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【キャリアチェンジ】営業からマーケへの転換方法
外資系メーカーでマーケターをしていますMillieと申します。
学生の頃からメーカーでマーケティングを担当したい!という希望が叶い、現在はトレードマーケティング、及びプロジェクトマネージャーをしています。
もともと私は日系メーカーに入社し、初期配属はトレーニング&リテールという営業よりのお仕事をしていました。「本当はマーケティングがしたくて入ったはずなのに!」という思いを抑えきれず、営業→マーケティングへとキャリアチェンジをして今に至ります。
今回は私のキャリアチェンジの体験談をシェアし、こういうキャリアチェンジの方法があるよ、という一例をご紹介させていただければと思います。
こんな方に読んでもらいたい!
✔️営業系職種からマーケティングへキャリアチェンジしたい方
✔️初期配属が希望通りにならず、今後のキャリアに悩んでいる方
✔️転職をしてキャリアチェンジを図ろうと思っている方
キャリアチェンジのタイミング
キャリアチェンジの方法としては
①今いる会社内で異動する(キャリアチェンジを単独で行う)
②別の企業に応募する(転職とキャリアチェンジをセットで行う)
の大きく2つがあるかと思います。
私の場合は①と②のどちらも検討しましたが、①の方法を取りました。②の方法をとった友人や前職の同僚も数名おりますが、私は①の「今いる会社内で異動する」という方法を強くおすすめします。
理由は下記です。
・年収を維持しながらキャリアチェンジができる
・現在の職務の経験を活かしやすい
ここからは具体的に私がとったキャリアチェンジまでのアクションプランをシェアしていきます。
キャリアチェンジにあたってとるべきアクション
マーケティング職へキャリアを転換させたい!そう思った際に私がとったアクションは下記です。
①日々「将来的にマーケティングに携わりたい」と上司や同僚に言い続ける
②日々の業務や過去に行った「売れる仕組みを作った経験(=マーケティング)」を見つけ出す
③異動希望先のチームと仕事で接点を作り出す
④異動希望先のチームの現在抱えている課題を見つけ出す
⑤自分の「売れる仕組みを作った経験」をどのように異動希望先で再現できるか考えてみる
⑥評価面談で異動希望を出す+自分がどう貢献できるか伝える
詳しく紐解いていきます。
①日々「将来的にマーケティングに携わりたい」と上司や同僚に言い続ける
社内異動の鍵は、「情報収集」と「ネットワーキング」だと思っています。それは闇雲に人とつながることでも、媚びることでもありません。私も積極的に大勢の方々と交流するタイプではありませんが、必要な正しい情報を得ること、すなわち、いつ・誰に・どのようなアピールすることが必須であるのか把握するために「必要な人・情報とつながること」は非常に重要であると考えています。
私は日常ベースでは「異動したいです!」と直接的に言うのではなく(笑)、「他ブランドでこんなイベントしてました、とっても素敵でした〜!」「うちでもこういう施策ができたらいいですね」「今はこういう製品やサービスが人気のようですよ!」と市場へのアンテナの高さと、普段の生活で自然に目を向けてしまうほど売れる仕組み作りに興味があるんです〜!ということをアピールしていました。
大切なのは、嫌味のない程度に日常的にアピールをし、マーケティングチームで空きポストができた際に「Millieが興味ありそうだな」と自分の存在を思い出してもらえる状態にすることがゴールです。
②日々の業務や過去に行った「売れる仕組みを作った経験(=マーケティング)」を見つけ出す
新入社員ではありませんので、ある程度即戦力になる、もしくは課題解決に貢献できることが異動への必須条件です。
マーケティングという言葉だけ聞くと専門的なイメージ、もしくはクリエイティブな刷新的なアイディアがないと、と思ってしまう方も少なくないと思います。ですが、マーケティングの根本は「モノやサービスが売れる仕組みを作ること」。これはマーケティング職以外の方も日々行なっているはずです。
私の場合、トレーナーやリテールマネージャーをしていた際に顧客向けの新製品予約会を実施したり、オーガニックカフェとコラボレーションをして美容セミナーを実施したりしていた経験がありました。規模の大小に関わらず、このような新たに「新製品が売れる仕組みを作った実績」、「新規のお客様を獲得する仕組みを作った実績」はマーケティングとして十分に再現性があると認知される可能性があるアピールポイントになります。
③異動希望先のチームと仕事で接点を作り出す
これは①と④と関連しますが、仕事で接点を作ることで
・マーケティングチームの業務内容の一部でも理解・把握ができるようになる
・マーケティングチームが現在抱える課題点、解決すべき問題が見つけられる
・チームメンバーの拡大・補充の際に思い出してもらいやすくなる
などのメリットがあります。
私の場合ですと、
・ロイヤル客向けの新製品予約会を実施する際にマーケティングチームから製品開発背景のスピーチをいただくようセッティングする
・美容セミナーを実施する際に告知用としてどのようなビジュアルが使用可能か確認する、イベントギフトとして用意したいアイテムを提案する
などをしていました。
④異動希望先のチームの現在抱えている課題を見つけ出す
ここは「⑤自分の「売れる仕組みを作った経験」をどのように異動希望先で再現できるか考えてみる」「⑥評価面談で異動希望を出す+自分がどう貢献できるか伝える」と大きく関わる部分になります。
異動や転職は「自分を商品として、相手にほしいと思わせること」であり、そのためには「相手の”不”を解決する」必要があります。すなわち、「自分ができること」が「相手が課題と感じていること」を解決できる状態である必要があるのです。
⑤自分の「売れる仕組みを作った経験」をどのように異動希望先で再現できるか考えてみる
私の場合ですと、異動希望先の一つであったマーケティングチームの課題として、下記がありました。
・メイン商材であるラインの既存客の離反が進んでいること
・離反顧客に対して有効なアクションがとれていないこと
その現状を知ってから、営業としてお客様や販売員に一番近い立場にいるポジションとして、お客様が一度購入してから再購入に至らない原因はどこになるのかヒアリングと原因の分析を重ね、対策を常に考えるようになりました。
(マーケティングに携わるようになってから痛感したことですが、お客様のお声ほど貴重なものはなく、かつ顧客インタビューはかなり費用がかかります・・・)
⑥評価面談で異動希望を出す+自分がどう貢献できるか伝える
①〜⑤まで行なったら、あとは評価面談で
・実績を報告する
・異動の希望+なぜ自分が異動先で貢献できると思うか理由を説明する
のみです!
まず実績ですが、当然現職で活躍していない限り推薦はいただけません。従って「上司が評価する実績(KPIに対しての結果など)」と「マーケティングチームで評価されるであろう実績」の二つを盛り込むことが大切になると思います。
現在のチームで期待される役割をしっかりと果たし、かつ異動希望先でも活躍できることが上司の頭の中でイメージできるようにすることがゴールです。
私の場合ですと、
・下半期(7〜12月)の売上目標は105%、顧客数は108%達成
・達成の要因の一つとしてあげられるのが、ブランドのメイン商材である○△というラインの顧客数・売上が+15%増加したこと
・○△顧客数及び売上が増加したきっかけとなったのが、新製品予約会の実施
・ロイヤル客向けにブランドの世界観の体験および潜在ニーズにあった製品を提案するためのカウンセリングサービスを提供したことで、予約会での購入率が増加+3ヶ月後の再購入率上昇
・リテールマーケティングに課題を抱えている現在のチームへ私が異動することで、現場の課題や顧客ニーズにあった解決策を提案・実施していくことが可能
のように話を展開しました◎
まとめ
いかがでしたでしょうか?少し長くなってしまいましたが最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事を通して、日々に潜んでいるご自身の「マーケティング(=売れる仕組み作り)」を見つけだせる方が少しでもいらっしゃると幸いです。
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