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心療内科へ行ってきた


先月頃からずっと呼吸がしづらい。
胸が圧迫されるような感じで、息切れしたり、呼吸ができなくて苦しくなったり、心臓がバクバクするのがおさまらない。

なんだろう、全速力で走ったあとのような、
ぜえぜえする感じがずっと続いてる。

仕事の疲れかも、と思っていたけど
あまりにも胸が圧迫されて呼吸ができないので
もしかしたらなにか病気かもしれないと思い、
年明けに内科に行った。
いろいろ検査をしてもらったけど異常はなし。
いたって健康だと言われた。
もしかしたら心筋梗塞や狭心症などの病気では…と思っていたので、ひとまず安心。



とは言っても、呼吸がしづらくて胸が苦しいのは治らない。
これは一体…?と思っていると、
外的な要因は見られないから、消去法で心因性の可能性がある。心療内科に行ってみたらどうかと内科の先生に勧められた。



実はそれも少し検討していたところだった。
年末に一人でカフェに行ったときパニックになり、それ以降外出ができなくて年末年始はずっと寝込んでいた。

※詳しくはこの記事参照


年末年始に休んだおかげで、少しは良くなってきたし、
このまま時間が経てばおさまるかもしれないと思っていたけど結局おさまる気配はない。
いつまでも心臓がバクバクしてたり呼吸がしづらいのも苦しいので
心療内科に行くかどうか、ちょうど様子を見ていたところだった。



婚約者には、きっと自律神経の乱れとかだよ。
また何かあったら心配だし、心療内科に行ってほしい。と言われていて
ずっと心配してくれている彼を安心させるためにも行くことにした。



予約の日になり、心療内科とかメンタルクリニックとかそういうところへ行くのは初めてなので、やっぱり少し緊張した。

つい、待合室にいる人たちを横目で見てしまう。
みんな普通の人たちだった。
普通に見える人たちもみんなそれぞれになにかを抱えていて、なにかと戦っていて、
でもここに来てるってことは、きっと一生懸命生きようとしていて。
他人事ながら、そんなに頑張らなくていいよ…なんて思ったりした。
それは自分にも言えることかもしれない。


問診票はメンタルクリニックならではの問いが多かった。
例えば仕事内容とか、勤続年数とか、家族構成とか、自分の性格についてとか
通常の病院では聞かれないようなことばかり。
書くのに時間がかかった。



間髪入れずに診察室へ呼ばれ医師と顔を合わせる。
医師は穏やかで優しそうではあったが余裕がないのが気になった。


「今日受診しようと思ったのはどうしてですか?」
「最近ずっと胸が圧迫されるような感じで、呼吸するのが苦しいんです。息が上手く吸えなくて他にも…」
「胸が圧迫されて呼吸が苦しい…息が上手く吸えない…」
カタカタカタカタ…医師はひたすらパソコンのキーボードで入力している。
話しを続けようとしても、先ほどの会話をつぶやきながらキーボードを打ちこんでいるので続けられない。
とりあえず打ち終わるのを待つ。


「他にもどこか受診したりしましたか?」
やっと入力が終わったようだ。
「はい。年始に内科に行きました。そのとき息を吸ったり吐いたりする検査もしたんですが異常はないと言われて…」
「年始に内科へ行く。そのとき検査…」
カタカタカタカタ…

「そのときレントゲンも撮りましたか?」
「会社の健康診断で撮ってもらって、それは異常がないと言われて…」
「会社の健康診断でレントゲン…異常なし…」
カタカタカタカタ…

「その健康診断はいつ頃ですか?」
「11月末です。」
キーボード入力が長引かないように端的にこたえた。一問一答みたい。
「会社の健康診断11月末…」
カタカタカタカタ…


他にも困っている症状があるので聞いてもらいたいのに、医師はキーボード入力に必死で全然話が進まない。
話をしようとしてるのに途中で遮られるのも気になった。

医師のキーボード入力待ちが長く、
こんな調子なのでかなり時間はかかったが
なんとか、困っていることや自分の状況について話し終えることができた。

言いたいことを言い終わって、
なにか病名が告げられるのかと思っていたけど
とくに言われず、
医学書的なのを取り出して
「まあ当てはまるとしたらこの辺ですかねえ…」と医師は不安障害、パニック症などの項目を指でさしていた。


自分に起きたことをネットで調べると、
適応障害、自律神経失調症などと出てくるので
少し不安だったけど、どうやら違うみたいだった。
医師も決定的にこれとは言ってないので、
病名がつくほどには至ってないのかもしれない。
まあ病名があってもなくても、自分の状態は変わらないんだけど。



改善としては、ストレスを減らす(仕事を辞めるか休む)か薬を飲むかの2択だと言われた。
本人の希望であれば会社に提出できるように診断書を書きますが、と言われたが断った。
やっぱり仕事を辞めるとか休むのは抵抗がある。
かといって何もせずただ働き続けては前と変わらない。
来たからには良くなりたいし、何か起こってからでは遅いので、手っ取り早く薬をもらうことにした。


最近は前よりも症状は落ち着いてるので、
あまり強すぎないもの、副作用がなるべくないものを希望して
精神を落ち着かせたり、リラックスさせる効果のある漢方を処方してもらい帰ってきた。


その薬に効果があるかはともかく、
ずっと行こうか悩んでいたメンタルクリニックに行けたというだけで、ちょっとした達成感があった。
すぐに治るとか解決というわけではないけど、
ハードルが高かったメンタルクリニックに行けたことに意味があるし、婚約者との約束も果たすことができたので行けてよかった。




それにしてもメンタルクリニックの医師というのはみんなあんな感じなんだろうか。
ちゃんと記録しようと熱心にキーボードを打ち込んでくれるのはありがたいし丁寧ではあるけど、
それによって話を遮られるのは正直鬱陶しい。


文章もそうだけど、会話の流れというのは大事だと思ってる。
何か話すたびにいちいち遮られてしまうと
リズムやテンポが崩れるので話すのが面倒になってくる。
聞く気ないのかなとも思うので話す気がなくなってくる。
(同じ理由で話してる最中にスマホをいじる人もすごく苦手)



医師のキーボード入力があまりに必死なので
入力が終わるタイミングや様子を伺いながら話したけど、
メンタルクリニックに来てまでなぜこちらが気をつかって話さなきゃいけないんだろう、ともやついた。
メンタルを落ち着かせたくて来てるんだから
なるべく嫌な気持ちにさせないでほしい。



医師との会話も、わたしの話を聞くというよりはただ必要なことを質問しているという感じ。
まあ医師はカウンセラーではないし
余計なことは言わずに必要なことを問診して薬をだして、そういうものなのかもしれない。
わたしが期待しすぎなのかもしれない。


だけど…とても上から目線になるけど、
この医師に診てもらいたい、聞いてもらいたいとあんまり思えなかった。
なんなら内科の先生の方がちゃんと目を見て話を聞いてくれたし話しやすかった。

また来月に経過報告で予約をしているけど
別の病院に変えた方がいいのかな。
メンタルクリニックということもあり、医師との相性は大切な気がする。




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