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産休中にやっておくべきこと6選!

産休に入って「なにしたらいいのかな?」と悩む方に、これをやっておけばお産・産後に向けての準備が整う6つのことをご紹介します。

①お産の勉強とイメージトレーニング

「母親学級が休止でなにで知識を得たらいいか分からない。」という方たくさんいらっしゃると思います。お産の一般的な流れを知っておくことで心構えが大分違うと思いますので、お産・育児雑誌でも本でも、医者助産師が配信しているYouTubeでも、産院から貰ったテキストでもいいので是非予習をしておきましょう
また、お産はとても個人差の大きいもので、同じ経過のお産などはありません。個人の出産体験などのブログなどは偏っていたりとあまり参考にならなず、不安を助長してしまうだけで終わることもあるので100%信じることはやめましょう。
産院の医者や助産師はサポーターとして全力で産婦さんを支えますが、お産を頑張るのはママと赤ちゃんしかできません。イメージトレーニングをしておくことがとても大切です。

ざっくりとお産について説明しますと、
お産に必要な3要素というものがあります。
✔️1つ目は娩出力(陣痛といきむ力)
✔️2つ目は産道(赤ちゃんや胎盤の通り道)
✔️3つ目は胎児(赤ちゃんの出てくる力や回旋)
です。この3つが複雑に絡み合ってお産の進み具合を判断しています。陣痛がなければお産は進みませんし、赤ちゃんが出てくる産道が柔らかく熟化され子宮口が開いてこないと赤ちゃんが出てこれません。赤ちゃんも狭い産道を一生懸命頭の形を変え、姿勢や向きを変え(回旋といいます)出口を探して頭が下がらないと生まれてきません

お産はどうしても陣痛の痛さに目が行きがちですが、赤ちゃんも狭いトンネルをママに会うために頑張ってきてくれています。陣痛の辛さで挫けそうになることもあると思いますが、赤ちゃんも一緒に頑張っていると思うと素敵な共同作業と思えるかもしれません。

また、お産はなにがあるか分かりません。経膣分娩(自然分娩)で必ずお産になるとも限りません。途中で赤ちゃんの心拍がしんどくなったり、赤ちゃんが降りてこれずお産が進まなかったり、ママが発熱して子宮内感染などがおこったりすると場合によっては緊急帝王切開になることもあります。
ですが帝王切開はママや赤ちゃんの安全を第一に考えて選択するお産の方法です。「経膣分娩ができなかった」とご自身を責める必要は全くないですし、ご自身も赤ちゃんも元気であれば何よりだったと思っていただけると嬉しいです。
経膣分娩予定であっても帝王切開ってどんなものなのかな?と知識として予習しておくと更に良いと思います!

逆子ちゃんや前回帝王切開、子宮手術の既往がある方などは予定で帝王切開となることがほとんどです。予定帝王切開の方は帝王切開の予定日までにどんな症状があったら連絡したらいいかなどを確認しておきましょう!


②お産に向けての身体作り

お産がどういう流れであるか分かったら、お産に向けて身体作りをしましょう。
お産はフルマラソン並みのカロリーを消費すると言われています。なので、産休に入ってゴロゴロと運動不足であるとお産の時にスタミナ切れとなる可能性もあるので、散歩をする、家事をして動くなどで是非体力をつけておいて欲しいです。(医師から運動を控えるよう言われている方は医師にどれくらいの運動であれば良いか悪いかを確認しておきましょう。)

また、お産は普段しない姿勢(カエルのように足を広げたりする姿勢など)をとったり、骨盤周りの骨や靭帯などが緩み赤ちゃんを産み出そうとする身体の変化もあります。
普段からストレッチやヨガ、体操などで身体を柔らかく、関節の可動域をあげるような動きをしてお産に備えましょう。


③産後の生活のサポーターをピックアップ

次に産後に退院した後の生活についてイメージトレーニングをしておきましょう。
赤ちゃんは2-3時間間隔の授乳で授乳回数も8-15回/日と頻繁になることが産後2-3ヶ月まで続くと思っておきましょう。授乳のみではなく、授乳しても寝なくてあやすこともありますし、おむつ交換、沐浴など赤ちゃん中心の生活となります。赤ちゃんが寝ているタイミングでママも休むというなしばらくは寝不足な生活が続いていきます。お産でフルマラソンをした後睡眠不足数ヶ月、、気が遠くなりますよね 、、、
それに加えて毎食ご飯を作ることや、家事などとてもじゃないですが誰の支援も得ずにすることはさらに寝不足となり産後うつのリスクも高まると言われています。

なので、サポーターとなる方を数人ピックアップしておくことがとても大事です。

🤰「実のお母さんが来てくれるから大丈夫〜」
と思ってもお互い寝不足で何かあったときに共倒れせずに助けてくれるような方もいると安心ですよね。

🤰「主人が育休をとってくれるから〜」
と思っていても普段家事をあまりされないご主人であれば家事を教えるところから始まることもあるかもしれません。

ご主人や、実のお母さん以外にもいざとなったときに頼めるようご主人のお義母さんや、ごきょうだい、叔母さん、ご友人などに連絡しておくのもとても大事です。

🤰「実家が遠くて周りになかなか頼める人がいない」
と言う方ももちろんいらっしゃると思います。
区や市などの自治体が主体となっている公的サポートや民間のサポートなどの社会資源を活用してみましょう。

自治体のホームページを見てみるとどんなサービスがあるかが載っていますので是非見てみてください。
家事のサポートならヘルパーさん
赤ちゃんのお世話ならシッターさんやドゥーラさん
宿泊型のショートステイなど民間サポートも様々です。(これらは一例です)
また、利用前に面談が必要な場合や、コロナ禍であり中止しているサービスや予約が取りにくいものなどもあるので下調べしていくつか利用できるようにしておくと安心です。

④赤ちゃんを迎える準備

🤰「赤ちゃんを迎えてお部屋のレイアウトはどうしよう?」
🤰「ベビーベッド?どこに置いてどのような動線にしようかな。」
🤰「赤ちゃん物品はどう置いてどうまとめておこう?」

など、赤ちゃんとの生活をイメージしてお部屋作りをしていく準備をしましょう。ミルクを作る必要があれば夜中にキッチンでその間泣いている赤ちゃんは目の届くようなところにどうおこう?バウンサーなどに一時的に寝かせておく?など想像力を働かせてイメージしてみると良いですね。


⑤育児物品、入院グッズを揃える

赤ちゃんは成長が早いです。どれくらい使えるものなのかによって物品は購入するか、レンタルするか、親戚やご友人から貰ったりできるかなど考えてコスパも考えながら揃えていくといいですね。

入院グッズについては別の記事で紹介しているのでご参考にしてくださいね。



37週をすぎると正期産と言っていつ生まれてもおかしくない週数となります。予定日ギリギリまで入院グッズを準備しないということがないように30〜35週ごろには入院バッグを完成させておきましょう。


⑥お産や生まれた後に必要な手続きの把握

いざ赤ちゃんが生まれてバタバタ忙しい日々が過ぎていくと思います。
赤ちゃんが生まれて家族が増えるため、様々な手続きが必要となります。妊娠中にリストアップしておいて手続きの申請漏れがないようにしておきましょう
主な手続きとその期限を一覧にします。

✔️出生届:生後14日まで
✔️乳幼児医療費助成:生後速やかに、一ヶ月健診まで
✔️児童手当:出生月の月末(月後半に出生した場合は出生翌日から15日以内)
✔️未熟児養育医療給付金(出生体重が2000g以下の児、医師が入院の必要性を認め指定医療機関に入院している児が対象):出生後速やかに
✔️健康保険証:生後速やかに、一ヶ月健診まで
✔️出産育児一時金:通常であれば退院後、直接支払い制度であれば出産前
✔️高額医療費助成:通常であれば退院後、事前認定の場合出産前
✔️出産手当金:産休開始前の翌日〜2年以内
✔️育児休業給付金:初回は育休開始後〜4ヶ月後の末日まで、2回目以降は随時
✔️医療費控除:その年の確定申告期間(5年遡って申請が可能)


いかがでしたか?以上産休中にやるべきこと6選についてご紹介しました。
赤ちゃんが生まれてからは寝不足の赤ちゃん中心の忙しい日々が続くので、是非是非妊娠中に準備とイメージトレーニングをしておいていつ陣痛が来ても、いつ破水しても大丈夫なように心に余裕を持っておくことが大切です。
個人的には産後のサポートが手厚い方がママの負担を軽くしてくれると思うので、第一候補〜いざとなった時の第三候補まであらゆるサポート体制を考えておくととっても良いです。
少しでも参考になると嬉しいです。

mimi*

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