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【応援される発信】フォロワーさんが10000人になるまでの軌跡を辿ってみた

Twitterをはじめて早3年。ついにフォロワーさんが10000人となりました。

「フォロワーたくさんいてすごいですね! どうやって増やしたんですか?」と、最近初めて出会った人から言われることが多いですが、そのたびに「いやいや、わたしはコツコツ型なので地味ですよ〜」と返してきました。

だって本当に地味なんです。しかも、「3ヶ月で10000フォロワー!」なら箔が付くかもしれないけど、「3年で10000フォロワーさん」なので、かなり丁寧に順当な道のりを歩んできたと感じています。

でも、わたしも発信をはじめたころは、「10000フォロワーさんなんて現実的に可能なんだろうか」と上を見上げながらボヤいていました。

なので、今回はわたしが発信を始めてから10000人の方にフォローしてもらうに至るまでの軌跡を辿ってみたいと思います。

最初に言っておきますが、効率はあまりよくないと思います。数だけを求めるなら、きっと他の人を参考にしたほうがずっといい。

その代わり、本当に自分のことを応援してくれる人にだけフォローされるような方法なんじゃないかと思っています。

フェーズ①〜200人(2018年6月):「誰かを幸せにできるか」を意識する

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わたしがTwitterをはじめたきっかけは、「ライターの仕事を始めたから」というのが大きいです。

わたしが所属していた新R25編集部では、編集部員がTwitterで積極的に発信をするのを強く推奨していました。記事を届けるためには、とにかく波に乗せることが大切だから。

「新R25の記事をたくさんの人に届けたい」
「自分が書いた記事をたくさんの人に読んでほしい」

そんな思いで始めたのは良いものの、当時のわたしは駆け出しライター。大して強みもなければ、発信したいこともない。

ただ、「永遠の17歳」という強い信念だけはいっちょ前に持っていたので、それを全面に押し出したうえで、「駆け出しライターとして日々学んだこと」「永遠の17歳でいるとどんなことが起こるのか」を発信するようにしていました。

たとえば…

とかね。「永遠の17歳」とか意味わからんけど、無理矢理コンテンツにしようと思えばできるものです。それにしても当時のわたしのガッツは褒め称えてあげたい…(笑)。

とはいえ、「駆け出しライターの知見」は駆け出しライターにとっては学びになりますし、「永遠の17歳のマインド」は年齢にとらわれている人にとっては勇気になります。

大切なのは、「誰かを幸せにできる発信」であるかどうか。

まとめると、徹底するようにしていたのは下記でした!

①フォロー数がフォロワー数を上回らないようにする
②固定ツイートにはプロフィール記事をリンク
③自分の書いた記事に言及されたらお礼リプをする
④最低でも朝・昼・晩の3回はツイートをする
⑤同業者・似ている人をフォローして絡みにいく
⑥ちょっとでも有益そうなライターTipsをツイート
⑦セミナーなどに参加してまとめツイ・グラレコをする

初期の段階から、「フォロワーさんは数字ではなく、生身の人間である」という意識が強かったので、積極的にコミュニケーションを取りにいくようにしていましたね。

コメントを残したり、引用リツイートで拡散のお手伝いをしたり。それもまた、「誰かを幸せにする」ことだと信じて。

フェーズ②〜1000人(2018年9月):1日20〜30ツイートして認知してもらう

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「まずは1000人いけば上位数%になれる」という言い伝え(?)があったので、そこに到達するまでは本気でやってみようと思い、1日20〜30ツイートするように。

とはいえ、やはり自分自身には大した「強み」がないので、自分の要素を洗い出して掛け合わせるというのをやっていました。強みがないなら、「ライターをやりながら声優を目指す」過程を見せていけたらと思って。

フェーズ①と比べてみるとわかると思うのですが、プロフィールがガラリと変わっていますよね。これも試行錯誤のひとつです。

①プロフィールを定期的に見直す
②カメラマンにアイコンを撮影してもらう・ヘッダーを作り込む
③実績や権威性を示す
④強み・特技を掛け合わせる
⑤1日20〜30ツイートを目指して呟く

このあたりからポツポツnoteを書き始めるように。自分の想いを残しておきたくて、ただの日記のような感覚で書いていました。

フェーズ③〜3000人(2018年10月):noteを併用しながら考えを呟く

そして、1000人になったタイミングで出したのがこちらのnoteです。

「Twitter運用法」なんていろんな人が出しているので、「わたしが書いたところで意味あるんかな?」なんて思っていましたが、「つべこべ言わずとりあえず出す」というモットーに従って投下。

結果として、たくさんの人に読まれる記事となりました。

時を同じくして、ポツポツ書いていたnoteも注目されるように。「何でもいいからnoteにまとめておくと、いつか読まれる日が来るんだなぁ」と実感した出来事です。

ちなみにnoteの運用方法はこんな感じ。

そうして3日間くらいでフォロワーが+1000人ぐらい増えたので、このあたりはまったく参考にならなくて恐縮ですが、当時も「駆け出しライター」であることに何も変わりはなかったので、「なんか良さそうな感じ」にプロフィールを整えつつ、noteとTwitterで発信を継続していました。

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冷静に「プロ17歳クリエイター」ってめちゃくちゃな肩書きなんだけど、それでも胸を張って公言したのがよかったんだと思います。信念だって立派な肩書き。

当時は「できることが多すぎる」というのをウリにしていろんなお仕事を受注するようにしていましたね。

当初目標にしていた「自分が書いた記事をたくさんの人に読んでもらいたい」というのも叶いました。

適切にTwitterを使っていれば、意外とフォロワー1000人で目的が達成できることって多いと思います。フォロワーさんは数がすべてじゃないから。

フェーズ④〜5000人(2019年3月):「有益」で釣って「人」で落とす

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プロフィールを精査しつつも、発信内容は基本的には「ライターのこと」「声優のこと」「17歳のこと」という感じで、あとは自撮りをあげたり、日常的なぼやきを入れたり、好き放題やっていました。

わたしは「有益で釣って人で落とす」とよく言っているのですが、どういうことかというと、「この人をフォローしていると、自分にとって何かプラスなことがありそうだ」「幸せな気持ちになれそうだ」と思ってもらうこと。

ただ、有益性だけだと「ファン」ではなくて「情報だけがほしい人」にフォローされてしまう。わたしはわたしのことが好きな人だけにフォローされたい。そのために、有益性を混ぜつつも、自分の想いや考えを大切にツイートするようにしていました。

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お写真を変えたりすることも。「やりたいこと」というのは割とコロコロ変わるので、それに合わせてプロフィールはつねに変えるようにしていました。

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特に、2019年3月にフリーランスとして独立したときは、明確に発信内容が変わったので、プロフィールも整えました。

noteでも退職のご報告を忘れずに。

フェーズ⑤〜10000人(2022年1月):目の前の仕事で結果を出す

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実は、独立してからはプロフィールも変えず、呟く内容も大きく変えていません。

わたしの理想は、多くの人にフォローしてもらうというよりも、「濃厚なファンに囲まれて好き放題呟いて毎日ハッピーならそれで良い」というところにあったので、Twitter運用に関してはもう満足しちゃったんですね。

じゃあ、ここからはどう伸ばしていったのかというと、ひとえに「目の前の仕事を頑張りつづけた」からに他ならないです。

2019年にフリーランスになってから3年の月日のあいだに、本当にたくさんの記事を書いてきました。

当たり前だけど、目の前の仕事に向き合っていないと、「この人はライターと名乗っているけど、ちゃんと記事が書けるんだろうか?」とブランディングだけが先行することになってしまいます。だから、仕事でちゃんと結果を出していくことは当たり前だけど大切なこと。

もちろん、本業の書き仕事に加えて、noteでの執筆も欠かしませんでした。

そして、コツコツ書いていたnoteから書籍の出版が決まったのもひとつの転機。

これによって本を読んでくださった方がフォローしてくれたり、出版記念イベントで知ってくださった方と繋がりができたりして、ますます世界は広がっていきました。

発信は「恋愛」と通ずるところがある

とはいえ、わたしが今も意識していることは、最初とあまり変わっていません。

自分よりもはるかにたくさんのフォロワーさんに支持されている方から「ゆぴちゃんはエンゲージメント率(反応率)が高いね」と言われたことがあります。それは、有益性だけにとらわれず、自分の想いや考えをベースとした発信をすることや、フォロワーさんを単なる数字として見ずに、コミュニケーションを取ることを意識しているからなのかも

そもそも、たくさんの人にフォローしてもらう目的って何なんでしょう?

わたしは、「記事を読んでほしい」というところから始まりましたが、そのうちに、「わたしが何をやっても、何を言っても、応援してもらえるようになりたい」という想いに変わっていきました。

いわゆる、「平和な王国」を築くということです。

発信は、「恋愛」に通ずるところがあるなと感じています。

頑張って背伸びをして、相手ウケするために着飾った状態で「好きだ!」と思われても、「こんなの、本当の自分じゃないのにな」と思ってしまい、相手も自分もハッピーじゃない状態になってしまう。

だからこそ、有益性だけに偏った発信はしないし、ぐうたらしちゃった日にはぐうたらしちゃったことも呟くし、ダメなところも全部見せちゃう。

そのうえで、「そんなあなたが好きだよ」と言ってくれる人にフォローしてもらって、仲良くしたほうが絶対に双方幸せだと思うんです。

これは、リアルでの人間関係でもオンラインでも一緒のこと。見失っちゃいけないことだと思います。

「SNS疲れ」という言葉があるけど、それは自分が普段の自分よりちょっぴり背伸びしたり、望まない発信をしていたり、あるいは他の人の「そういう」ツイートを見ることに疲れてしまうからなんじゃないかなぁ。

型にはまった発信に疲れてしまったのなら、一度自分の発信を見返してみてほしいな、と思います。

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