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自分のための覚え書きは、誰かにとってのエネルギーとなる

『書く習慣』でお世話になっている、クロスメディアパブリッシングさんにお邪魔してきた。

編集を担当してくれた石井さんとは、発売後に会うのが初めてだったので、お互いに「いや本当にありがとうございました!!!!!」と頭を下げあった。

本当に彼の存在なくしてここまで完走することは出来なかった。改めて、編集者さんの存在はとても大きい。

さて、クロスメディアパブリッシングさんになにをしに来たかというと、献本に添える手紙を書きに、だ。

手紙を書きながら、いろいろと石井さんのお話を聞いた。

石井さんがとにかく喜んでいたのは、Twitterのみんなの反応がめちゃくちゃ良いということ。

それはもしかしたら巻末に「ぜひ感想を呟いてください!」と投げかけたのも効いているのかもしれないけの、一番は本を手にくださった方々がやさしいからである。

本をゲットしたら「ゲットしたよ!」、本を読んだら「感想書いたよ!」、そして書くことを始めたら「書いたよ!」とそれぞれ3回も報告してくれるのだから、これほど嬉しいことはない。

改めて著者となり、感想を呟いてくれる人のありがたさをひしひしと感じていたりする。

書籍のなかでは「アウトプットまでがインプット」として、書きたいことがないのなら、まずは読んだ本や観た映画の感想を書いてみよう、と提案した。

これはどちらかというと、学んだことを忘れないうちに書いておくことで理解度が高まる、という文脈での提案だった。

わたしもいつもそう思っていたからこそ、進んで本の感想を書いていた。

でも、著者になってみると、誰かからの感想がこんなにも救いになることに気づく。

著者はつねに不安だ。

自分にとっては「当たり前のこと」を書いた書籍が、果たしてちゃんと人に響くのか。手に取ってもらえるのか。とても心細い。

しかも、自分ひとりならまだしも、編集者さんとデザイナーさんと、印刷会社さんと…とにかくいろんな人と作った本だから、勝手に責任を感じてしまう。

そんなときに、嬉しい感想をひとつでも目にできたなら、「あぁ、よかった!」と肩の力が抜けるのだ。

レビューや感想が持つ力は偉大だ。ひとたび読めば、たちまち元気になる。単純だけど本当にそうだ。

これまで、本や映画、アニメなど、本当にたくさんのレビューをしてきたと思う。わたしは自分のために、あるいは「誰かに布教したい」というヲタク心から。

そして、友人が出したプロダクトやサービスも、いつも勝手に宣伝してた。特に何の気もなしに。

でも、それが知らないうちにいろんな人の救いとなっていて、「作ってよかったな…」と顔を綻ばせるひとつのきっかけになれていた。

感想を頭に浮かべるだけじゃなく、ちゃんと言葉にして届けるだけで、地球のどこかで誰かがハッピーになる。なんてコスパがいいんだろう!!

いつも深く考えずにやってきた癖だけど、誰かの作ったものに触れるときは、ちゃんと言葉にして届けることをずっとやっていきたいなと思う。

処女作『書く習慣』発売中です。

誰でもなんでもネットで自由に自分の思いを吐露できる時代。

「なにを書いたらいいのかわからない」「人に見せるのが怖い」という人に向けて、「書くことが好きになる」本を書きました。

書くことへのハードルをうんと下げて、皆さんの一歩を後押しします。

ぜひお手に取っていただけたら嬉しいです!


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