ささやか物語⑩アモーレ女子〜愛に生きる〜
こんにちわミミです。
9月にはいり、少し涼しくなってきましたね。
今日はミミの友達のささやか物語
(BGMのボリウッド音楽を聴きながら書いてます。皆さんもボリウッドやラテンなど情熱的な音楽を聴きながら読んでみても良いかも…)
********************************
突如、春の風と共に大学のキャンパスのド真ん中に現れた彼女に、わたしは目を奪われた。
風になびく黒くストレートロングの髪
赤いエスニックなロングワンピをまとい
スラット背が高く、お尻はプリッと上がって
つぶらな離れ目と薄く口角がキュッと上がったベティちゃん顔の彼女
絶世の美女ではないが、エキゾチックな佇まいと
鈴を転がしたように笑う声に
目を奪われた
自分の心臓がトキメクのがわかる。
彼女こそ 今日のささやか物語の主役 チー だ
わたしは、初めて女性に対して
「めっちゃタイプ」だと思った。
他の人にとってはそうでも無いらしいが、恋は盲目。私にとってチーはドストライク!笑
そして彼女と仲良くなるように猛烈にアプローチをかけた。
(男子ってこういう気持ちなのね…)
仲良くなると、チーは見かけによらず、びっくりするほど天然で、性格も柔らかく。まさに守ってあげたい系女子であった。それがまたチーの魅力を100倍にする要因でもあった。
そんな チーを男子が放っておくわけもなく、チーの周りにはたくさんの男子がまとわりついていた。
チーの凄いところは、それほど男子の注目の的ともなれば女子から嫌味の1つも言われそうなもんだが、なんだか許されてしまうのだ。
そんなチーとは卒業後も長く付き合っていて、年に数回の近況報告が楽しみだ。
チーは会うたびに
前回の男性とはお別れをし、新たな男性と始まっている。
恋愛遍歴の凄まじさといったら年表に書き起こしたい程バラエティーに飛んでいる。
農家だったり、IT関連だったり、音楽家、ダンサー、アパレル店員…
みんなロマンチックな男性ばかりで、会社まで急に迎えにきたり、空から指輪を出して見せたり、フランスに急に行ったり、はたまた、びっくりするくらいダメ男で、嫉妬の塊男や超ゲーマー男、急に音信不通など
エピソードトークには事欠かない。ドラマかっ!!という展開ばかりだ
毎回、そんな男いったいどっからやってくるの?とゲラゲラ笑いながら話す。
こんなチーはやはり、許してしまうのだ。
なぜなら彼女は常に
1人1人に対して全力で恋をして
全力で失恋をするからだ。
まさに愛に生きる女。
「とてつもなく幸せ!」といって涙を流し
半年後には
「許さない」といって大号泣をする。
こんなにも愛に没頭できるチーをわたしは羨ましく思う。
本能のままに人を好きになり、尽くし、お互いに感情をぶつけて恋愛を楽しんでいる。
アモーレ女子
素晴らしく情熱的。
愛のために生きているといっても過言では無い。人間の本能とすら思う。
チーは30代にはいり、大人の色気もアップし、
より美しく・可憐で・逞しい
美が衰えるどころか、エネルギッシュでより美しい。
世の中、アラサーにもなれば結婚に囚われて、条件に気を取られてしまいがちだが
チーのように人生思いっきり愛に生きる生き方も
彼女をみていると イイな と思う。
現世に生きるクレオパトラ
アモーレ女子
チー
女性が自立できる社会。
男性に頼る、依存するのではなく
愛に全力に生きたって、誰にも迷惑かけないじゃない。
チーのように 素直に 愛に全力で生きて大声で言いたい
「わたし!今、最高に幸せ!」
って。
愛は恋愛は何歳になっても自由だから。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?