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絶望日記8 心療内科と婦人科と命の母

こちらの続き


木曜日、職場で。

私が更年期障害で、未だかつて感じたことのない疲労感と、そして気持ちの沈みがあることをある職員の方に話した。

その方(Bさん仮名)は70歳間近。定年後、今の保育園で嘱託として働いている。

Bさんとは、他愛ない話はしたことがあったが、挨拶をするだけですれ違い、ということが多かった。

午後早く、勤務を終えて帰ろうとしていたBさんだったが、熱心に私の話を聞いてくれた。

そして、翌日の金曜日のこと。
Bさんが私に言ってくれた。


「実は私、長年心療内科に通っていて。だから、先生も一度行ってみたら?気を悪くしたらごめんね・・・。行きにくいと思うけど、でも、それもありかなって思ったんよ。

もちろん、婦人科でもいいと思うけど。心療内科、という選択もあるなーと思ってね。みんな、内科や外科は「病院行った」とか言うけど、心療内科に行った、って言うひといないでしょ?行きにくいと思うわ。

だけど、(心療内科は)いつもすっごく混んでて、待合室はもういっぱい!!!こんなにも、心のことで病んでいるひといるんだーって、毎回思う」


こう勧められた私は「実は、私って心理セラピーを行なっていて、カウンセリングもしているんですよ」とは言えなかった(苦笑)

心のすみっこで「あ、私が心療内科へ、か」と軽く感じたが、それよりもBさんの真剣に伝えようとしてくれた気持ちに触れ、目頭が熱くなっていた。

「生きる力を取り戻すには、いろんな方法があるよ」そう言ってくれている気がしたんだ。


正直に言うと「心療内科」についても検索していた。でも、過去のカウンセリングの苦い思い出があり、今私に必要なのは、婦人科でホルモン検査をしてもらうことだと思ったのだった。

(といっても、まだ未受診。命の母Aとルビーナという市販薬で回復。余談だけど「命の母」に助けられているひとは多いみたいね。もし、あなたが更年期か?と不調を感じたら、この手の漢方や生薬を試してみたら?)


話は戻って・・。

「心療内科を受診しているひとはすごく多い」

この言葉を聞いたときに、しばらく動いていなかった、私の何かが反応したのを感じた。

そして、その次の日の朝。
絶望日記7 に書いた「直感」があった。


「この日記を公開する」

まだ、過去のように個人セッションをどんどんやりたい!という気持ちは薄い。だけど、この私の、この落ちこぼれ人生を公開することで、ひょっとしたら誰かの役に立てる・・こともあるのかも?という気がする。


私には、まだ絶望感はある。
でも、過去のように「抜け出そう!」「絶望を好転させよう」という気持ちはない。


私には私のタイミングがある。
そのタイミングは「私」は決められない。
でも「ワタシ」は必ず知っている、その時は「いつなのか」を。


と思うことにした。
今は、それで十分なのかも、と思っている。


最後に、前に書いたことをもう一度。

「絶望を感じることは、悪いことではない。そして、それは"終わり”を意味しているわけではない。ただ"絶望"があるだけだ」

つづく




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