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私は試されていたんだ

あと数日で新年度になります。異動に向けてバタバタしている最中なのですが、同僚と話していて「あ~私のこの1年のモヤっと感はこれだったのか」と気が付いたことを記しておきたいと思います。

結論からいうと「私は試されていたんだ……!」ということに気が付きました。

2023年4月から所属するグループが変わり、仕事内容や関わる相手もまったく違うという、まさに転職状態でした。また、グループには3人しか人がおらず、基本的には上司であるAさん(男性)から仕事を教わるような状態でした。

Aさんは当初から(結局最後まで)、仕事の説明、指示、「この仕事は何のために行っているのか」などの具体的説明をしない方で、「俺のやることを空気を読んで、見て覚えてくれ。何となくわかるでしょ?」という雰囲気の方で「臨機応変」が大好きな方でした。

しかし、空気を読んだり、見て覚えるにしても限度があります。そんなとき、こちらが質問をすれば回答してくれることもあれば、なんだかお茶を濁されているなぁと感じることもしばしばありました。

それでも何とか1年間、大きな問題を起こすことなくやってこれました。

ただ、心にずっとモヤっとする感覚がありました。

「そもそも、空気を読みながらやるって、異動して初年度の人には無理があるのでは……。なんでいつもこっちが空気を読んで、あれもこれもって心配しながらやらなくちゃいけないんだよ……」

そして本日。全く別の課にいる同僚と話していたときです。

私「Aさんも今回異動なんだけど、この1年『空気読んで俺のやり方についてきて』感がエグくて、結構大変だったよ~」
同僚「えーそれは大変だったね。そういう風に試されるのって嫌だわー」


衝撃でした。私がずっと抱えてきたモヤモヤ感に名前がついたからです。

私は、仕事の説明をされないことが嫌だったし、具体的な指示をされないことが嫌だったし、質問を適当にごまかされるのも嫌だった。

それでもなんとか過ごしてきたけれど、根本的に
①「客観的な基準ではなく、あくまでもAさんの仕事の進め方に合致する方法で『仕事ができるorできない』をジャッジされている」
②「Aさん自身は常に試す側にいながら、その一方で自分自身のやり方を明言するでもなく、『空気を読む』という行為を強要されている」

ということが嫌だったんだ……!

端的にいうなら「そのジャッジってあなたにとって都合がいいか、悪いかってだけですよね?」という嫌さです。

試されているという自覚を持てないまま、ただよくわからないモヤモヤ感に悩まされていたけど、今日、ひとつこの気持ちに名前をつけることができました。

この気持ちを成仏させてあげたい……


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