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『インドアHSP気質な小学校教員』の勝ち筋〜行動経済学(ナッジ)×教育〜


私がnoteをはじめた理由を
こちらの記事に書いていますが、
今日はもう一つの理由をお話したいと思います。

インドアHSP気質な教員

私の話になってしまい恐縮なのですが、
私はいわゆる「the先生」ではなく、明るくもなく、
インドアで、ローテンションな人間です。
「長髪教諭」という名前の通り、
お笑い芸人「ピースの又吉さん」
のようなテンションです笑。
また、「HSP」と呼ばれる
「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」
にも当てはまるところがあり、
子どもの不調に気づけることは
よいことなのですが、
子どもの態度や表情に過敏になり、
自身の心が疲れやすい性質もありました。

「行動経済学(ナッジ)との出会い」

そんな折に、
行動経済学(ナッジ)と
出会いました。

ナッジは、
大きな制約やルールを設けることなく
人々の行動を穏やかにかつ効果的に
良い方向に導くために設計されます。

巧妙に計算した仕組みと語りを構築し、
目の前の子どもの実態に合わせて
試行錯誤を繰り返す、
実験のような感覚です。

実験というと聞こえは悪いかもしれませんが、
「私が正しい!」のヒューリスティック
(経験則・主観)に
頼り切った指導をしていた頃に比べると、
はるかにベターだと思っています。

行動経済学(ナッジ)を
教育に転用すると考えることで、
ネガティブな教員が考えてしまいがちな
「私がどう変わればよいのか?」
から
「どんな仕組みと語りがあればよいのか?」
という思考に
徐々に切り替えることが
できるようになりました。

行動経済学(ナッジ)で「困りごと」が楽しくなる


今現時点で私が「ナッジ」している事象が
5点あります。

①授業
②そうじ
③あいさつ
④集会
⑤子どもの特性に対する効果的な対応 
です。

これはすべて、
私の「困りごと」でした。
そしてそれらは、
「ナッジ」のフレームを当てはめ、
試行錯誤することで、
今のところ全て解決することができました
(自立支援施設併設学校でも可能でした)

ナッジは、
自由意志を尊重するので、
教師の苦手とする
ガマンが必要になります。
その分、
子どもが自らよりよい意思決定をした時には
感動を覚えますし、
支援員の先生と共に
算数の復習で
涙を流す
場面にも遭遇しました。

記事として紹介しているのは
②そうじ のみですが、
順次公開していきます。
授業に関しては
けテぶれや自由進度学習など、
優れたものがあるので後回しに
させてください笑

声を大にして言いたい「情けない教員」の勝ち筋

もう暗いエピソードは言いたくないのですが、
「あいさつしても声が小さすぎて子どもから返事が返ってこない」
なんてこともありました笑。
よくないと思います。
社会人としてよくないと思います。
ただ、あえて言わせていただきたいのです。
私と同じく、
サボっているわけでもなく、
努力していないわけでもなく、
ただただ性質として、
「キラキラした教員、つよい教員」になれない性質の人
もいると思うのです。
けれど、
「目の前の子供に幸せになってほしい」と思っている人は、
必ずいると思っています。

そんな方々のお役に立てたら。
そして全国の子どもに少しでも幸せを。
私が研究と記事を書き続けているのは、
たったそれだけの理由です。
お金やバズりなど1ミリも興味はありません。

「弱み」を無理やり変えるのではなく、
あなたの
「強み」を生かしていきましょう。

では、また次の記事で。


掃除指導の悩みからの脱却はこちら↓




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