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ふるさとの風景 美馬牛駅

なっちがひとりで立っていた無人駅です。
こんな無人の駅が、全国にはいったいどれだけあるんだろう?

駅は不思議な場所。
そこから日本全国、いや、世界へ広がるその出発地点。
人生の分岐点。そして終着地点…。

だからこそ、駅は不思議な魅力と、そこはかとないさみしさが広がる空間。

思い出すのは大学生の時。
たったひとりで、ちっちゃい荷物を持って、
都会へ向けて旅立ったあの日。
「どんなことが待ち構えているんだろう」
大きな期待と、ほんの少しの不安を抱えて立ったホーム。
そんな小さな、ひとつひとつの想いがいっぱい詰まった駅。

この駅にも、そんな想いを抱く人が、たくさんいるんだろうか…。

美馬牛駅駅舎(2002年撮影)

というわけで実際の場所の紹介です。
美馬牛(びばうし)駅といいます。美瑛駅から富良野方面へ1駅です。
探すのは簡単です。駅ですからナビで楽勝だと思います。

入り口の横に、バス停がありました。

駅前の自転車置き場&バス停(2002年撮影)
PVではなっちとお母さんが話しています。
時刻表(通学用って感じですかね…)

中に入り、駅舎の方になります。当然ですが、改札なんぞありません。
改札上の時計があったのですが、2013年に行ったときは撤去されていました。時計の撤去は全国的な流れなんですね。

駅舎内(2013年撮影)

「試される大地」
いろいろな意味が込められているんでしょうね…。

これは富良野側の踏切あたりで撮影していると思うのですが…

駅というのは、いつ行っても感慨深いものがあります。やっぱりバスより電車の方が、その思いが強くなる気がします。なんででしょうね?

駅の周りは駐車場もでき、公衆トイレもできてずいぶん様変わりしましたが、駅舎と線路は相変わらず今もそこに存在しています。
またホームに立ち、汽車を待ってみたいものです。


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