み立てていく上で、分かりやすく伝えるには
起床転結をはっきりさせることだと思っています。

自分の頭の中をクリアにするにも
まず初めに箇条書きにしていきます。

分かりやすく例を挙げます。

◯テーマ◯
不慮の事故で両足を失った人の話。
義足を付けてパラスポーツに挑戦する。

・起

この場合、人物の紹介。
その人の性格や普段の生活が見て分かるようなものにします。
視聴者が、その人の立場に立って考えられるようなものが◎です。

・承

人生の転機となった事故のことを詳しく書きます。
当時の様子を振り返ったりする言葉があるといいですね。
過去の写真や映像があったりすると見応えがあるものになります。

・転

壁を乗り越え変わろうと思ったきっかけや背景を描きます。
なんでパラスポーツをしよう思ったか、決意に至るまでの過程を書きます。

・結

「転」を経て努力した結果は?
目指していたパラスポーツの大会があればその様子を伝えたいですね。

このように「起承転結」の骨組みがきちんとできていれば
後は肉付けしていくだけです。

取材に行く前にこの骨組みを完成させておく必要があります。
YouTube動画でも面白い動画ってこの骨組みがしっかりしている印象があります。

②印象的な言葉(セリフ)を抜き出す

骨組みが決まり動画の素材が揃ったら
次はより視聴者の心に届くように「セリフ」の選定をします。

どんなにいい書き原稿よりも、
本人の発する言葉が一番説得力があり胸に響くものだと思っています。

使いたい言葉をバーっと抜き出して
その言葉を骨組みの中に埋めていきます。

取材をしながら「あ、今の言葉を使おう」と
頭の中で組み立ていけたら最高です。

※テクニック

セリフを起点にして、起承転結をつなげていくと
より流れがスムーズで見やすくなります。

③肉付けしていく

ここまで終わったらもう一息、肉付けの作業です。

骨組みとセリフをうまく繋げる原稿を書いていきます。

  • 体言止めと「ですます調」を交互に

  • 一文は短く。一文だけで改行にならないように

  • 難解な言葉は使わない

私はこの3つを意識しながら書いていました。
同時並行でそれぞれのシーンに適した
テロップやBGMの選定をしていきます。

終わりに

これらのテクニックは汎用性が非常に高いと思っています。

実際ライター業務をする時にも

  • 「見出し」で起承転結を作り

  • 「太字」で印象的な言葉を強調

  • 画像やサイトの引用で肉付け

をすることによってスムーズに文章を組み立てることができます。
もし皆様の参考になれば幸いです。

読んでいただきありがとうございました!

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