ADHDをマシにしよう。個人的に効いた3つの「行動療法」
こんな質問をいただきました!
わたしもADHDについてよく調べるのですが、個体差があったり、他の病気と併発することが多かったりと、「ADHDってすごく難しいんだな…」と感じています。何なら最近睡眠障害も併発してるもん、わたし。
で、わたしの実体験からお話をすると、わたしが最初にかかった病院で放たれた衝撃的な一言が、「ADHDは治りません!」だったのです。
「これ以上迷惑をかけるのが嫌だから、薬を処方してほしい」と言ったわたしに対して、「遅刻をしたくないのなら1時間前に現地に行く、1時間前でも遅刻するのなら2時間前に行きなさい」と言われて、「それができたら苦労しないわ!」と小さく毒づいたのを覚えています。いいからはよ薬を処方しろと。
でも、今思えばこれが抜本的な解決だったんですよね。
薬はあくまで対処療法ではなくて、自分の置かれている「環境」と自分が日々行なっている「行動」を変えない限り、ADHDのマイナスな側面ばかりが浮き彫りになって一生苦しみつづける。
だから、先生がしてあげられることは「行動療法」を教えてあげることだけだと言っていました。もちろん薬を処方することはできるけど、それを一生飲みつづけるわけにもいかないでしょうって。
当時は「勇気を出して病院に行ったけど、あんまり意味がなかったな」と不貞腐れていたのですが、調べてみるとどこの病院も似通ったりだったので、一周まわって「よし、諦めよう」と吹っ切れるきっかけにもなりました。
そこからは、自分で試行錯誤しながら「ADHDをマシにする」方法を模索。診断を受けてから3年ほどが経ちますが、当時に比べるとかなりマシになってきているんじゃないかと思っています。
なので、私から「病院選びのコツ」をお話しすることはできないのですが、個人的に合っていた「行動療法」についてシェアさせていただきます。
大きく変えたのはこの3つ!
1.デジタルデバイスを生活に取り入れた
まず、文明の利器に頼りまくりました。
『ルーチンタイマー』という全国のADHD御用達のアプリを筆頭に、さまざまなデジタルデバイスを使っています。
1番使い倒してるのはGoogle MapとGoogle Calenderですね。わたしは逆算するのが苦手なので、「乗換案内」アプリで「駅」から「駅」で調べるのではなく、「現在地」から「行き先の住所」で調べるようにしています。
そうすると、何時に家を出たらいいのかがハッキリわかるので大変重宝しています。前日のうちに調べておくと、Google Calenderにそのまま乗り換えルートを入れることができるのも便利。
Google Calenderには、すべての予定とタスクを入れて一元管理。「当日朝」「1時間前」「5分前」「1分前」に通知が来るようにしています。やりすぎなぐらいでいいのよ…。
MTGなどの第三者との予定に加え、やるべきタスクや、やったことまで色分けして入れています。このあたり、こだわりの強さが見えますね(笑)。
あとはまだできていないけど、お部屋のスマートホーム化もやりたい。
以前は起床時間とともにカーテンが自動で開くように設定していたのですが、引越したらカーテンに機械が取り付けられなくなってしまったので、究極的には思考停止で身支度が終わるようにしたいな!
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