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総額100万円の体験談!留学カウンセラーの体験談・活用方法・選び方を徹底解説

こんにちは、社会人9年目でイギリスの大学院に34歳で単身留学したみりん(@milin_study)です。

→ 私の自己紹介記事はこちら

純ドメで海外経験も乏しかった私は、イギリス留学前の準備期間に、総額約100万円を投資して留学カウンセラー3社と契約、下記の大学院・奨学金団体から合格をもらいました。

・アメリカ大学院(全米トップ10)
・イギリス大学院(全英トップ10)
・アイルランド大学院(全愛トップ1)
英国外務省チーヴニング奨学金(給付型・日本から2名)
ロータリー財団グローバル奨学生(給付型)

本記事では、実際に留学エージェントや留学カウンセラーと契約した体験談、メリット・デメリット・おすすめの活用方法・選び方のコツなどに関して、自身の経験をもとに回答していきます。


留学カウンセラーとは

まずは留学カウンセラーですが、下記のように定義されています。

留学カウンセラーは、留学を希望する人に情報やノウハウを提供し、留学実現に向けて支援し、その人のキャリア設計に的確なアドバイスをする人のこと。留学アドバイザー、留学コンサルタント、留学コーディネーターとも呼ばれます。
『13歳のハローワーク』(村上龍著)では留学コーディネーターとして紹介されています。

http://www.jaoscc.jp/about

留学準備をサポートしてくれる人と理解すればいいと思います。業者によっては、現地での生活立ち上げをサポートをしてくれる業者もいるようです。

私の場合は留学を志して、合格体験記を読みながら情報収集していたときに、留学カウンセラーという言葉が頻繁にでてきたこと、そして私自身に留学経験がなく留学の知識が全く無かったので、留学カウンセラーに話を聞いてまずは情報収集をしようという軽い感じで話しを聞きに行ったところから、留学カウンセラーとのつきあいがはじまりました。

私が利用した留学カウンセラー

私自身は大学院への留学準備に2年をかけたのですが、準備期間中に下記の留学カウンセラーと契約をしました。

ここでは、TOEFL・IELTS・GMAT・GREといったテスト対策のために通った塾は、主にテスト対策のテクニックを学び、出願戦略やエッセイ対策は行わなかったので除きました。

最終的にイギリスの大学院に進学したのですが、GPAがそこそこにも関わらず、いくつかの大学院や奨学金から合格をもらうことができたのは、留学カウンセラーに助けてもらった面が大きいと感じています。

1番は、留学を考え始めてすぐに無料カウンセリングに行き、感じが悪くなかったこと、知識も豊富そうだったので、すぐに契約を結んでしまいました。1校の出願パッケージで約8万円でした。

このカウンセラーは、留学カウンセラーの定義通り、私が留学先で勉強したいことを伝えると、おおまかな準備スケジュールの提示、キャンパスビジットの注意事項の共有、ヨーロッパ圏のそれなりの大学の入学審査官の紹介・見学のアレンジ、卒業生の紹介を行ってくれました。

基本的にはメールでのやりとりだったので、あまり深い話をすることもできず、頂いたアドバイスは一般的なアドバイスに終始していた印象を受けました。

また、紹介してくれた大学はランキングもそこそこ、知名度もそれなりの大学が多かったように記憶しています。この分野のヨーロッパの大学を知りたいと問い合わせると、いくつかの学校のリストを提示してもらったり、奨学金のリストも頂きました。また、数名の入学審査官とのパイプがかなり太かったので、大学名にあまりこだわりがなければ、留学カウンセラー経由で売り込んでもらって、合格を勝ち取る方法もあると感じました。

全体的に丁寧に対応して頂き、約1.5年で36通、1ヶ月に約2通のメールをやり取りを行いました。その丁寧さには満足していますが、何よりもう少し踏み込んだアドバイスがほしかったなと思いました。値段を考えたらこんなものかなとは思いますが…。

体験2:日本在住の日本人留学カウンセラーを使った感想

2番のカウンセラーは、日本在住・日本人の留学カウンセラーです。どこかで評判が良いと聞いたので、最初のカウンセリングをしてもらったら、アドバイスも的を射ていて信頼できると思ったので、高かったのですが申し込みを行いました。当時の料金で、5回のセッションで約20万円でした(涙)

なにしろ1回(1.5時間)が約4万円なので、カウンセリングは月に1回、カウンセリング前に自分でしっかり聞きたいこと・相談したいことを整理して、カウンセリングにのぞむようにしていました。

私の担当カウンセラーは、私が希望しているキャリアやコースに深い知識とカウンセリング経験を持っていたので、将来はこういうことがしたいというと、○○大学が良いといったアドバイスをもらえましたし、さらに、こういうキャリアコースもあるよと他の選択肢を紹介してくれたことで、視野が大きく広がりました。彼のカウンセリングは、留学のためのカウンセリングというよりは、もっと長い目で見たキャリアカウンセリングに近く、会社の先輩や上司からもらうアドバイス以上に、ハッとさせられることが多く、会社員マインドで小さく縮こまっていた自分のキャリアプランを、よりグローバルな大きなものに一緒に育てていくことができました。

また、英語などの試験の点数が出なくて困っているときは、他のテストを受けてみたら、といった試験のスコアメイキングに関するアドバイス、奨学金の出願アドバイスももらうことができました。正直、日本企業の安月給で働く平社員には価格がかなり高かったのですが、いい指導を受けることができたなと思うぐらい、満足しています。

日本人カウンセラーということもあり、ここではキャリアプランの骨組みをつくりあげることに集中し、こなれた英語にする英語化のところは英語がネイティブの方にお願いすることにしました。そこで、依頼をしたのが下記で紹介する【体験3】の方です。

体験3:日本在住のアメリカ人留学カウンセラーを使った感想

キャリアプランは、前述の日本在住の日本人留学カウンセラーと大筋ができたので、あとはこなれた英語に落とし込むという作業が必要でした。基本的には、英語エッセイは自分で書いたのですが、やっぱり私の英語は日本人の英語。友人のネイティブに添削してもらったりもしたのですが、やっぱりプロに見てもらった方が良いと思い、英語ネイティブのカウンセラーを探したところ、知人からの口コミで、日本在住のアメリカ人カウンセラーに英語の推敲やインタビューレッスンを中心に指導をお願いしました。

7月〜5月までの11ヶ月間、1〜2週間に1度、彼のオフィスでセッションを受け、それ以外にも頻繁にメールでのやり取りを行い、出願スケジュールにあわせてエッセイ・推薦状の推敲・インタビューのレッスンを行ってもらいました。

価格は決して安くはなかったのですが、アメリカ人MBAホルダーとしての視点から、MBA生の生活について教えてもらったり、将来アメリカで働くことを考えているのであればMBAの学位は就職に役に立つ、この大学だったらネットワークも良いし海外就職に有利、MBAだけではなくてこの大学院の専門コースでもキャリアが拓けるといった、アメリカ人ならではの視野の広いアドバイスもしてくれました。ヨーロッパのMBAばかり見ていた私ですが、彼のアドバイスを受けて、アメリカの大学院でMaster of Engineering Management(MEM)を専攻するプランもよいのではないかと考え、いくつかの大学に出願・アメリカのトップスクールから合格をもらうこともできました。

彼のカウンセリングで良かったのは、私に寄り添った形でこなれた英語を提示してくれるエッセイのセンスはもちろんのことですが、その仕事の速さとレスポンスの良さ。限られた時間の中で次々に出願していくタイトなスケジュールの中で、彼のレスポンスと仕事の速さには本当に助けられました。いつ、返事がもらえるだろうかとストレスを感じなくてよかったのは本当に良かったです。また、急に思いがけずインタビューの予約が入ったときも、インタビューの練習につきあってくれたりといった柔軟性も本当に助かりました。

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私の留学カウンセラーの使い方

振り返ってみると、1番の一般的な留学カウンセラーはお金の無駄でした。いくつかの大学を紹介してもらったり、紹介していただいた大学に出願もしたし、丁寧なカウンセリングでしたが、もらったアドバイスも一般的なものが多く、正直あまり参考にならなかったというのが私の本音です。

ただし、2番と3番のカウンセラーは私にとっては高かったけど大いに意味がありました。私の使い方は、2番のカウンセラーで5回程度のセッションを日本語で行い、自分のキャリアプランのブレインストーミングを実施。キャリアプランの骨組みを組み立てていきました。実際に大学院に対して応募する際には、2番のカウンセラーと話し合ったことを自分で英語で書いて、3番のカウンセラーと議論して、海外の大学にもアピールできる言い方&正しい英語で推敲をお願いするという流れでカウンセラーを使い分けました。また、3番のカウンセラーには本番さながら英語インタビューの練習を行ってもらいました。

TOEFLやGMATのスコアには自信がありませんでしたが、インタビューまで呼ばれれば自分のストーリーで挽回できるという自信があったのも、2番・3番のカウンセラーとしっかりストーリーを作って、英語で話し込んだおかげだと思っています。

留学カウンセラーを利用するメリット・デメリット

実際に3社の留学カウンセラーを利用して私が感じたメリット・デメリットを紹介します。

メリット

  1. 自力調査では知りえなかった魅力的な大学を教えてもらえることができる
    私はランキングが高かったり、周りに卒業生がいた大学を中心に調べていましたが、視野が狭かったです。日本ではそこまで知名度が高くなくても世界的には有名だったり、良い大学がたくさんあります。そういった掘り出し物の大学を調べるのは自力では正直難しい。特に、私のような社会人をしながら留学準備をしていると時間も限られるし、かなり大変です。時間や情報を買うという意味で、経験豊富なカウンセラーから推薦された大学やコースは非常に魅力的で、私の実際に出願を行いました。

  2. 海外大学への出願戦略やエッセイの内容・書き方を相談できる
    日本の大学・大学院しか受験したことがなく、海外の大学院留学に必須のエッセイ執筆については全くコツを理解していませんでした。その点、過去に何人も合格者を送り込んでいるカウンセラーは的を射たコメントをしてくれたので、非常にエッセイの内容や書き方のブラッシュアップに非常に参考になりました。

  3. 奨学金の出願戦略や申請書類についても相談できる場合がある
    大学や大学院だけではなく、カウンセラーによっては過去に奨学金の合格者をだした実績がある方がいます。私も前述の2番と3番のカウンセラーの方には、奨学金の出願戦略やエッセイ内容のコメントももらえたので、非常に役に立ちました。
    留学カウンセラーから学び、実際にイギリス外務省の給付型奨学金を獲得したノウハウを紹介した記事はこちら

  4. 留学準備期間中、タスクの進捗を報告するのでペースメーカーとして利用できる
    留学の準備は、英語テストを受けたり、エッセイを書いたり、推薦書をお願いしたりと多くのタスクをこなしていく必要があります。そんなときに、一定期間ごとに声をかけてくれるカウンセラーの存在は非常に良いペースメーカーになりました。例えば、英語のテストに時間を割きすぎていたら、他の英語テストに切り替えてみたら、だったり、エッセイにも手を付けたほうがいいというアドバイスは非常に役に立ちました。

デメリット

  1. カウンセリング料がかかる
    留学カウンセラーは結構高いです。こちらのサイトによると数万円〜30万円とのことですが、私も実際にそれぐらいの価格だと感じました。ただ、カウンセラーによってはもっと高いこともありました。留学はただでさえお金がかかるのに、留学準備の段階からお金がかかるのはかなり痛手でした。

  2. カウンセラーによってはコミッションの関係で特定の国や大学を強く推薦してくる可能性がある
    私の経験では全員とは思いませんが、人によっては特定の大学を強く推薦してくるカウンセラーもいました。それなりに私の希望の進路とフィットしたところを推薦してくれるのですが、聞いたこともないような大学が出てきたりすると、なぜこの大学を推薦してくるんだろうかと思うことも。実際、カウンセラーの中には大学からコミッションを収入源としている方もいるとのことですので、推薦してもらったら自分できっちり精査することも重要だと感じました。
    ※コミッションについて知りたい方はこちらの記事がおすすめです。

個人的には、留学カウンセラーに対して、ポジティブ&ネガティブな感想を持っています。アタリのカウンセラーに関しては本当に感謝しているし、ハズレのカウンセラーに関してはお金を返して欲しい、あれぐらいなら自分でもできたと思っています。特に、アタリの方と巡り合うことができれば、カウンセリング料金以上の価値を引き出すことができました。私の場合は、キャリアプランに関する考え方も大きく学ぶことでき、留学後もその考え方が大きく人生において役立っています。

留学カウンセラーは必要なのか

留学カウンセラーをつけなくても留学は可能です。特に、大学院への留学は、スケジュール管理を自分でできて、大学の下調べ、壮大なキャリアプランも自分で創出することができて、海外大学へのエッセイの書き方をわかっているのであれば不要です。また、英語に不安があれば、エッセイの添削だけネイティブにお願いする方法もありです。

ただし、私のように純ドメで育ってきた方には、留学カウンセラーを契約することをおすすめします。海外の大学・大学院合格にはコツがありますし、傾向と対策をしっかりしないと、合格できないという可能性もあります。高いお金を払うので、しっかり元をとる気持ちで、毎回のカウンセリングに取り組めばいいと思います。

留学カウンセラーの選び方3つのコツ

失敗もした私の留学カウンセラー選びですが、私の経験からこうしたらアタリのカウンセラーを選べるのではというコツを3つ紹介します。

カウンセラーの得意領域を見極める

カウンセラーによって出願コースに対する知見の深さや得意・不得意があると思うので、今までサポートしてきた学生はどんな専攻の学生が多いのか、どんな大学への出願をサポートしてきたのかを初回のカウンセリングで聞くことをおすすめします。

また、カウンセリングのタイプも、ブレストが得意な人、エッセイが得意な人、など色々なタイプがあります。カウンセラー自身の得意な領域を見極め、うまく活用して、自分のオリジナルな留学サポートチームを作るという意識で選ぶと良いと思います。

カウンセラーの評判を調査する

評判はかなり重要です。インターネット・知人など、色々な人に聞いて、評判が高い人を見つけるのが重要です。私は、私費での留学を計画していたため、留学経験がある会社の先輩に聞くことは難しかったので、TOEFLやGMATの塾で知り合った受験生仲間に聞いて評判が高いカウンセラーにコンタクト・見学をして自分の需要としっくりくるところを探しました。私が契約した2番と3番のカウンセラーはどちらも口コミで評判が高かったところです。

カウンセリング価格を精査する

留学カウンセラーは価格が高いし、人によって価格もかなり違います。価格は重要な指標にはなるものの、決め手にはならないとは思いました。安くても活用できないと、全くの無駄金になってしまうので。

価格は交渉できることもあるので、「ダメ元」の精神で、自分が不要なサービスを除いてもらって安くならないかといった交渉をすると良いと思います。私は、履歴書はほぼ完成していたので履歴書のチェックは不要だから安くしてほしい、出願はこんなにしないから安くしてほしい、エッセイはほぼ完成していて推敲だけだから安くしてほしい、といった具合に、価格を少しカスタマイズしてもらいました。個人でやっているところであれば、多少の融通はきかせてくれると思います。

大学と強いコネを持つエージェントを選ぶべし、といったアドバイスも見かけますが、ランキングが総じて高い大学は、普通に出願して審査を通過する必要があるので、コネはあまり関係ないと感じました。大学の見学のアレンジなどは多少やりやすいかもしれませんが、エージェントを通さなくても、卒業生や在校生、あるいはアドミ事務所を通じて見学をアレンジすることが可能です。

まとめ

私の経験から、留学カウンセラーについて思うところをまとめました。

留学カウンセラーは高いですが、情報がたくさん得られる、出願戦略のアドバイスをもらえるなどメリットもあります。私自身は、留学カウンセラーにアタリ・ハズレはあったものの、アタリのカウンセラーは本当に契約してよかった、考え方などを学ぶことができたので貴重な財産になったと思っています。


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