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サイコロ思考。

『真実は人の数だけあるんですよ。
でも
事実(起こったこと)は1つです。』

これはいつだか紹介しました
「ミステリと言う勿れ」 田村由美著 にある
主人公 久能整のひとこと。

この言葉から
今回はサイコロ思考について書きます。


脳の癖

人は皆、自分特有の脳の癖を持っています。

物事を考える基準として
たとえば
ポジティブorネガティブとか
主観的or客観的とか。

そこから感情が湧いてきて
自分特有の思い込みに繋がります。

起きた事柄自体は事実なのですが
その事実を見た人により
それぞれの真実(思い込み)が生まれるのです。

6人が同じものを見ても
皆それぞれの真実を持ち
最多で6つの真実が存在します。
だからこそ
同じような面からものを見ている人を見つけたら
仲間意識が湧くのでしょうね。

サイコロ思考

さて、それを踏まえた上で
サイコロ思考とは何か。

【サイコロ思考】
ひとつの出来事に対して
6つ以上のものの見方で考えること。

生きていると
何回か似たようなシチュエーションに
出会ったりしませんか?

それを見て
前回と同じような感想を持ったりして。

同じように思うということは
自分特有の固定したものの見方をしている
ということです。
同じ面からしか見ていないのですね。

ここで、「他の見方も存在する」のだと
自分に言い聞かせます。
6つも見つけられなくてよいので
ワンパターンから抜け出して
別の角度から考えてみます。

そうした結果
別の感情が湧いてきて
同じようなものを見ているはずなのに
自分の中の結論が変わってくるのです。

思考の柔軟体操

いつもの自分の見方を疑ってみることは
思考の柔軟体操となります。

いつもこのサイコロ思考をしていたら
疲れてしまったり
自分の素直な気持ちを
見失ってしまうかもしれないけれど
心の余裕がある時には
これはとてもオススメです。

なんてったって、冷静に捉えることができます。
「私はこう思って〇〇だったけれど
もしかしたら△△かもしれない」
と、思えてきて
すぐ怒ったり、すぐ悲しくなったりすることなく
視野が広がります。

大人になっても自由研究のように
ひとつのテーマを決めて
自分で予想をして
自分で結論を見つけていくことは
必要な作業だなと思っております。

正しいor正しくない などの
単純な結論では測れないものが
この世にはたくさんあるのですから
自分なりに消化する為に
偏らずに柔軟体操をしていきたいものです。

歳を重ねていけばいくほど
この柔軟性が求められますね、きっと。

素敵な歳の重ね方を目指します♪

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最後までお読みいただきありがとうございます。
ではまたね。

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