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自分の瞳に自分の姿は映らないもの

最近いろんな人と話しているなかで「とある傾向」を見つけたのでなんとなく書き記しておきたいと思う。

自分の功績を褒められたときに、「いやダメダメだから」と自分のことをディスる人がいる。もちろん謙遜ではなく本気で。

たぶん、言っている本人は大真面目だから、辛いだろうなと思う。どんなに頑張っても努力しても満たされなくて、まわりの人に追いつけなくて、「どうして自分はできないんだろう」と落ち込んで。

でも、こういうことを言う人に限って、めちゃくちゃ伸びる。

追いつけないものをずっと追いかけているから、すごくハングリーだし、成長スピードもはやい。

でも、じゃあすべての人に対して「そうなったほうがいい」と言えばわたしは別にそうとは思えない。マイペースに生きている人もいるし、「自分が心地いいままに生きればいいじゃん?」と思ってる。

ただ、「自分はダメダメだ」と思っている人も「自分はマイペースに生きてるな」と思っている人もそうだが、自分の瞳に自分は映らないのが事実。

ダメダメだと思っていても、側から見ると全然ダメダメじゃなかったりするし、マイペースだと思っていても、側から見るとストイックに映っていたりする。

友人に、積極的に企画を立てたり発言をしたりする子がいるのだが、その子は別に陽キャだったり、アグレッシブな性格だったりするわけじゃない。

単純に、「誰かに声をかけるのがめんどくさいから自分ひとりでやる」らしい。すごく面白い。外側だけ見ていたら、まさか彼女がそんなことを考えているなんて誰も思わないと思う。

結局自分のことなんて、なにかフィルターを通さなくちゃわからない。それは、「他人」というフィルターでもいいし、「文字」というフィルターでもいい。いずれにせよ、一度自分のなかから出してみないとわからない。

誰かに話すことや、書いてみることで発見できる新しい自分がある。「あぁ、外からはこんなふうに見えるんだな」と自己の認識との違いを味わうと、大して好きじゃない自分のこともちょっとだけ好きになれる瞬間がある。それもまた楽しい。

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