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「フリーランスの悩み」はめちゃくちゃ変化する。3年分のnoteをもとに分析してみた

2019年にフリーランスとして独立してから、丸3年が経ちました。

独立初期から今に至るまで、「イェーイ! フリーランス最高!」な日もあれば、「もうまぢ無理会社員になりたい」と思う日もあったのですが、いつも抱いている悩みはバラバラ。

ひとつの悩みが終わったと思ったら、なーんかまた別のことでぐるぐる悩んでいる…というのがつねでした。

「フリーランスの悩みってめちゃくちゃ変化する」んですよ!!!!!

というわけで、今回は当時のnoteとともに、「フリーランスの悩みの変化」を掘り下げてみました!

フリーランス フェーズ1:とにかくお金も仕事も心配!

・「仕事がなくなるかも」という不安がある
・保険料や税金などの額が大きくて焦る
・孤独で寂しさを感じる
・確定申告に怯える

フリーランス初期は会社員時代とのギャップに驚くことが多いです。「税金ってこんなに高いんだ!」とか、「もう気軽にタクシーに乗れないんだ!」とか、気付かないところで会社がいろいろ負担してくれていたことに気付くはず。

「経費」というのは会社員にとっては「会社が全負担してくれる」という意味の甘い言葉ですが、フリーランスはいくら経費にしたところで自分が負担することに変わりはなく、別にハッピーなことでもないという。(辛辣)

だからこそ、「いかに効率よく仕事をするか」を会社員時代よりも一層考えるようになります。

また、「独立できたけど、この先大丈夫かしら」という不安がつねに付き纏うため、仕事を断らずにパンパンに詰め込んでひとりブラック企業になりがち。

自己管理能力が試されるし、「何のために独立したんだっけ?」を何度も自分に問う期間でもあります。当時のnoteも仕事のバランスに悩んでいるものばかり!

そして、独立したてのフリーランスは孤独との戦いです。同僚が働いている時間、自分はひとりカフェで仕事をしているわけで、雑談することもなければ相談することもありません。「寂しい」という感情が芽生え始めます。

一方で、自分ひとりで責任を持って仕事をすることは大変だがやりがいを感じることでもあります。「意外と自分できるじゃん!」なんて成長を感じるタイミングもあるかもしれない。それがフリーランス初期なのです。

フリーランス フェーズ2:やりたいことがわからなくなる

・所属欲求が満たされない
・成長できていない気がする
・会社員時代の規模の仕事ができない
・やりたいことがわからなくなる

孤独を募らせた結果、「どこかに所属したい」と動きはじめるのがフェーズ2。同じフリーランス同士でチームを組んで働いたり、会社に業務委託としてジョインしたり、所属欲求を満たすような動きをします。

そして、フリーランスとしてしばらく働いてみると、「あれ、自分意外と成長していないぞ」と気付いてしまう。

フリーランスというのは基本的にその人が現段階でできる仕事しか降ってこないので、レベルアップするタイミングがないのです。

会社員と比べると、仕事に物足りなさを感じるようになるのもこのころ。

そして、業務委託をやりはじめると、「あれ、会社員とフリーランスって何が違うんだっけ?」という疑問にぶち当たるはず。

「フリーランス」とは自由なものだと思い込んでいたけれど、意外とやっていることは会社員と変わらない、という事実に気付いてしまうのです。

一方で、フリーランスとして働くことに慣れてきたころでもあり、自己発信をする余裕もちょっとずつ生まれてきます。

ただ、「何でもできる」からこそ、とりあえずで仕事を受けていると「やりたいこと」がわからなくなってくることも。

わたしはこのフェーズで稼ぎを自己投資に当てるため、声優の養成所に通ったり、Webデザインの勉強をしたり、コーチングを受けたりと、いろいろもがいていました。

フリーランス フェーズ3:フリーランスの楽さに甘える

・いきなり遊びはじめる
・「このままでもいっか」と思えてくる
・健康の大切さを再認識し、ご自愛に目覚める

すっかりフリーランスも板につき、固定案件に恵まれてくると、ちょっとずつ意識が低くなっていきます。(アカン)

お金と仕事の心配が薄れてきたので、「おや、これはちょっと遊んでいても死なないのでは?」というマインドになってきて、パーッと遊びはじめるという。

旅に出てみたり、朝から漫画を読んでみたり、まるで大学生のようなライフスタイルになってきます。

そして、初期のセルフブラックの反動からか、当時のわたしのnoteを見返してみると、毎日何もせずにダラダラとしていることがわかります。マジで何もしてない。意識が低すぎて笑うしかない。そんな時期もありました。

フリーランス フェーズ4:自分の事業がやりたくなる

・クライアントワーク以外の道を探しはじめる
・「フリーランスの未来」を考えがち
・自分の事業を作り始める

まわりのフリーランスが「ライター→編集者」「Webデザイナー→ディレクター」「動画編集者→動画講師」「カメラマン→YouTuber」とステップアップを遂げていくのを見て、「自分のフリーランスとしての未来」に悩む時期。

実際にわたしもフリーランスの先輩に話を聞いたりして、自分がやりたいことを考えました。

また、クライアントワークを受けるなかで、「自分にしかできないこと」を模索します。

初期のように「案件がもらえること」に無邪気に喜ぶのではなく、「それは自分にしかできない仕事なのか?」なんて一丁前のことを考え始めるのです。

わたしの場合、転機となったのは自分の本が出版されたことでした。

もちろん、普段記事を書くことも「自分にしかできない仕事」ではあったけれど、本を書く以上に「これは自分にしかできない仕事だ!」と感じたことはなかったのです。

その想いが忘れられなくて、今年の目標は下記のように設定しました。

これまでは自分の事業をやっているフリーランスを見て、「すごいなぁ」「やりたいことがあるっていいなぁ」「クライアントワークのほうが楽だなぁ」と思っていたのですが、大なり小なり最終的にはここに行き着くことがわかってしまいましたね。はは!

今後の動きとしては下記のようなものがあると思います。

・少しずつクライアントワークを減らしていく
・チャネルを増やして自己発信を強化していく
・コミュニティ / サービスを作る

わたしは今現在がフェーズ4なのでこの先のことは書けませんが、きっとフェーズ5というのもあるんだろうな。また動きがあったら追記します。

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