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一人時間が好きすぎる


3/20(祝)
劇場へバレエを観に行き、
大きい本屋で3時間くらいじっくり本を選んだあとに喫茶店へ行った。
バレエの余韻が抜けずにぼーっとしながら珈琲を飲む。
好きな世界にどっぷり浸かりたくて
真っ直ぐ帰りたくない夜だったので
レイトショーを観ることにした。
「ボーはおそれている」というカルトムービーで、アリアスター監督の最新作。

ヒグチユウコさんのポスター、たまらない…


わたしはこういうメルヘンチックでかわいい映像なのに、不思議で不気味でぶっ飛んだ内容のカルト映画が大好物だ。
とてもよかった。
バレエ、大きな本屋、喫茶店、映画…
一日でいろんなことができた。
久しぶりに丸一日自分の好きなことを全力で楽しんだ気がする。
帰宅は深夜になってた。

ホームページも凝ってて見てるだけで楽しい




3/23(土)
妹と甥っ子とブタちゃんカフェへ行き
ブタちゃんたちと触れ合ってきた。
甥っ子は動物が好きらしく
この日を楽しみにしてくれていたのがとってもうれしかった。
妹とも久しぶりにゆっくり話せて穏やかな時間だった。
夜はまたもや一人でバレエを観に行った。
(大好きな演目なので全キャストのチケットを取ってる)
バレエを観るたび、わたしはこのために生きてるわ…と思う。
そのくらいに美しく、何もかもを忘れて芸術の集大成に浸ることができる。


3/24(日)
今日もバレエの昼公演を観に行ったあと、
一人でカフェへ行き、これを書いてる。
noteや日記を書く時間も、わたしにとって大切な時間。
だれが見てるとか、何人からいいねもらうとか関係なく、ただ自分の思いを綴るのが楽しい。
noteを書いてる人は、本当に好きで書いてる人が多いように思う。
だから読むのも楽しい。

考えてみたら最近はこういった好きなことに時間を費やせていなくて、心が枯渇していた。

劇場へ足を運んだり、本を読んだり、映画を観たり文章を書いたり(あと欲を言えば旅行もしたい)そういう時間。
自分の好きなものに触れて
どっぷりその世界に浸かると
ああわたしってやっぱりこれが好きなんだよね、こういう人間なんだよね、って自分を取り戻せた気持ちになったし、
大袈裟だけど、生き返った気がした。



仕事は楽しいし、婚約者とは結婚準備期間で
いわゆるしあわせな時期だと思う。
だけどわたしの中には仕事や恋愛では満たされないものが絶対にある。

自分の世界、自分の時間がないと死んでしまうような気すらする。
だからずっと一人暮らしでも楽しかったし、
これまで結婚したいとも思わなかったんだろう。
つくづく一人が向いてる人間なんだと思う。



まだnoteを書きながらカフェでゆっくりしたいところだけど
そろそろ婚約者とスーパーへ行く待ち合わせの時間が迫っている。
このあと買い出しして料理して、ということを想像すると
ああ一人暮らしだったらなあ…と思ったりする。
一人暮らしだったら、好きなだけカフェにいていいし、ごはんだって適当でいいのに。
婚約者はそういうのを全然いいよ、と言ってくれる人だけど、さすがに今週は一人で遊びすぎた。


婚約者と生活するようになってから
確実に一人時間が減ったので
こう思うことはよくある。
家事がきらいとかではなく、前ほど自由じゃなくなったり、時間に縛りがあることを窮屈に思う。
一人が好きだとか一人でいたいなんて口に出すと、婚約者のことが嫌いなのかとか、うまくいってないのかと思われるけどそうではない。
婚約者のことは大好きだし、それは今後も変わらないけど、それとは別に一人で過ごすことが好きすぎる。

本当は好きなだけカフェでのんびりして、
ごはんはお惣菜とかで適当に済ませて
食べながらドラマやアニメを見たりしたいのが今日の気分。
でも今週は自由にしすぎたし、ちゃんと作らなきゃ、彼との時間も大切にしなきゃという気持ちもあるので家に帰る。


家に帰ったら料理をして、婚約者と会話しながら食事をとって、片付けて風呂に入って…
など過ごしていたらもう寝る時間になるだろう。
ちょっとした隙間時間ならあるだろうけど
家に帰ったら動画を見たりnoteを書いたりできるほどの、がっつり自分の趣味を楽しむ時間はないのだ。
あーあ。残念だ。家に帰りたくないなあ。


こんな風に思うわたしは結婚に向いてないのかな。
一人が好きだ、楽しいと実感するたび
結婚に不向きな気がしてくる。



結婚した友達に「一人になりたいときない?」と聞いてもそんなに同意を得られないから、
わたしはやっぱりどこかおかしいんだろう。
なにかが欠落してる。
こんなに大好きな婚約者と暮らしていてもこう思うんだから、きっと誰と結婚しても一人でいたいと思う変な女なんだと思う。


一人で過ごしているときに、婚約者に会いたいから家に帰りたいと一瞬でも思えば
ああ自分は結婚に向いてるんだ、よかったよかったと思えるけど
久しぶりのおひとり様が楽しすぎてむしろ帰りたくなかった。
こんなことを思う女と結婚する婚約者が可哀想になる。
まさかやっぱり一人がいい、なんて理由で離婚しないよなと不安になる休日だった。



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